さて、私の住むニュージャージー州はアジア系移民人が多く住んでいるのでインド料理やさんも大変な数あります。
ということで、この記事ではプリンストン大学すぐ近くにある「Tandoori Bite」をご紹介します。
残念ながら2020年夏、閉店されてしまったようです。
タンドーリバイツはパンジャーブ地方のインド料理やさんです
***残念ながらタンドーリバイツさんは2020年夏に閉店してしまいました。思い出としてこの記事は掲載しておきます。***
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
インド系の皆さんはご存知のように聡明な方が多く、IT系などで目覚ましい活躍をされている方が多いのですが、中国や韓国の皆さん同様に、家族も呼び寄せて地域に根付いた生活をされている方が多いです。
異国に出てきて地域に根ざしたコミュニティを作るほどの行動力と結託があるというのは実に羨ましいですねえ。
前回ご紹介したDosa Grill さんは南インド料理のお野菜中心のメニューでしたが、今回ご紹介するTandoori Biteさんはパンジャーブ地方のインド料理屋さん。
パンジャーブ地方という名前は世界史などでみなさん聞いたことがあると思いますが、インドの北西部、そしてパキスタンも一部含む地域のことです。
我が家のニュージャージー食い倒れ記録はこちらです
ニュージャージーうまいもの伝説 ー激うまRamen Nagomiがいつも行列をなしている件ー
ニュージャージーうまいもの伝説ーSushi Palaceで旦那の胃袋が本領を発揮したよー
ニュージャージーうまいもの伝説ー名所PJ’s Pancake本店で新年会ー
ニュージャージー うまいもの伝説ーRamen Nagomiの夏季限定オーガニックラーメンでリフレーッシュ!
ニュージャージー うまいもの伝説ー独立記念日は肉!Bobby’s Burger Palaceで祝ったよ!ー
Tandoori Biteさんはプリンストン大学正門からすぐ
プリンストン大学にご用事や観光で来た際に、手頃なところで何か食べたいと思ったら、大学の周りには色々レストランはあるのですが、チェーン店のコーヒー屋やパン屋などが多く、「ここで別にそれを食べなくても」といったお店がそれなりの数あります。
プリンストン大学はアメリカの大学としてはとても静かでお店の数も少ないのですが、せっかくですから、ここでしか楽しめないレストランに思い切って入ってみるのはどうでしょうか。
Tandoori Biteさんはプリンストン大学の正門からまっすぐ徒歩2分ほどの位置にあります。
地図で見るとここよ〜
Nassau St(27号線)上のバス停のマークがちょうど正門なので、ぜひ散策を楽しみ、おしゃれで古風な街並みを眺めながら訪れて欲しいです!
パンジャブ地方の一部のお料理
パンジャブ地方の郷土料理もまた奥が深いのですが、お肉を取り入れている非菜食主義、菜食主義のメニューがあります。
誰でも知っている代表的なパンジャーブ地方の生んだお料理として「ナン」や「ラッシー」(マンゴーラッシー美味しいですね)「キーマカレー」、「タンドリーチキン」「ケバブ」などがあります。
ぐっと親近感が湧きましたでしょうか?
おそらく日本でもインド料理として食べたことがある方が多いのでは?
ナンですよー。娘はピザが好きなので、ナンは無条件でよく食べますね。しっとりもちもち。とてもシンプルでいいですねー。
Tandoori Biteさんも食べ放題
わたしはインド料理はは全く詳しくなく、まさにニュージャージーに越してきてからほぼ初めてインド料理の特色を意識するようになったので、まだまだ何も知らないに等しいのですが、旦那が定期的に「俺にカレーを食わせろ♪モード」になるので、よく食べに行きます。
旦那の場合は量も重要なので、食べ放題が一番都合がいいのもあります。
以前も述べましたが、アメリカにあるインド料理屋さんの多くの特徴は「食べ放題」なのですが、今回ご紹介するTandoori Biteも例に漏れず食べ放題タイプのお店です。(食べ放題ではなく、一品料理を注文したり、持ち帰りも注文したりもできます。)
来店する人のほとんどが食べ放題目的なので、入店する際に「持ち帰りを注文したい」とか、「食べ放題じゃなくて普通の注文をしたいんだけど」というと、優しいおじさまか、優しいおばちゃまがメニューを持ってきてくれますよ。
プリンストン印度化計画
プリンストン周辺は特に「♪インドにしてしまえ!」と言わんばかりにインドの方の人口が多く、アメリカの社会の中で大活躍されている感じがしてしょうがないのですが、コストコやスーパーなどに行くと、牛乳やお豆を大量に購入しているインドのご家族をたくさん見かけます。
インドと一言で言っても大きいし、色々な地域や言語があるから「インド出身」の方々でも深い違いが色々あるのでしょうけれど。
私の住む地区の住民6割はインドの方という感じがしますね。
なのでコストコにはインドのお米、彼、香辛料、豆類、ナン、お惣菜、ココナッツオイル、マンゴーラッシー、などインドの方の食生活に合わせたものがたくさん置いてあります。
オハイオにいた際はアメリカーンな内容のコストコだったけれど、ニュージャージーのコストコは所々内容が変化していて楽しいです。韓国の人が多いところにはプルコギやチャプチェやキムチやご飯やうどんなどがふんだんにおいてあります。
タンドーリチキン!
