子連れ日帰りニューヨークの旅第5弾です!
今回はミリタリーファン、乗り物ファンには絶対にオススメの「イントレピッド博物館」と「グッゲンハイム美術館」のミュージアム二件はしごです!しかもどなたでもできるある方法で両方無料でいって来ました!
ちなみに今回は夫もいるので交通費、食費は3人分かかっています。が、相変わらず超節約の旅となっております!
7月にニューヨークへ家族3人で行ってきました
こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
当ブログでは過去に既に4回ニューヨークへのバス旅行の記事を掲載していますが、今回は娘と夫と私でイントレピッド海上航空宇宙博物館とグッゲンハイム美術館に行って来たお話です。しかもあるシステムを使って全員分の入館料が全て無料になりました。
その方法も途中でお伝えしますので、どうぞお付き合いください!
ニューヨークへの旅や子連れの旅の記事はこんなにあります!
連れ日帰りニューヨークの旅1ニュージャージーから$48で節約観光旅行
子連れ日帰りニューヨークの旅その2 セントラルパーク動物園&水遊び&日本食巡りの巻
子連れ日帰りニューヨークの旅その3 寿司・うどん・ラーメン穴場グルメ&観光の巻
子連れ日帰りニューヨークの旅4!アメリカ自然史博物館とセントラル・パークを堪能の巻
NJ州Duke Farmsはお散歩やエクササイズに最高!森の中の広々公園
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なんだろなアメリカの全記事リストはこちら! アメリカ暮らしに役立つ情報が満載です!
朝8時ごろ出発
うちはニュージャージー州の中部で、比較的27号線に近いのでCoach USA(NJ Transitが委託している)のNY-NJ間を往復している路線バスを利用してマンハッタンのポートオーソリティ駅まで行きます。
節約と子連れのため、持ち物は以下となっております。参考にしてね。
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- 飲料水
- クッキー、ドライフルーツなど小腹が空いた時用のスナック
- 娘の着替え(下着、靴下、ビーチサンダル、上下、タオル大小一枚ずつ、ビニール袋)ーそう、お水遊びのために。
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今回もNJからマンハッタンまでバスで行きます
ニュージャージーから(プリンストン大学ーラトガーズ大学周辺から)ニューヨークシティに行くバスが出てるの?乗りたい!と言う方はこちらの記事を参考にしてくださいー。
NYにバスで行こう!NJ27号線から楽々NYC行き乗り方解説
ここまでで出費は$22,50(バス往復大人)x2+$11.00(バス往復子供)=$56.00です。
ニューアークくらいまでは延々と高速道路が続きます。ニューアークの空港の真横を通るあたりで、離発着の直前直後の飛行機のお腹をすごい近距離で見ることもたまにできます。
飛行機・乗り物がお好きなお子さんは是非!ニューアークといえばIKEAのレストランの眺めが最高なのよね。
マンハッタンに近づくころ景色も面白くなって来る
バスの窓の外を眺めていると、摩天楼の他にも面白い景色は結構あります。川を越えてニューヨークのリンカーントンネルに差し掛かる&抜けるところでは、こう言ったゴツゴツした地形も見られます。
マンハッタンは大きな岩盤一枚とか面白いことを以前本で読んだことがありますが、本当に石なんだなあ、と。アメリカの地質も面白いですねー。
ちなみに、セントラルパークなんかにゴロゴロ転がっている巨大な岩、岩山はよく観察するとマイカが大変多量に含まれた、キラッキラする石です。
石マニアの方も、是非ニューヨークシティーへ!(笑)
ポートオーソリティー駅からイントレピッドへ
イントレピッドはマンハッタンのハドソン川沿いにあります。
我々のバスがいつも到着するポートオーソリティ駅からは、夏場は子連れで歩くとちょっとしんどいし、タクシーも使う距離でもないので、バスを利用しました。
暑い時はメトロバスを使うのが賢明
ポートオーソリティから近いバス路線は42nd Street 9thと Avenueから出ているM42のバス。それに乗って12th Aveでおり、そこから徒歩3分くらいでイントレピッドです。
夏は歩いていられないマンハッタン。暑いのと、なんか臭い。(アスファルトとか地下からの匂い?)
