アメリカを代表するファストフードチェーン、バーガーキング(Burger King)。米国に行ったらよく見かける大手レストランの一つです。
アプリやホームページの実際の使用感と美味しいオススメ商品、企業について、また米国にすまないと見えてこないファストフードチェーン店の社会への貢献や存在感など詳しくまとめています。
アメリカのバーガーキング!アプリ・オススメメニュー・返金依頼の方法等解説
こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
アメリカの国民食と言えば、バーガーやピザ、ホットドッグなどに代表されるファストフードも多く含まれます。
多くの方がアメリカの大手ファストフードチェーン店と聞いて思い浮かべるのはやはりマクドナルド、その次にバーガーキング、さらにお詳しい方はウェンディーズなどが続くのではないでしょうか。
マクドナルド、バーガーキングのアプリは共にとても優れているのですが、バーガーキングの方が総じてユーザーのためを思いやった機能が成熟していて、進化している点がいくつかあります。この記事ではバーガーキングのアプリの使いやすさと機能始め、美味しいメニューや今熱い新製品、オススメの商品なども紹介します。
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バーガーキング (Burger KIng) とはなんだろな
バーガーキングが創業したのは1953年、フロリダ州のジャクソンビルという街。
創立者はKeith J. Kramer と Matthew Burnsです。創業から1年間はInsta-Burger Kingという名前で営業していたそう。
現在ではアメリカ全土に18,625店舗出店しており(2020年)、ハンバーガーなどファストフードを販売しています。ワッパー(Whopper)という名前のついた大変大きなハンバーガーが有名な商品です。
年間の売り上げは 約10ビリオンドル(10億ドル 約1100億円)と言われており、アメリカのファストフードを代表する企業となっています。西アジアの一部とほとんどのアフリカを除いて大体の国に出店している感じです。形態はほとんどがフランチャイズ形式、ごく稀に個人運営もあります。
バーガーキング アメリカではおなじみのバーガーチェーン
バーガーキングはファストフード店なので、アメリカに暮らすと、かなり色々なところに出店しているのを見かけます。
住宅地に近い主要道路沿い、住宅地に近いショッピングセンターのロット内、高速道路のサービスエリアの建物内、高速道路のレストランやモーテル案内の看板での案内、大学キャンパス内のフードコート、さらに都市部ではランチタイムに利用しやすいビジネス街の中、観光客が生きやすい目抜き通りなど、実に色々なところに出店していて、メジャーなファストフードチェーンであることを感じます。
ファストフードチェーンの出店場所について 米国に住まないと見えてこないこと
アメリカは日本と社会のあり方が異なる側面を持っているので、大企業の出店というのはおそらく日本とは随分違う戦略をとっているのではと感じています。
というのも、以前こちらの記事でも触れましたが アメリカの社会とファストフード店 安全な店舗の見分け方 ちょっと通りを隔てただけでいきなり治安が悪くなったり、良くなったりすることも珍しくありません。
また、客層の研究も、その地域の生活レベル・平均世帯収入や地価の他にも学区のレベル、人種やそのコミュニティの文化というのも大きく影響しています。
アンチファストフードが結構存在するアメリカ
また、バーガーキング始めファストフード店の多くの場合、豊かで安全な地域でも、「アンチファストフード」が一定数存在し、景観や街のイメージのために出店をさせてもらえないケースも多々あるそうです。
これはアメリカでは地域の雰囲気の直結した要素です。そのため、一見出店すれば多くの人に利用されそうな場所でも、ファストフードを食べない層がとても多い地域や、交通量が多くても止まらず素通りする地域(とみなされている)所への出店は極度に少ない印象を受けます。
アンチファストフードというのが結構根強く、意外といることは、アメリカに住んでみてから良くわかりました。どんなものにもアンチはいますが、「ファストフードの安全性を危険視する」「ファストフードチェーンの商売形態を毛嫌いする」「子供に食べさせたくない」意見を持っている方が一定数います。
嫌なら利用しなければいいだけだけど、嫌悪、毛嫌いという扱いはどうなのかなと私は個人的に思いますね。(私の夫とその実家がそっち系統です。夫らの言い分を聞いていると、社会の勉強にムラがあり、ちょっと神話に取り憑かれている印象があります。本当に健康を懸念して自分の意見で食べない選択をしているのであれば、企業を毛嫌いせず、ファストフード自体を食べないと思うのだけど、夫は手作りバーガーやポテト、ピザは大好き。出されたら美味しそうに食べる←)
バーガーキングのオススメ商品とは
バーガーキングのオススメ商品はいろいろあります。
Whopper (ワッパー)
まずは何と言っても名物のワッパーでしょう。特大のバーガーで、バーガーキングの店舗には Home of The Whopper と掲げられており、バーガーキングといったらこれ、という位置付け。