おうちでもこんなお料理作っているのかなー。だとしたらすごい…。
羊のカレー、豆カレー。皿の上の方の赤いのはタンドリーチキンです。
タンドーリチキン(タンドリーよりもタンドーリの方が発音が正しい気が)は半日以上ヨーグルトと香辛料に漬け込んでから焼いた鶏肉です。
赤い色は食紅だそうで、大抵のお店のタンドーリチキンはこうやって赤く色がついています。柔らかくてジューシーでとても美味しいです。
タンドールとは丸い窯のことで丸い壺をひっくり返して伏せたような感じの形の窯。ナンなどパン類は生地を窯の内側に貼り付けて焼き、タンドーリチキンなど肉類は串に刺して窯の中に縦に刺して焼くようです。
窯の中は400度を超えるとウィキペディアに書いてあるんですが、それっていわゆるオーブンですよね。
私はチャツネが好きなのですが、(こっちではチャツニーと発音)甘いチャツニーを野菜にかけると野菜がいくらでも食べられるという便利な(?)方法で先にガッツリと野菜を食します。
チキンティッカマサラ
右側のカレーはトマトベースのチキンティッカマサラ。辛くなく子供でも食べやすいチキンカレーです。骨を取り除いたタンドーリチキンを使用してあるので、風味、食感がとてもいいチキンカレー。
トマト味なので濃厚だけれど後味がさっぱりしています。
そのほか色々カレーが用意されている(10種類くらい)のでお好みのものを探すにはもってこいですよ。気に入ったものがあったら、次回からお店で注文できるように、名前を控えておくといいですね。
だんだん覚えるし、インド料理がもっと近くなります。
ちなみに、料理を全くしない旦那、アメリカ料理の名前もよくわかっていない状態なのに、インド料理は名前がすらすらと出てくるので、相当独身の頃から食べていたんだなあ、と。興味があることならどんどん覚えられる。うん。
Tandoori Bite の情報!
さて、いつもの通り最後はお店の情報です。
プリンストン大学の面するNassau Street沿いにはかなり見所が多いのですが、ついでに挙げておきますね。
- Albert Einstein Monumentは国際物理年だった2005年に設置されたアインシュタインの彫刻や非がある公園です。E=MC Square というダジャレになっている公園。。。。わかりますか?生前一切の彫像を作ることを拒否していたアインシュタイン。没するまでの人生の20年を生活した地としてプリンストンにはちょこちょことアインシュタイン関連のモニュメントがあるので、理系の方は是非巡ってはいかがでしょうか。
- jaZams はちょっとレベルの高いおもちゃ屋さん。質のいい教育にもいいおもちゃがたくさん揃っています。地域柄、ウォルドルフ、モンテッソーリ教育などのご家庭が多そうなので、そんなレベルの高いニーズに合わせてあるのですね。アメリカの一般的なテレビアニメのキャラクターばかり揃えている量販店にはない落ち着いた雰囲気が素敵ですよ。
- Bent Spoonは出張店舗がプリンストン大学のファーストスチューデントセンター内にもあるのですが、大人気のハイクオリティアイスクリーム店。現金のみなので是非キャッシュを持って行ってくださいね。味見もできますので積極的にコミュニケーションを取ってみては。私の気に入っているのはコーヒー味とチーズ味。二つ合わせるとティラミス風に。
- Small World Coffee はコーヒー専門店。とてもリッチなコーヒーを手作りのサンドイッチと共に。中で食べるのもよし、to go (持ち帰り)にしてプリンストン大学で食べるのもよし。サンドイッチは軽食としてもいいけれどボリュームが結構あるのでパートナーと分けてもいいですね。
- ちなみに、プリンストン大学の正門前から出ているCoach USAのバスは、ニューヨークマンハッタン、ポートオーソリティー駅(ラッシュ時は国連まで行く便もごく稀にあり)へ一本で行ける優れもの。ニューヨークからのアクセスのしやすさもプリンストンの魅力です。是非ローカルな旅を楽しんで。NYC まで片道約$15。向かいのキオスクか、バスで直接現金で払えます。バス内はお釣りが出ないので紙幣とコインを忘れずに。
Tandoori Biteさんの営業時間
平日 11:30−15:00、17:00−22:00
土日祝 11:30−22:00
電話:(609) 279-9700
Web: tandooribitenj.com
まとめ
学生街としては小さなプリンストン大学周辺のお店群ですが、散策してみると素敵なお店、レストランがたくさんあります。
Tandoori Biteさんは日本人も馴染みやすいインド料理、しかも食べ放題ということで家族連れや学生には優しいお店。プリンストン大学の観光やお仕事の際には是非行ってみてくださいね。
様々な移民の暮らしと活力が溢れる、アメリカの生の姿を見て、感じることができますよ。