アメリカに住むとなぜか日本でそんなに作ったことがなかった食べ物も積極的に作るようになったりしませんか?
この記事では私が発作的に食べたくなったトンカツをアメリカの材料で、さらに油たっぷりの鍋で揚げず、オーブンで楽々さっくりトンカツを作ったお話です!
美味しいトンカツはアメリカでも簡単に作れる!
チャオー。(←使い方)なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカでは豚肉がなんだかよくわからないけど大変安いですね!チキンより安い場合も多々あります。コストコでは私のふくらはぎ1本分くらいの大変立派な(笑)Pork Loinが$10前後で売られていたりします。
ということで我が家ではコスパ最高の豚肉はかなりの頻度で登場するのですが、だいたいいつも野菜炒め、シチュー、生姜焼き、チャーシュー、角煮、プルドポーク、そんな感じでして、いい加減マンネリ感が出て来ましたので、トンカツを作ろうと一念発起いたしました。
というのも私の師匠の蘆屋婦人さんがトンカツをオーブンで作るお話を聞いてからちょっとやってみたかったので今回ついに挑戦してみましたー!
海外生活のプロ中のプロ!蘆屋婦人さんによるコンサルの元執筆した記事はこちらです!
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準備するもの
はい、どれもアメリカで手に入るものばかりです!
アメリカ系の一般的スーパーでも、コスコでも、アジアンマーケットでも手に入りますよー!
豚肉
豚肉切り身 Pork Loin とか、見た目がロースっぽい形の部位を。
ヒレがあったら小さく一口カツも作れるので、ヒレでもいいですねー。一口ヒレカツとかもう何年も食べてないわそういえば。
コストコで超厚切りが9枚で$10前後でパックに入っていますが、実はその横に置いてあるめちゃめちゃ長いPork Loin一本丸ごとの真空パックの方がはるかに安いのです。(最近気づきました)
パックに入っているのはあれでもコスコのお肉屋さんが小分けスライスと言う配慮と加工処理をしてくれた(かなりの量ですが)商品で、その大元となっているのは真空パック一本の方です。だいたいスライス済みの半分の価格です。
一本で買ってしまうメリットは、安いこと、そして自分の好きな厚さにスライスできることです。冷凍庫、冷蔵庫にゆとりがあり、そして大家族の方は大変いい節約になるので是非おすすめです!
パン粉
最近はPankoといってスーパーでも売られています。小麦粉売り場の近くやサラダ油などの売り場の近くにあることも。今回使ったのはこちらですが、後で述べますが歯触りが荒いのはこちら。カキフライなんかにも向いてそう。
歯触りがきめ細かな細かいパン粉はこちら。お好みで選んでねー。
卵
生卵はどこでも手に入りますね。はい。
小麦粉
All-Purpose でOKです。少量なのですでにあるものでOK。
油
今回はタプタプの揚げ油で揚げません。オーブンで行きますのでスプレーのオイルがあったら最高です。
↓こういうのもあるのね。好きなオイルを入れられるので便利そう!
ソース
日本のウスターソースはアメリカ系の一般的なスーパーでもおたふくなどのものが売られている場合もあります。ない場合はアジアンマーケットに行けば日本のソースは入手可能。
しかし、アメリカの一般的なスーパーでもA1 Steak Sauce というのが日本のソースに大変似ている味なので、うちはこれをたまに買っています。コストコにもあるときが多いです。そして日本の製品より安い。
追記:普通のスーパーのインターナショナルのソースコーナーでもキッコーマンのカツソースが時々あります。これはいい!
からし
日本の辛子が入手できないとお嘆きの方は、チャイニーズイエローマスタードでも、まあ、なんとか似た雰囲気があります。味は違いますけどね。うちはもうどうでもよくなってしまって、アメリカのマスタードを使っています。まあ、美味しいですよ!(汗)
手順
豚肉の Pork Loin など、適当な肉を買って来ます。先ほどのコスコの丸一本の場合は、お好みの厚さにスライスします。
スライス肉に
小麦粉→溶き卵→パン粉 の順でまぶして行きます。
それぞれ深めのお皿かボウルに入れて流れ作業にするとやりやすいです!