さて、ハドソン川沿いを歩くと、豪華客船などが止まっている埠頭が見えてきます。
バス代は大人一人$2.75。子供は無料。出費合計 $61.50。
この辺りで午前10:00ごろです。
ちなみに、バスのチケット(地下鉄と共通)はこんな感じ。地下鉄駅で買えます。
現金の場合は小銭できっかり用意するか、紙幣を含める場合も、お釣りのないように。アメリカのバスは大体のところはお釣りでません。
チャージもできるよ。
10時ごろイントレピッド付近に到着
イントレピッド!(大胆不敵という意味)
海軍とかの母艦とか船とかのネーミングってたくましいよね。鋼の横っ腹っていうあだ名の船をボストンで見学したけど、行けただけでここはパワースポットなのかと思える力強さがありますね。笑
説明しよう!(母艦だけに)←わかる人はおそらく同じ世代です。
このイントレピッドはエセックス級航空母艦、1943年就役、1974年退役。(ウィキペディアより)1982年にこの場所、ニューヨークのハドソン川沿い、86番埠頭で博物館としてオープンした。詳しい歴史や解説はウィキペディアを読んでくれよな。(説明になってない)
Intrepid Sea, Air and Space Museum Complex (公式サイト)
イントレピッドの料金
- 大人$33
- シニア(65以上)$31
- 子供(5−12)$24
- ミリタリー割引 20%オフ
- メンバーシップ会員 毎回の入館料は無料。メンバーシップは年間$100ー$1200の間で種類があります。
ということで、入場料が結構高いのよ。維持費が大変なんだろうな。それに、ニューヨークだからね。
これがサンフランシスコだったらこの二倍は取らないといけないんだろうなとよぎるんですが、アメリカ東西大都市、両方大都市だとはいえ、この差も面白い。地方の物価の差というレベルの話では済まない気がする。
HPを見ていても、かなりお金を稼ごうと必死な様子ですね。
しかしながら、今回我々3人はあるサービスを使って全て無料で見学して来ました。日々の節約を極めにわざわざメリカの中流家庭に日本から来た嫁!
イントレピッドの見どころ
多分詳しい方からしたらイントレピッドは全てが見どころ満載だと思います。
規模がまずかなり大きい。潜水艦と母艦の二箇所の見学ができますが、両方とも大変内容が濃いです。
夏休み中の週末。朝から大人気です。朝11時以降になると、入場にはかなり時間がかかる印象。我々は開館からすぐだったけれど、すでに結構入場に手間取った。
荷物検査、チケットカウンター、合計15分くらいは並びました。ガラガラに見える状況でこれ。入ってすぐに、母艦を先に見るか、潜水艦の方にいくか決めることになります。
おすすめは潜水艦を先に見学するコース。潜水艦は入り口で人数の入場管理をしているし、中の順路に時間がかかる上、多くの人はじっくり見たいと思います。
混んでしまうとなかなかゆっくり見れずにただ押されて歩いて終わるんじゃないかな、と。
開館すぐだと自分のペースでゆったり見学できました。よかった。
潜水艦を見学
潜水艦入り口。
普段なかなか見ることのできない潜水艦の内部。ミリタリーマニアはもちろん、乗り物大好き、エンジニアリング大好き、大きいもの大好き、戦争の歴史大好きな方はぜひ。
中の展示は教材あり、テクノロジーあり。なかなかわかりやすく解説しているなあと感心しました。
太平洋戦争から核開発、冷戦とかその辺の展示も結構詳しくて、それでいてあんまり右翼的ではなくて、まあ、それなりに中立的なものを目指したんだろうなという印象を受けました。
まあ、ニューヨークでケンタッキーのCreation Museumみたいなことをやるわけないけども。いや、むしろ観光客には受けるかもしれない。Creation Museum というのは、進化論完全否定の宗教的思想に基づく展示がある博物館です。
実際の潜水艦の計器や部屋がそのまま見学できます。
順路をずっと歩いていくと、細い潜水艦内部の様々な部屋を見学できます。
船員の寝るところは階級で全然違っていて、下っ端になるほど「こんな小さいところにどうやって(日本人よりも体が大きいであろう人たちが)寝るの?くの字になるの?Nの字になるの?という涙ぐましい省スペースへの努力をすごく感じます。
ほんと潜水艦の中に何ヶ月もいてよく寝れなさそうなベッドだと人間どうなってしまうんだろうなと。
潜水艦見学は足腰が悪い方、身長がものすごく高い方はちょっと注意が必要です。途中かなり細いところを行くし、またいで越えていかねば行けない(ハッチの部分)も数箇所ありました。
元気なちびっこはほんと楽しめる展示だと思います。
11時近くなるともうこんなに待っている。入場する人数はコントロールされているので、結構待たされそうです。
暑い日、寒い日は日傘、お水、サングラス、日焼け止め、防寒具など色々準備して行くべきです。我々が来た時にすでにこんな感じだったら、多分潜水艦は諦めていただろうなあ。
埠頭、めちゃくちゃ暑い。
直射日光がとても痛くて危険と判断したので日陰の母艦の方へ何も考えずに移動。しかし、潜水艦の先の方にはコンコルドの展示もあるそうです。今度行った時ぜひまた見たい!
