アメリカ歯科治療体験記シリーズ4 ヤブにも医療保険会社にも要注意

お医者さんの良し悪し以前に、どうやってアメリカでは歯科の初診の予約をするのかの体験談を2回に分けてします。

今回はNJに越して来てからの歯医者さん1軒目(ヤブ。前回までの3つのエピソードのヤブとどうやって遭遇してしまったのかを重点的に)の初診の予約の取り方をお話しします。

アメリカ歯科治療体験記シリーズ4 初診の予約の取り方体験談 ヤブ編

はい、こんにちはー!キョウコ @NandaroAmericaです。

この歯科シリーズは今回で4話目です。前回までの3回は「いかに歯医者でひどい思いをしたか」と、「アメリカの医療保険制度が不透明すぎる」の不満と怒りをを卒業論文の半分くらいの文字数でぶちまけたのですが、みなさま歯、磨いてますか。ちゃんと磨きましょうね。

トラウマ殿堂入りの出来事だったので、特に前回(エピソード3)は荒ぶってしまいましたが、今回も相変わらずヤブの話ですアメリカ歯科治療体験記シリーズ3 トラウマ殿堂入り娘の虫歯治療

愚痴なのか啓蒙なのかと聞かれれば、前者ですが、これ以上日本からわざわざ米国に移住してまでひどい歯科医と遭遇する人が増えませんように、祈りを込めて(笑い)書きますのでお付き合いください。



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歯科検診にはアメリカでもきちんと行きましょう!

歯は虫歯が進行したら勝手に治りません!(知ってるよ!)

こまめな歯科検診は必ずしたく、嫌でも歯医者には行かなきゃあかん!と思っている側からすると、日本と違って、米国での医療保険の難解さ、電話、英語など、高ハードル三重苦だと遠のいてしまいそうになります。

それでもやっぱり行かねばいけません!

ということで、今回はヤブに当たってしまった際のヤブな対応をご紹介。もし電話をかけてみた先がこんなところだったら、やめておきましょう。

このシリーズ、次回は別の歯医者を見つけて虫歯を治療してきた話をする予定です!面倒でも、納得の行くところを探しましょう!




皆さんのデンタルインシュランスプランはどうですか

うちの医療保険は旦那の職場で加入しているものですが、金額的に中の中といった感じのプランです。HMOとかいったかな。プレミアムじゃないです。

デンタルはかなり選べる歯医者に制約があり、近所で歯医者はたくさん見かけるものの、保険会社が指定しているわずか20人の中から選ばなくてはならないという感じです。皆さんのはどんな感じでしょうか。

年に4回のクリーニングと2回の検診が自腹額なしで受けられる

歯科検診は我が家の加入する医療保険のプランでは年に4回のクリーニングと2回の歯科検診を受けることができます。

4回もクリーニングが受けられるの?じゃあ3ヶ月おきに行って、綺麗にして虫歯予防もバッチリじゃないの。歯石が溜まる隙もないわ。1年に1回は検診もあるからレントゲンも撮って、早期発見、最高!無敵!

ところがどっこい、ヤブではこの年4回の予約がまず無理でした。何故なら予約に4ヶ月かかるから。(前回までの記事参照)

初診はさらに予約の時間がかかる

何故我々は恐怖のヤブ歯科に遭遇してしまったのか。恐ろしい、恐ろしいねー。

2017年2月、ニュージャージーに引っ越してきてから約半年後、旦那がまずこの歯医者さんにかかりました。

ということで、引っ越してきてすぐに(8月)歯医者の最初の予約を取ったのですが、実際に(旦那が)受けられたのは2月。「初診」になんと6ヶ月もかかっているわけです。




やっぱり低評価は気をつけるべき

娘はまだその時点で2歳だったのでPediatric Dentist がいる歯医者を選ぶ必要がありました。小児歯科医が常駐する歯医者というのが、保険会社のリストの中で一件しかない。厳しい。選択肢がこれしかない。

その一件の評価をGoogleマップでみるも、星が2つ(5点満点中)しかありません。これはなんだなんだ。親からしたら不安しかありません。たまたま何かあって極少数の患者が超絶ネガティブ評価ばかりしているのか、逆に大多数が不満を持っているのか。

選択肢が他にないので背筋が凍ります。

読み進めると、かなりのレビュー数が低評価。多くの人が低評価をしている。これはヤブだ、ヤブである。すごい嫌なものを見てしまった。

選択の余地なしなのでとりあえず電話

「じゃあ、そこに行くなよ!」と今になっては思いますが、とりあえず娘を含んで家族でかかれる歯医者が他に選択肢がない。まあ、思考停止に陥った頭と、保険会社の適当なリストづくりのおかげでチョイスのなさの八方塞がり状態です。

ちなみに保険会社はシグナです。ろくなもんじゃねえ。

選択肢のなさと、この医院がいかにひどかったかは後日シグナには報告しました。

とりあえず、それでも、「この国でデンタル保険に加入できているありがたさ」という一種の麻痺した宗教心に従って家族揃って三人分の予約をしようと、電話しました。




予約が半年後!