こんな感じにできたらもう今日の仕事の95%はもう終わりました。(早っ!!!)
そうです、オーブンがあると調理中ずっとつきっきりでなくていいのでとても楽なのです!
時々作るので、違う時の写真も追加。パン粉は日系のパン粉を使うとやっぱり綺麗。上で紹介したProgressoのはアメリカのスーパーならだいたいどこでも手に入ると思われますが、パン粉が荒いね。それはそれで使い道があると思う。
↓日系のパン粉(ピンクの袋)でやってみたら下のようにきめ細かな見た目に。
ザクザクか、サクサクか、どっちの歯触りがお好きかで選べますね。
(余談)フライパンで焼いてみた(失敗)
ちょっと失敗を紹介ー。
はい、いつもの発想で薄く油を敷いてフライパンで揚げ焼き…と思ってちょっとフライパンに乗せてみました。
が、油をものすごく吸うのと、やっぱりトンカツの厚さが全部覆われるくらいの油の量じゃないと真まで火が通らなさそうなのと、焦げるのが先、なので諦めました。(バカ)
これでは中まで火が通る前にパン粉が燃えそうです。
油をスプレーする
この厚さなんだから当たり前でしょう、と思われると思いますが、トライアンドエラーの人間なので、一応必要行程でした。フライパンでトンカツは無理でした!
はい、気を取り直してオーブンに入れます。
こういう網があったら便利です。なぜかというと、次は油をスプレーするからです。
うちはこういうコストコのブランドKirkland Signatureのオイルスプレーを買ってあります。安い。
どこでも自社ブランドって安いですね。これがあるとフライパンにちょっととか、ケーキ型にちょっととか、たこ焼き型に瞬時にパッととか、(笑)とにかく便利です!
網がなかったらパーチメントペーパーなどの上にトンカツを置いて、クッキングオイルスプレーを潤沢にスプレーします。一面あたり3秒くらい。カロリーを気にされない方は、もっとでもいいです。笑
正直、油分が多い方が美味しいですからね。
アメリカって、こういう感じでスプレーする食品って多いですよね。オイル、ホイップクリーム、チーズなどなど。面白い&合理的ー!
オーブンに入れます(汗)
はい、オーブンを350−375F度に予熱しておいて、だいたい40ー50分加熱。
厚さや量によって調理時間、温度は適宜調節してください。中までちゃんと加熱することがポイントー。でも加熱しすぎると固くなるので注意です。
20ー 30分して上面がきつね色に焼けたら、トングで裏返しします。両面きつね色になりますよ。
オーブンはタイマーをかけておけばその間時間ができるのでかなり使える調理器具です!
できあがり!
はい、簡単下ごしらえで楽々トンカツができました。
日本の辛子がない場合は普通にマスタードでもなんとか行けます。
できてしまえばあとはもうなんでも美味しいです!笑
ご飯とでももちろんいいですが、いっぱい作った時は、次の日テキサストーストを買って来てカツサンドにしてもいいですねー。
テキサストーストって何という方はこちらの記事をご参照ください!
Texas Toastは米国で出会える日本のような厚切り食パン
↑糖質を気にしている感じのご飯ですが、どんぶりが大きいので普通にお茶碗一杯の量があります。笑
今度は大根買って来ておろしカツ丼にしよう。
2020年7月1日追記
日系のピンクの袋のパン粉で作ったときの仕上がりの写真。
付け合わせが蒸したキャベツともやし。笑
もやし自家製作戦の記事はこちらです
#在米もやし部 ムングビーンズでもやしを作ろう!私もやってみました!
まとめ
はい、オーブンとクッキングスプレーがあれば簡単にカツが作れるようになるお話でした!
具材を変えて 牛薄切りならミラノ風カツレツ、鶏肉ならチキンカツ、白身魚、イカ、牡蠣、オニオン、などなど色々作れますね!
簡単カツ料理、是非お試しあれー!