みなさん、暑い時期はなるべく10時開館と同時に入るのがいいと思われます!
母艦を見学
真夏の暑い日は母艦の中も結構暑かったです。(が、外と比べたら全然安全です。)
これは錨の鎖を引き上げたり下ろしたりするための部屋。こんなに大きな鎖があるのかとびっくりするほどのスケール。
ウィキペディアによると、イントレピッドの母艦の上の展示としてこんな面子が揃っています。
スペースシャトル1号機エンタープライズ
SR-71 ブラックバード(A-12)
F-4N ファントム
F-14 トムキャット
シュペルエタンダール
クフィル
ハリアー(AV-8C)
MiG-21
スペースシャトルは建物の中に入っているんですが、やっぱり大きい。母艦は大きいよ。
ファントム、トムキャット、ハリアー、ミグなど、私でも知っているものが多く展示されているので、戦闘機とか好きな方は行ってくださいね。
一箇所にこんなに集まっている上、さらに一般公開しているのはアメリカでもなかなかないかと思います。
オハイオ州のデイトンに空軍博物館があって、3回くらい行ったことあったんだけど、あそこはたしか無料(国立公園的な運営?)だったな。あそこもすごかったです。いずれ記事に起こしますね。
これは多分クーガー。(HP参照してます)
トムキャットさん。
猫が続きました。
夏はかなり暑いです。日焼け止め、帽子はもちろん、照り返しがすごいのでサングラスをお忘れなく!
ブラックバードさんの横っ腹
これも横っ腹。なぜかというと、スマホの画面が直射日光が強くて全然見えなかったので、どういう構図になっているか全くわからなかったのです。笑 眩し過ぎて写真が撮りづらい!!
おそらく寒い時期もここはまたすっごい寒いんでしょうな。そう考えると、子連れで行くのは春秋がオススメですねえ。
スペースシャトルエンタープライズ号
これは母艦の上に特設されている建物の中に格納されています。スケールがすごいぜー!
スペースシャトルはもちろんなのですが、機体が大きくて飛行機の全体像が写真に収まらないので、魚眼レンズを持っている方は魚眼レンズをお忘れなく!
想像以上に展示物のスケールが壮大です!
マンハッタンの景色も楽しめる
こんなレトロなアイテムを手前に近未来的な姿に日々進化しているマンハッタンを眺めるなんて、面白い組み合わせとなりました。
はあー、アメリカの歴史、都市の移り変わり、テクノロジー、戦争、色々思いを馳せますねえ。
マンハッタンをのぞむ。
しかしあの細長いビルはいつになったら完成するのかな?そして水とかエレベーターとか大変そうですね。
しかし無料で来れてよかった。また来たいです。
ミッドタウンに移動します
我々はこのあとグッゲンハイムで先日結婚したばかりの義理妹夫婦に会う約束をしていました。ということで1時くらいにはイントレピッドを離れ、ミッドタウンへ。
バスに乗り、図書館本館を過ぎてちょっとのところでおります。勘のいい方はもうお分かりですね!(あとで触れますね)バス代がまた大人$2.75かかり、出費合計 $67.00。
結構シティ内の小さな移動はお金がかさみますね。こんな日もあるさ。ということで。
バスのトランスファーチケット、使ってますか?
ちなみに、バスに乗って、降りる際、運転手さんにトランスファーください ”Could I have a transfer ticket, please?” というと、トランスファーチケットをくれます。簡単です!
どんな時に必要かというと、このバスを降りてからまた別の路線のバスに乗り換える予定がある時です。
地図で説明します。
左の川沿いの出発点はイントレピッドです。そこからまた徒歩で42丁目まで歩き、行きと同じM42のバスの反対側のに乗ります(今度は西から東へコース)。そして公共図書館本館近くになったら降ります。
ここで降りるときにトランスファーチケットをもらいます。
そして図書館付近から歩いて2、3分のZaiyaへ。Library Wayにあります。
Zaiyaでお昼を食べたあと、またバスで北に移動します。(この図だと地下鉄が表示されていますが、実際はMadison街から北へ行くM2バスに乗りました。)バスに乗る際にTransferを渡せばその時の料金は無料になります。
バスを乗り継ぎされる方は是非トランスファーを使ってみてね。
実物はこんな感じ。数時間以内に使わないと無効になります。
ザイヤでお昼ご飯
おなじみ我々がマンハッタンに行く時高確率で利用しているZaiyaさん。
娘はお寿司、私もお寿司(覚えてない)夫は煮魚弁当みたいなのを食べました。合計$30くらい。お手洗いも済ませました。ここまでの出費、約$97.00。
やはり大人一人の往復バス代は大きいですね。それでも距離としたらとてもリーズナブルではあると思うんだけど。
子連れ日帰りニューヨークの旅その3 寿司・うどん・ラーメン穴場グルメ&観光の巻
【画像】アメリカで食べた寿司の写真集ー主に食べ放題レストランにて!
