アメリカでの子育て、みなさんネットの教育サイトは活用していますか?
この記事では米国にお住いの子育て世帯にオススメの、無料のEducation ウェブサイトをご紹介します。対象年齢は幼児から高校生(ぐらい)までを想定しています。
英語の読み書き、STEM系など、特化した内容が魅力のサイト、是非参考にしていただけたら嬉しいです!
アメリカの子供向け教育サイトはとっても充実している!
なんだろなアメリカにようこそー。キョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカの社会は、お金を持っている方ほど良い教育、良い医療、そして将来も安心して行きていけるという構図が大変顕著でございます。
私のような中の中、あるいは中の下のような生活をしている人間からすると、アメリカの富豪の桁外れな資産、そして暮らしぶりを「なんでそんなにお金稼げるんだろう」とか、「何をどうやったらそういうチャンスを掴んだんだろう」とかぽかーんとする反面「なんて世知辛い世の中なんだろうか」と嫉妬と怒りを持って、ハンカチを握りしめ、引きちぎりながら眺めてしまいます。
アメリカの格差社会、おかしいですよね、ほんとに。
ということで、アメリカでは教育にはとてもお金がかかるのですが、一方で「こんな不平等な社会はおかしい」と正義の心を燃やしてくれている企業や団体により、
- 万人に向けた
- 無料の
子供向け教育ウェブサイトが充実しているという面もあります。
面白いですね、アメリカ。
子供の教育は貧富の差によって大きく影響を受けてはならない、子供の権利なんだから、という正しい考え方を持つ人たちも多くいるのは力強いことです。
子供の教育関連の記事は他にもこんなものがあります。合わせてどうぞ!
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Scratch
Scratchはマサチューセッツ工科大学のメディアラボが運営する、Lifelong Kindergarten Groupによる無料のオンラインコミュニティです。
私は仕事でここに大変お世話になっていたので、ちょっと一番に宣伝させてくださいねー。(笑)
MITが提供する幼児からティーン向けのオンラインコミュニティ
メディアラボは東京大学でいうと新領域みたいなところなんですが、理数、文系の壁を超えて総合的な研究をしていることで有名です。ということで、Scratchの特徴はやっていることは楽しそう、アニメやゲームではあるけれど、作る工程で数学、プログラミングの学びができているというものです。
アニメやゲームというのは子供さんにとってはいいモチベーションとなる魅力的なもの。しらずしらずにSTEM教育になっているなら一石二鳥ですねえ。
対象年齢は8−16歳(くらい)です。それ以上でも興味がある方は使うことができます。制限はありません。
それより小さいお子さんは Scratch Jr.というのがありますので、そちらをどうぞ!
プログラミング言語を学び、アニメーションやゲームを作る。「21世紀で成功するために必要とされる」数学とコンピューターに強くなるSTEM系の内容です。
ガイドラインが設けられているのでいじめ対策もあり
オンラインコミュニティというと、Cyber Bullyや、誹謗中傷などにはどう対処するのだろうかというところが親として気になるところです。
発言に対するガイドラインがあり、人種、性、宗教などを理由に傷つける発言は禁止され、さらに、フィードバックなどでも建設的でフレンドリーな発言ができていない場合は排除されるようです。
いじめなどがあった場合は放置、野離しではなく、きちんとリポートできる体制もあります。これはちょっと安心。
PBS Kids
PBSはThe Public Broadcast Service の略で、NHKのような位置付けのテレビ局です。
アメリカで信頼の置ける伝統の放送局
子供の教育にはかなりのエネルギーを費やしており、PBSのHPからは キッズ、子育て、教師、食、芸術、などいろいろなコンテンツに飛ぶことができます。
PBS Kids のサイトでは、教育アニメが視聴できるほか、各アニメ番組のテーマに沿ってのリーディング、知育ゲームを楽しむことができます。
例えば算数を主題にしたPeg + Catというアニメのページに行くと、算数に関連したオンライン絵本(ちゃんと音声が出ます)や、図形、規則性、数字、創造性といったテーマのミニゲームがたくさん並んでいます。
これがすべて無料で提供されているのはアメリカの「善」がよく見えます。がめつい企業が多い中、こういう使命感を持ってくれている企業もありますね。
みんなが知っている番組やキャラクターがいっぱい
PBSにはセサミストリート (Sesame Street)、フレッド・ロジャースの番組を基にしたダニエル・タイガー (Daniel Tiger’s Neighborhood)、日本でも人気のおさるのジョージ (Curious George) 、ドクター・スースのキャット・イン・ザ・ハット (Cat in the Hat)、ジム・ヘンソンのダイナソー・トレイン(Dinosaur Train)などの看板番組が多くあります。
PBSはトランプ政権以降予算を削減され、NPRと並んで、放送の合間に「寄付をお願いします」と呼びかけるのが、最近またとても増えました。
PBSに寄付されたい方はどうぞ寄付をしてあげてください。(笑)
ボリュームが多いことをポジティブに使うなら吉
現在扱っている番組は約25本(!!)。それぞれの番組に動画、ゲーム、Read Along(読み聞かせ)と、特設のアプリがついているので、もの凄いボリュームです。