電話したところ、新患受付はしているとのこと。(まずそこから)親子三人揃っての受診をしたい旨告げたら、保険会社に確認するから折り返しまたかけます、とのことでした。

そうです。医院のほうが保険会社に「本当にこういう人が保険に加入しているのか」、「プランはなんなのか」の確認があります。数日後、保険の確認が取れましたということで、三人一緒で受けられる日はありますかと聞くと「2月ですね」とのこと。

「はっ、今8月ですよ?」と私は一瞬無言になってしまいました。

「それって、3人一緒だからですか?やっぱりバラバラでもいいので早めに受けられませんか?」と一応聞くも、三人でも一人でも2月なんだそうです。

うちの入っているプランはプレミアムではないにしろ、6ヶ月はかかりすぎです。

で、その2月は私と娘は母を訪ねて日本に行っている時期(予定)だったので、とりあえず旦那の予約だけをしました。そこで日本から帰って来ている3月、4月の予約はできないかと聞くも、「先すぎてわからない」とのこと。

はい?2月の予約は取れて、3、4月は先すぎてわからない?

6ヶ月も7ヶ月も8ヶ月も全部先すぎるやないかーい!




旦那に実験台になってもらう

時は流れて2月。半年経ちました。旦那一人で挑戦です。結果は虫歯なし。検診内容も、レントゲンを撮って、説明があって、問題はなかった、のこと。

旦那の感触から、私は安心しました。(が、後から間違いだと気付くんだけど)

はい、旦那の受診が終わった時、改めて彼は我々二人分の予約をとってくれました。で、また初診ですから、7月(私)と8月(娘)、5ヶ月、6ヶ月先の予約となりました。

ナンジャコリャー!なんですが、この6ヶ月の壁を超えずには行けないようなので、予約しました。おかしい。ほんとにおかしい。

2016年7月にニュージャージーに越してきて、すぐ手配しようとして諦めて、2017年2月に再度予約して、「はい、8月ね」って、もうすでにそのころ1年経つわけですよ。

保険会社のリストが充実していないがために医療を受けられない。

一年分の歯科保険代を返して欲しい。

そして7月、8月に我々は検診に行きましたが、レントゲン、診察の結果、親子共々虫歯なし、その他問題なし、で帰ってきました。まあ、良かったよね。毎日これだけ歯医者に行けない恐怖におののいて、歯を磨きまくって1年だから虫歯もできようがないよね。(と思い込んでました)




ヤブ医者に引っかからないために見極めよう!よくない印象リスト

このヤブ歯医者に実際に行ってみて感じた特徴的なことを記しておきます。

  • 予約の確認の前日の電話なし (6ヶ月経った挙句忘れてたらアウト)
  • ものすごい混み方(待合室に30人くらい着席&5、6人立っている)
  • 人種に偏りあり。ヒスパニックの方が9割。白人はゼロ。アジア人は私のみ。
  • 受付、医師ともにぶっきらぼうな印象。(少なくともフレンドリーではない。)
  • 歯科医は4、5人くらい。
  • 小児歯科医が多分この施設の中に一人(なので小さな子連れはここに来るため混んでいる)
  • 予約時間を1時間過ぎても待つ。子連れにはきつい。
  • 診察が終わって次回の検診の予約を勧められるので並んでいたが、忙しくてできないから電話でしてくれと言われる(電話だと繋がらないとかがあるから嫌でも並んだ)。次回は半年後ということでした。(3月)

結構な印象でしたね。




ヤブとしての本領発揮 虫歯があるのに見落とす、または黙っている

検診のレントゲンで虫歯を見つけるのは100%完璧に見つかるわけではないことはわかっているつもりなのですが、結果から言うと、ここの歯医者さんで私も旦那も虫歯が見落とされており、私は初診から半年経った2018年4月に虫歯があることに気づきました。

2017年2月旦那初診・「虫歯なし」

2017年7月、8月、私と娘初診・「虫歯なし」。娘はフッ素塗布あり。

でした。私と娘はかなり歯を磨くタイプです。

娘のトラウマ治療体験

2017年12月、娘の奥歯に茶色いものを確認。12月から予約を入れようとするが1月になって翌月に予約が取れる。2月に受診。

色々予約のすったもんだがあったが、とりあえず2月に行き「虫歯です。」の烙印。翌3月になってようやく治療。麻酔の同意書など説明なく麻酔を使い、怖い音楽をかけられ、唇が腫れまくるという事態が発生。前回書いた内容です。

評価の低い医院・医者は避けよう、というのが第一にお勧めしたいことなのですが、うちのように保険会社が「ここでしか治療は受けられない」となっていて、良い医者で治療を受ける選択肢がない場合は、事前に保険会社に「評価が悪いところしかリストにないから変えて欲しい」など交渉すべきだと思いました。

次回は良い歯医者さんを見つけた&一家でそこに変えたお話をします。アメリカ歯科体験談シリーズはまだまだ続きます!

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