バス停までちょこっとマディソン街を歩きます。
グッゲンハイム美術館
2時半くらいに到着。
美術館の設計は言わずと知れたフランク・ロイド・ライト。
Guggenheim (公式)
- 入館料:大人$25
- 学生、シニア:$18
- 子供:無料
入り口付近は絵を売るワゴンと待ち合わせの人たちで混雑している
建物前にはポスターや写真を売るワゴンがいっぱいいます。
が、あんまりアートしていないというか、誰かの写真を印刷して安い値段で売っているワゴンが目立つ。あんまりモンマルトル広場的な雰囲気ではないんだよね。セントラルパークにもたくさん量産印刷ポスター屋がいる。
はっきり言って、あまり雰囲気が良くないです。
特に格式ある美術館の前ではもうちょっと売るものを考えたほうがいいんじゃないかと思うんだけど、歩道は公道だから美術館がどうこう言えないのかもしれないですね。
個人的には絵描きを100人くらい座らせて絵を描かせて、売るとか、パトロンになりたい人は話しかけられる場を作るとかなんかしたほうがよっぽどいい感じがするんですけどねえ。そしたら私毎日描きに行きますけれど。(本業は画家です)
20年前はこんなじゃなかったから変化の一部ということで。
そして、我々はまたある同じ方法で無料で入館しました。妹夫婦も含め、大人4人が堂々たる無料入館。ここまでの出費、
この建物を外から見るとどうも小さい頃見たアラレちゃんのみどり先生のマンションを思い出す。(多分伝わっていないと思う。笑)
美術館の建物自体は螺旋状になっていて、壁沿いのアートを見て歩いているうちに自然と上まで行けるという感じです。
一番上は特別展になっています。ちょうどバスキア展をやっていて、キースへリングなんかも拝めました。
グッゲンハイム美術館
フランク ロイド ライトさん設計
一番上でバスキアやキースへリングの展示をやってるよー これ一番オススメ
現代アートって癒されるものやメッセージ性が強くてこっちの感情もメラメラくるのもあったりして、感情移入目まぐるしく美術館行くとほんと疲れるのは私だけ?😭 pic.twitter.com/2N2vqasbIO
— 🎨キョウコ🇺🇸なんだろなアメリカ&絵描き👩🎨 (@NandaroAmerica) July 28, 2019
セントラルパーク&帰路
セントラルパークのお水の出るプレイグラウンドで遊んだあと、娘を着替えさせ、5番街からバスで南へ。
図書館前で下車。そして徒歩でポートオーソリティを目指して帰路。
ということで、今回家に帰るまで(夕飯は外食しなかった)の出費は図書館までのバス代$2.75x2を足して $102.50 でした。
もしイントレピッドとグッゲンハイムの入館料も全部払っていたら
イントレピッド 33x2+24
グッゲンハイム $25x2
プラス$140の$242.50となります。
博物館・美術館を無料で入館する方法
以前こちらの記事でも書いたのですが、博物館や美術館の名義のメンバーシップチケットを地元の図書館で借り、使わせてもらうという方法があります。
図書館では他にも近隣の施設のメンバーシップチケットを貸し出ししていますので、よく調べてみることをお勧めします。
私の個人主催する子育てサロンの記事は他にもこんなものがあります。是非お役立てください!
NJ州子育てサロン Snyder’s Farmにてブルーベリー狩り体験実施しました!
また、プリンストン日本人会でも子育て支援部というのを立ち上げました。日本人会会員さんの子育て世帯を色々な方向からサポートできたらと考えています。
米国暮らしでの社会的孤立防止に!日本人会に入ろう&孤独な体験談
おまけ
ニューヨークの小旅行動画です。是非お楽しみくださいー!
まとめ
はい、いかがでしたか?本来はかなり高額になる家族での美術館、博物館の入館料ですが、今回はこのサービスを利用して全て無料、出費は交通費と食事のみで済みました。
節約しているけれど、色々な経験をさせてあげたい、色々なところに連れて行きたい!という親御さん、是非参考にしてくださいね。