気をつけたいのは没頭しすぎないこと。アニメの動画を片っ端から見て行ったらとんでもない時間を過ごすことになります。(また、広告も多く目にすることになります。世知辛いですね。)
お出かけ先でお母さんのコントロールの元、スマフォやタブレットなどで時間を決めて、お子さんに与えるのはいいと思いますが、お子さん専用の端末を持っている場合はのめり込んでしまうのではとちょっと危惧します。気をつけましょう。
PBS Parents の読み物も我々日本人には目からウロコなことが多いと思います。世代の差、日米の差、子供の宿題や躾など、指導するときに今時はどうするのが正解なんだろう、と思った時に頼れる、大変ありがたい資料が公開されています。インターネット様様。
Khan Academy
カーンアカデミーは参考書や塾などを展開している会社ですが、ここのウェブサイトは無料でお勉強ができます。これは大学入るまで、長い間子供がお世話になりそうな予感です。
理数メイン、文系科目も勉強できる
公式サイトの左上の”Courses”というところを押すと、科目一覧が出て来るのですが、主に
算数、数学、理工学、コンピュータ、歴史(アメリカの)、世界史、公民、美術史、文法、経済、あとはSATやGMATなど検定試験の対策も。
うちの子供は5歳でキンダーなのですが、すでに足し算引き算を教わって来るので、娘のアカウントをつくって無料でやらせてみています。
動画解説があるので英語がわからなくても数学は(まあ)解けそう(笑)
5歳くらいだと、肝心の問題文が自分で読めているかどうかが怪しい場合が多いのですが、動画で、問題の質問内容と解法を見せてくれるので、うちの子でも(汗)スラスラ解けていました。
小さな子供が算数をする際はまずは嫌い&苦手にならないように、説明がしっかりしているといいですね。動画だと何度でも説明部分は聞くことができるので、これはいい、と思っています。
暇なときにお母さんはアメリカの歴史とかも勉強し直したいし、アメリカでの算数なんかも全部1から目を通してみたいと夢が広がる(笑)サイトです。
Smithsonian Learning Lab
スミソニアンはワシントンDCに博物館を構えていますが、お子様向けに無料の教育サイトも公開しています。
ビデオ、読み物などがふんだんにあり、知識を得るにはとてもいいサイトです。歴史、科学、芸術分野に特に強く、博物館や美術館に展示されている資料を閲覧できます。
なんて太っ腹。そして全てのデジタル化が早いですよね。
さらに良いのが、先生でも生徒でも、膨大なサイトの資料を閲覧したら自分のアカウントで保存しておけること。これは宿題などに役立ちそう。参考資料、参考文献、引用の概念を身につけるにはとてもいいですね。
閲覧のための検索は「画像」、「音声」、「ビデオ」、「文書」などから作業できるので、研究者の雰囲気を感じるにはもってこいではないでしょうか。
NASA Kids Club
NASA Kids Club 公式HP
NASAと聞いて、子供よりも喜ぶ大人は私なのですが、このサイトは長いことお付き合いできるかと思います。
動画、ギャラリーなどメディアが充実していますが、E-bookなどのダウンロードも可能なので、英語を勉強されている大人の方も、宇宙に興味がある方は是非活用されてみては。
MOBI, EPUB、PDF, HTMLに対応していますので、キンドルなどのリーダーがなくても、スマフォやラップトップでも読むことができます。
リスニング教材としても使えるのはポッドキャスト。通勤、運転、家事の合間にどんどん聞いて英語を鍛えたいですねー。是非活用してね!
National Geographic Kids
おなじみのナショジオですが、お子様向けのサイトでは主にビデオで動物や自然科学のことが学べます。
ここから下は少々商売っ気が強くなるサイトとなりますので、広告や商品購入などの宣伝を見たくないという方は、アクセスしないほうが良いと思われます。
このサイトの一番のいいところは、ビデオで学べる話題が新しい、人間の暮らしが原因となっている環境問題や動物、自然にどう影響を与えているかが学べることかと思います。
生命の神秘とか、動物愛護を教えたいーという時に活躍するサイトだと思います。
Scholastic Kids
スカラスティックはアメリカ大手の子供向け出版社です。
Scholastic Kids 公式サイトでは、主に販売している本の紹介が大半ですが、本の感想、内容をディスカッションできる場があります。
Fun Brain
このサイトはプレスクールから8年生(12、3歳)までを対象にしています。
対象のお子さんは、ゲーム、リーディング、ビデオ、算数、Problem Solving、識字のお勉強が遊びながら楽しくできます。
オススメはビデオです。ゲームはやっぱり遊んでしまうだろうから、なるべくビデオ、算数の方向へ持っていきたいですねえ。
まとめ
たくさん紹介しましたが、無料サイトということもあり、広告が多かったり、商売っ気があるような印象のサイトも多々あります。でも、アメリカでの子育てにはお役に立てる時があるかと思いますので、是非チェックしてみてくださいね。
ちなみに、「楽しく学ぶ」、っていう大人によるお膳立ては私が子供の時にはなかったので、アメリカで子育てしながら時代と文化の違いを辛辣に感じております。
私の子供の時(誰も聞いてないけど)は、辛いことも耐えて忍んでなんぼ、というおかしな美徳がありました。
忍耐力はつくかもしれないけど、必要以上のストレスや、何しろ苦手意識の克服や自己肯定感などを無視したやり方なので、こういうのはほどほどに(時には必要なんだけど)したほうがいいじゃないかと経験上思っています。