アメリカに移住すると、日本と比べて米国の医療について、悪いことしか聞いたことがないかと(笑)思いますが、実際アメリカに10年近も住むとその根本的な最悪さが身に染みて日本に帰りたくなることがしばしばあります。
この記事では当ブログでアメリカの医療保険制度・事務・価格について常日頃文句を言っている筆者の、歯科治療だけにフォーカスした体験談を超長編でご紹介します。
アメリカで歯科治療体験 娘の虫歯治療の巻
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
この記事では筆者と娘が保険の関係でヤブ歯科に行ってしまって、ひどい治療・怪しい診察、そのせいで筆者は重度の虫歯が放置され、結局地獄の痛みを味わうこととなり、年単位でいらぬ苦労のスパイラルを体験したこと、超高額な根幹治療をせざるを得なくなったことをシリーズでご紹介します。
私のアメリカの医療保険全般に対する怒りと読者の皆様への注意喚起も交えて【超長編】のシリーズ物でご紹介します。
アメリカに移住してから知る医療関連の体験談などはこちら。是非ご参考に。
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アメリカの医療保険制度がとんでもなく悪徳な件
日本に住んでいると、医療は水準も高く、価格も安く、社会福祉と医療の人道的なレベルが釣り合っていて、大変満足です。
国民健康保険のお金を払っても、超高額ながん治療などをしても、保険がきく医療行為であれば、自収入に応じての月額のキャップ制度(高額医療保険制度)もありますし、本当に、病気にかかったら、治せる、その先も希望が持てる、素晴らしいシステムだったとアメリカに来てから思います。
アメリカの医療保険制度はどんだけひどいのかは、聞いただけでは、初めはわかりません。数年生活し、何度か病院位言ったり検診を受けたりしてからが、アメリカの恐ろしい医療保険システムの恐怖とカオスっぷりを味わうことになるのです。
さらに、日本出身者にとってはどうしても母国のそれと比較してしまうので、驚愕、落胆、怒り、悲しみを嫌という程味わわされます。
今日本などでアメリカ移住・留学を控えて色々下準備をされている方にとっては、米国の医療がひどいとは、漠然とメディアで耳に入ってくると思います。みなさんどんなものを具体的に思い浮かべるでしょうか。
娘が4歳の12月に虫歯(?)を発見
娘が4歳になってから直ぐ、年末に奥歯に薄い茶色いものを発見しました。素人目には虫歯に見えます。しかも2本も。
ちなみに娘にはかかりつけの歯科医は既にありまして、8月時点の歯科検診では虫歯もなく良好で、フッ素塗布をしてもらい、次回は半年後ということで帰宅しました。フッ素塗布で一安心し、その後10月のハロウィン(年に1回のお菓子食べ放題イベント)、サンクスギビング、クリスマスと過ごし、私としては戦々恐々としながらも、毎日朝晩欠かさず娘の歯磨きをしておりました。
なのに、なのに、娘の奥歯2本に淡い茶色のシミのようなものが発生。親としてはこの世の七不思議です。呪いか、錯覚か、悪夢か。
毎日しつこく歯磨きをしている親としてショックで信じられないのですが、とにかくすぐ治療しなければなりませんので歯科医に連絡をしました。
予約が取りづらいったらない
電話をするも、営業時間内なのになぜかかからない。
旦那にも暇があったらかけてほしい旨伝え、何度もかけまくりました。年末年始の休みを目前に焦ります。
とりあえず予約を取りたいだけなのに、結局電話が2日間もかからず不安なまま年末&正月になってしまいました。
そして年明け。電話がつながり、予約センターに繋がりました。どうやら、この予約センターが年末の営業を何日も早く終わらせていたために繋がらなかったようです。
だったら留守電でそう録音しておいてくれればいいのに。ずさん。
虫歯だと思うので治療したいと伝えると、「4月になります」とのこと。
はぁ?
結局4ヶ月先になった予約日まで焦りながら過ごす
年明けから正味3ヶ月半以上先まで予約が埋まってるというのはなんなのか。
日本と比べてしまうと、電話をして1、2週間で診てもらえるのが普通じゃないかなあという気がするのだけど。
幾ら何でも進行してしまうと困る、もっと早めになんとかならないかと根気よく聞いたところ、「じゃあ今回は特別にウェイティングリストに入れてあげますけど」と言われ、結局2月中旬に空きが出た電話がかかってきたので、2月半ばに予約が取れました。それにしてもウェイティングリストに入れるのが「特別」ってなんやねん。
虫歯の進行を抑えながら気をつけて過ごす
2月中旬に予約は取れたのですが、これはあくまでも「虫歯かどうかの診察」の日であって、虫歯であることが確定してもその日に治療はしてもらえないと言われました。保険の関係らしいです。一回に1個のことしかできないそうで…。
保険のプランにもよるのかもしれませんが、その時の我々の保険は上の下、みたいな、まあまあいいのだったのですよ。(会社で入っていたので)
意味のわからんポリシーですが、虫歯ではない可能性をわずかに期待し過ごしました。
こう、一つずつしかできないと、子供が4人いた場合、風邪ひいたり、怪我したりで病院に行くだろうから、理解があるところ以外の会社勤めができないですよね。みなさんどうしてるんだろう。
歯磨き粉、マウスウォッシュを引き続きコンボで使って進行を最小限に抑えることを第一に考えましたね。というかそれしかできないですよね。毎日が恐怖です。
フロスは、子供が嫌がって危ないのでなかなかできませんでしたが、時々工夫してやっていました。
日本みたいに好きな歯医者にパッとかかれない
また日本との比較になりますが、アメリカの医療(というか保険会社)のシステムだと、混んでいるなら別のところにかかるというのができないのです。
保険会社が指定してくる歯科医のところ(大抵こちらに選択肢がない)に行かないと、保険が下りず、治療費がえらいかかりますので選択の余地なし。
本当に困ったもので、こうなったら保険会社に直談判か、保険会社を変えるかしないといけないと思い始めました。
ご近所のお母さん方が勧めてくれる歯医者さんは、話を聞く感じだとなんだかうちが行かなきゃいけないところよりも良さそうだし、うちのいく歯医者は一体大丈夫なんだろうか、と初めての治療を前にだんだん不安になってきます。
アメリカの歯科医は日本よりもいいのか悪いのか
日本を離れる前、友達の歯科医が、アメリカは歯医者さんが分業で作業をするので、全部を一貫して担当医が診てくれない場合が多い、小さな治療でも大掛かりと教えてくれたことがありました。
その頃はアメリカで歯医者に行ったことがなかったですから、ふーん。と意味がわかりませんでした。
彼が教えてくれたことが一体どのくらい不自由なのかはよくわからず。そして大げさかもしれないしー、とちょっと懐疑的に捉えていました。
しかし、アメリカに来て暮らしていくと、時折嫌なニュースや、アメリカの歯科医の技術の荒さを耳にすることが多くて、できるなら里帰りの時に虫歯の治療をしたいものだと思うようになりました。
この記事は次回のシリーズ2に続きます。