大きなバンズに大きなビーフパティ、トマト、オニオン、レタス、マヨネーズ、ピクルスなどが入っています。オプションでチーズ、ベーコンなどが有料で追加できます。パティも増量することができる。
バーガーキングなど、大抵のバーガーチェーンでは、ケチャップ増量とか、ピクルス増量、タマネギ入れるな、肉増やせ、などアプリや口頭でお願いすることができる。チーズやお肉の増量は追加料金。ピクルスやケチャップの増減はだいたい無料である。
また、最近ではインポッシブルバーガーと言われるベジタリアンバーガーのパティに変更することも可能で、とても人気があり、定着してきている様子。
バーガーキングのビーフパティは Framed Grill (直火グリル)で焼かれるのが特徴で、店舗の中で購入する際に実際にゴーッと燃え上がる炎を拝める場合もあります。そのため、グリルの焦げ目がとても香ばしく美味しいです。これはマクドナルドの鉄板で焼くパティとは随分違う味。とても美味しい。
Bacon King(ベーコンキング)
2016年にデビューした比較的新しいメニューだが、ワッパーのベーコンチーズ版。
しかもお肉が2枚である。ベーコンがたくさん挟まれており、ワッパーのようにレタス、玉ねぎ、トマトがないためガツンとくる重さ・インパクトがすごい。
ワッパーサイズは、半分食べるとかなりお腹がいっぱいになる。1個食べられるようになったら一人前のアメリカン胃袋。
Whopper Jr. ワッパージュニア
ワッパーの通常のバーガーの大きさの商品。トマト、レタス、オニオン、ピクルスと直火焼きのお肉がしっかり挟まっている、小さいが食べ応えがある。
Cheese Burger チーズバーガー
こちらも通常サイズだが、後述するアプリで平日注文すると単品$1の時があるので、大量に買いたい時などとてもおすすめ。
Ch’king チキング
2021年6月3日に登場したことになっている以前からあるクリスピーチキンサンドを改名しただけの「新メニュー」。新メニュー扱いとなったのは、話題作り&キャンペーンのためであると私は感じている。
アメリカ中で各所ファストフードチェーンがこぞって出品している大ブームのクリスピーチキンサンドイッチのバーガーキング版なのだが、実は以前から全く同じメニューは「手で衣をつけたチキンフライサンドイッチ」というネーミングで存在していた。
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↑今となっては消えたネーミングなので貴重な画像ですぞ。
しかし、以前はマーケティング・広告が行き渡っていなかったようで、注文するも、店員さえもその存在を熟知していない様子がうかがえた。私が2021年3月より何度も通ってこの過去のクリスピーチキンサンドイッチを注文するも、正しいものを作って渡してくれる店員は、新メニューとして登場した6月まで現れなかった。
このクリスピーサンドイッチ(単品$5−6前後)の他に、大変紛らわしいチキンサンドイッチがあるのだけど、それは巨大なチキンナゲットのようなお肉で、いわゆる今ブームのクリスピーチキンサンドの「一枚の鶏胸肉のフライ」ではない。価格も$1前後ととても安い。
私の場合、単品に$6払っているのに$1の商品と3回も間違えられて、その都度アプリを通して後日返金してもらった。度重なるミスに王家は返金の他に$5のギフト券もつけてくれるなど、大変な厚遇であった。
パンケーキ
バーガーキングの朝ごはんメニューは朝6時から開始、10時半までやっている。マクドナルドは午前11時にならないと通常メニューが出現しない店舗が多い。
パンケーキはとてもふわふわしていて美味しいのだが、朝メニューとしてクロワッサンサンドイッチ、ブリトーなどがある。どれも目が離せない。
バーガーキングのアプリはとても優れている
米国ではこの5年でかなりアプリが発達し、注文・支払い・デリバリー・カスタマーサービス・ポイント制がスマホ一つで完結する企業が増えました。
ライバルマクドナルドよりもアプリが優れており、UI面でとても成功しています。
バーガーキングはホームページからでも、アプリからでもログインして注文でき、配達(有料。時々無料デリバリーのキャンペーンもしていることがある。)かドライブスルーか店舗内でピックアップでき、とてもわかりやすい。
特筆したいのは、バーガーキングのポイント・リワード制導入はマクドナルドよりもかなり前からで2021年の2月付近から開始している。マクドナルドはその後に続いて開始し、2021年7月開始である。リワードを貯めると、リワード額に応じて様々な無料メニューと交換することができる。バーガーやドリンク、サイドなど、また足を運びたくなる商品がてんこ盛りである。
バーガーキングを利用するならば、店頭注文でも、店内ピックアップでも、ドライブスルー受け取りでも、デリバリーでも、アプリを必ず利用するべきである。
バーガーキングのアプリを使おう 特徴と利点
- アプリはアプリストアから入手でき、無料。
- フェイスブックやグーグルなどからもログインすることができる。
- 支払い方法はApple Payやクレジットカードに対応している。一回登録するだけである。
- アカウントにリワードがたまる。
- スマホがない人はパソコンから、ホームページ経由でもできる。
そして、先ほどから書いていた返金や苦情、その他メッセージもアプリから送ることができる。この機能は、マクドナルドのアプリには2021年8月現在ない。
