アメリカでの義務教育(公立)にお子さんを入れる際の手続きについて解説しています。
日本から米国にお子さんを連れて引っ越される方、これからアメリカでお子さんが就学年齢に達する方はぜひご参考に。
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アメリカの義務教育子供の入学のために必要なもの・手続き方法
こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
この記事では、アメリカでは義務教育が始まる年齢になったら、どうやって子供を学校に入れるための手続きをすればいいのかについて説明しています。
今、日本で渡米を控えているご家庭、またはアメリカで子育て中のご家庭の方向けです。
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米国の義務教育についてー開始&終了年齢など
アメリカでは義務教育のことをCompulsory Education とか Mandatory(必須)とか読んだりします。
お住まいの州・カウンティ・学区によって子供が学校に通い始めなくてはいけない年齢が異なりますが、アメリカ全体ではだいたい5、6歳と言われています。
また、飛び級制度もあるため、個人差もありますが、高校卒業は16ー18歳あたりが一般的と言われています。
赤ちゃんの頃はデイケア、その後はプリスクール、そしてキンダー(義務の州もあるし、義務ではない州もあるが、多くのお子さんが行きます)、エレメンタリー、ミドル、ハイスクール、とありますが、キンダーまたはエレメンタリーからハイスクールまでが義務教育の扱いとなります。
自治体によってはプリスクールから公立学校に併設されていて、無料の場合もあります。
私の住んでいるところは運良く娘の学年からプリスクールが無料化、キンダーは義務、プリ、キンダー、エレメンタリーは1箇所の学校で併設されています。ミドル、ハイスクールはそれぞれ違うロケーションにあり、別のところにスクールバスで通うことになります。
アメリカで子供を公立学校に入れる際の手続き
1 お子さんの入学開始年齢と地元の教育委員会を調べる
大体の州では5歳か6歳となっています。お住まいの州でまず検索してみましょう。
次にお住まいの学区でも調べてみましょう。お住まいのエリアがどこの学区に属しているかはBOE Board of Education (教育委員会のようなところ)の検索でわかります。ネットか電話でわかるので詳しく問い合わせる必要がある場合はメールか電話で聞くのが簡単です。
2 提出書類を集める
電話やメールで聞いてもいいですし、ホームページに載っている場合も多いかと思います。大体必要になるのはBirth Certificate(出生証明書)、ワクチン接種の記録、住居の証明となるもの(水道、ガス、銀行など公的機関からの住所と名前が載った手紙)です。
日本のように市役所に行って戸籍謄本や住民票などを取り寄せて提出するわけではないので、結構フレキシブルです。
またワクチン接種の記録は英語に訳されている必要があります。日本から母子手帳などを持ってきてそれをコピーし、保護者が英訳をつけるとかでもいいと思いますが、どういう形式で受け付けているのかはそれぞれのオフィスの係に聞いてはっきりさせた方がいいと思います。
私の住むところの場合、ワクチン接種の記録は主治医から直接教育委員会に送ってもらう必要がありました。なので、主治医がまず必要になるケースもあるわけです。引っ越したばかりでそんな用意はできていないという場合は、その点はオフィスに相談するといいでしょう。アメリカは引っ越しも移民も多いですから、オフィスの方は代替策など詳しいと思います。
3 学校に直接問い合わせる
教育委員会で登録手続きを行ったら、今度は実際に通う学校にコンタクトをとります。「手続きを開始したので連絡がいくかと思います。」みたいなやりとりをしておくとその後ちょっと安心です。学校によっては必要書類や面談がある場合もあります。
アレルギーや健康のこと、その他の相談事がある場合も早めに聞いて、学校側はどんな対応が可能なのかなどはっきりさせておきましょう。
4 学校のツアーやオリエンテーションに参加する
オープンハウスのように学校を開放して保護者と子供たちが見学できるイベントを開催する時もあり、また途中で転校する場合もお願いすると個別にツアーをしてくれる場合もあります。
入学前に保護者会など説明会があったり、子供も参加するオリエンテーションが開催されることもあります。
教育を与える義務と教育を受ける権利はアメリカも同じ
もし学齢期の子供に教育の機会を与えなかった場合、親は親権を剥奪されたり、法的な措置や罰金がある場合があります。
しかしながら、アメリカの多くの州ではホームスクーリングなども認められているので、公立や私立の学校に通わせるだけが義務教育のあり方ではありません。こちらの決まりも州で異なるのでお住まいの州の法律に沿って選択する必要があります。
また、特別支援が必要なお子さんへのヘルプや専門家によるEarly Interveneもありますので、気になる点は早くにBOEと学校に相談するといいですよ。
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まとめ
アメリカにおける義務教育への入学手続きや転入の際の手続きを紹介しました。