商品のミスが多いことで有名な(アメリカの)ファストフードチェーンにこのような機能はあって当たり前だと思うのだが、マクドナルドは苦情受付体制が整っていないのだと思う。
バーガーキングは王宮の気配りとして、アマゾン並みの即日ー1日後の返金対応であった。
アプリを使うと割引が受けられる
バーガーキングのアプリではかなりの割引を実施していることがある。平日ほど安い傾向がある(店舗や州によって違うと思う)。
マクドナルドはほぼ廃止してしまったようだが、バーガーキングは紙のクーポンも時々配布している。月1で郵送されてくる地元のクーポン雑誌か近隣商店の土日の広告の束に入っていることが多い。
紙のクーポンもかなりの割引商品があるのだが、アプリはさらに割引率が高い。
バーガーキングのカスタマーサービス
注文したものが受け取れなかった、足りなかったなどのトラブルはアプリやホームページから簡単にできる。マクドナルドはお客様ーセンターがほぼ機能していない。意図的にこちらの泣き寝入りを促しているような印象・レベルでお客様センターの連絡先が見つかりづらい設計となっている。
しかし、バーガーキングは開かれた王国であるため、アプリからだと自分のアカウントの画面 Contact UsとかFAQがあり、対処法の検索や、ご意見・苦情を送信できるようになっている。
私はクリスピーチキンバーガーを頼むも受け取れなかったことが続いたので、その都度連絡をしたらいずれも24時間以内に返金とメールの連絡をいただいた。
時にはお詫びの$5相当のギフトポイントをいただけたこともあった。
根気よくチキンバーガーを食べられるまで通えたのも、このカスタマーサービスのおかげである。
しかも、3回とも同じ名前の方が担当してくれた。
バーガーキングの激安の謎のレシートを公開
私の自己満足でとても安かった時のバーキンのレシートを保存しておいたので、ぜひよーく見て欲しい。
何故こうなったのか良く覚えていないが、これだけ買ってこれしか支払わないですんだことがある。良くわからない。こういう時はひたすら、潰れないでくれと祈るしかない。
また、この価格の成り行きから分かるように、この安さ、経済的な安心感から所得の低い人ほどファストフードばかり食べてしまい、肥満になってしまうアメリカの社会問題というのもありありと垣間見れる。
色々納得してしまうんだ。
ファストフードは害なのか、一概に言えない複雑な文化がある
スーパーで買い物をして同じものを自分で作ろうとすればまず材料費でこのように安く行かないし、調味料から飲み物の氷、実際にポテトを油で揚げるなど、細々としたことがなかなかお金、そして何より手間と時間がかかる。
さらに、外出中に気楽に買えることも大きな長所である。忙しい時や、安くお昼やドライブ中の軽食・ランチなどを済ませようとすると、こういった選択肢ばかりになってしまう。
先述したファストフードチェーンの出店の場所についてだが、彼らはあえて治安の悪いところにも出店する場合がある。ホームレスや貧困層に非公式で無料で食事を配ることもある。大企業であるからこそできる社会還元の仕方もしている場合がある。
私はNYCやロサンゼルスのハリウッドなどの観光客は日中多いが実は地元民にとってはかなりの問題をはらんでいる地域のごく狭い一角にある店舗で、このような奉仕目的でのお店を目撃したことがある。こういう情報は米国に住んでいたとしても全ての人が目にしたり聞いたりするものではない。夫一家のようなうわべの印象で行っているアンチは、ぜひここの部分も参考にして欲しいものだ。
バーガーチェーン一つで、アメリカのキャピタリズムや食文化、貧富の差、人々の暮らしや一生の生き様、社会問題に想いを馳せることができる。なんというアメリカ文化の縮図であろうか。
さて、さらにバーガーキングの謎のお得セットを紹介する(過去のものです)
平日はこういう良くわからないびっくりどっきりセールをやっている時が多いので目が離せない。
こういう商品をアプリで目撃した際、ぜひ思い起こして欲しい。
「この価格設定は一体誰のためにあるのか。」
私は日本に住んでいた時には全然こういうことに意識を向けたことがなかった。アメリカで住んでいると否応無しに暗黙の、そして当たり前の貧富の差での棲み分けや壁というものを体験する。
物価とは何か。うーん、うーん。
こっちもすごいの。
ナゲット40個、壮観である。
ナゲットが笑点の座布団である。
こんな調子じゃパーティーするしかない。
逆に週末は、こういうセールはなく、感覚的に適正な価格で売られている商品が多い。儲けどきには儲けて、平日は還元できるところで還元する。大手のやり方なんだな。個人商店ではこういうことはなかなかできないと思う。数字の大きさ=強さ=アメリカの大企業は露骨に・純粋にそれを追求する。
商売ってなんだろう。色々考えさせられる。
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まとめ
バーガーチェーン一つを取ってもそこにアメリカの光と闇や、企業の骨太さ、社会や地域の文化や問題を感じることができます。
米国に住んで少し身近なことに目を向けて、色々注意すると、アメリカってとっても面白い。
なんだろなアメリカでは興味深いアメリカを切り口に、これからも記事を掲載していきたいと思っております。お読みいただきありがとうございました。