米国で孤独な妊婦10 通常分娩で出産&感染症で再入院&エンドレス医療費請求の体験談

なんだろなアメリカの筆者の体験、米国で孤独な妊婦シリーズです。

今回は出産の際の医療トラブルと病院側の対応、そして再入院となってしまった感染症、その後さらに医療費の請求ですったもんだを経験したお話です。

全てはアメリカの医療システムの悪さに起因するのですが、本当に、アメリカの医療はひどい。妊娠中の皆様、この国での出産はお気をつけください!(この記事の目的は注意喚起と自分の記録です)



通常分娩で出産&感染症で再入院&エンドレス医療費請求の体験談

 

こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

この記事では私がアメリカで妊娠出産した際の一番のトラウマになっている、出産時の対応&再入院とその後の医療費請求のすったもんだをご紹介します。

子供を出産することが命がけであるのは前提ですが、なんだか私の行った病院では医師の対応がプロフェッショナルではなく、責任逃れ&その後医師二人の名前が保険会社のリストから消える&産後ヘロヘロ状態の数ヶ月間、体を壊しながらも夫と日々とてつもない請求と戦うという不思議な体験をしました。

結論として私はアメリカの医療保険のシステムがこういうカオスを引き起こしてる元凶だな、と感じています。アメリカの医療システム、大嫌い!

 




この記事は、過去のこちらの記事 【アメリカ怖い話】出産にまつわる医療系の体験談ー対応・トラブル・請求ー とかぶる内容を、もっと詳しく書き起こします。

米国で孤独な妊婦シリーズです↓

米国で初妊娠発覚!孤独な妊婦の話1ーER&超初期眠りづわり編

米国で妊娠!孤独な妊婦2ーうどんを片手に涙する食べづわり編ー

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米国で孤独な妊婦4 一時帰国持ち物リスト&持って帰って来たいもの紹介

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米国で孤独な妊婦6 日米の妊娠情報・医療の違いで驚いた事まとめ

米国で孤独な妊婦7 両親学級に通った感想と体験談

米国で孤独な妊婦8 出産後1年間に考えたことーアメリカは女性には厳しい&医療が問題

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お産の流れ

日本で出産をしたことがないので日本での流れと比べてどこが違うかはわかりませんが、米国では、とりあえず陣痛が始まったら、または破水が起きたら、すぐ病院に電話してから行くように言われています。これは両親学級でも言われました。

そして、受付を済ませ、個室に行き、色々検査されてから医師に陣痛促進剤とか麻酔とか入れるか入れないか決められ、そしていよいよ出産、その後すぐ赤ちゃんの検査とお世話、私の場合ここで手術が入り、そのあと落ち着いたら母親への薬(痛み止めなど)の説明、おむつの変え方の指導、ソーシャルセキュリティオフィスへの書類の代行手続き、回診(で退院させていいかの医師の判断をもらう)、チャイルドシートの有無、退院、でしたね。

で、2泊きっかりで追い出されます。本当に、「追い出される」という感じなのでびっくりしました。


病院への行き方

病院への行き方は、普通は家族や知人が車で送ってくれる感じです。タクシーなど使うのは一般的でないと思う。自分で運転して行く(それしか選択肢がない場合は)という強靭な方お話もたまに耳にします。

というか、アメリカのこういう感覚と日本の感覚は違いすぎて、ちょっとの日帰り手術だったら(目とか全身麻酔じゃない場合)普通に自分で運転して行って帰ってくるっていう話を聞くのですよね。日本だと半日とか、1泊入院する感じの手術でも、アメリカは基本家にかえされる感じの印象があります。

私は日本で育ったので、すぐタクシーなどに頼る生活スタイルでしたけど、アメリカではなんかみなさん基準が違うので、妊娠中、毎日夫が仕事に行っている際に陣痛が来たらどうしようとか、破水したらどうしようとか、そればっかり深海でした。(まだアメリカで運転できなかったから)


正常妊娠&通常分娩の予定ということで妊娠期間を過ごす

私は妊娠してずっと、運良く正常妊娠という診断でした。なので、特に帝王切開の必要性とか、胎盤の位置がどう、とかの前もっての注意事項はなく、通常分娩で行く、という診断でした。

で、正常妊娠の場合でも、素朴な疑問がありまして。

アメリカの検診ではエコーを私の場合、初期の方でしかしていないのに、出産直前の胎児の位置、向きや胎盤の位置、へその緒が巻き付いていないかどうか、そして何より胎児の推定の大きさの診断をどうやっているのか、というのがすごく引っかかっていました。

日本に里帰りした2ヶ月間は、妊婦健診の際、毎回エコーと、推定の大きさ、向き、胎盤の位置などのチェックなどがあり、聞かなくても医師から教えてもらえました。なので日本にいた妊娠5ー6ヶ月までの状態はとてもよくわかっていましたが、アメリカに帰って来た途端、胎児の大きさなど知るすべがない。エコー検査が毎週の妊婦健診で全然ない。医師の触診のみ。

アメリカで医師に「胎盤の位置など移動していないでしょうか、頭の向きはどうでしょうか、体重はどのくらいでしょうか?普通の人よりもお腹がとても大きいのですが、何故なんでしょうか。羊水が異様に多いとか?子供が大きい場合は帝王切開じゃなくても産めるんですか?」と聞くも、

「あー、たぶん。」

「6ポンド(2700グラム)くらい?」

みたいな答えしか毎回返ってこない。そうだよね、科学的に確認してないもん。答えられないよね。

何故確認しないかというと、エコー検査の金額が高い(=保険でカバーされていないから実施しない、ということらしいのです。問題がある妊娠の場合は、カバーされるのでエコーは頻繁に実施するそうです。

でも、一回正常と診断されても、妊娠期間中何がどう変化するかわからないと思うのだけど。だから日本の場合は毎回エコーしてくれるんだよね。

これで一体安全なお産の保証はいかほど?という疑問がずっとあり、さらに最後の最後、実際産んでみてこの疑問&問題が露呈される形となりました。

なんか、運がいいことを祈るしかなかったです。

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破水&夫と病院へ

土曜の夜中3時ごろ破水し、病院に着いたのが朝5時ごろ。

入院用バッグを持って、夫の車で行きました。病院は妊娠初期のうちに出産の予約票を出しておいた、産婦人科医のネットワーク内の病院です。

破水していると説明しても、待合室で普通に30分とか待ち、その後検査の部屋で誰もこない状態で1時間とか待つので、夫が何度も「破水している」と伝えに行きました。

伝えたからといって、急ぐわけでもなかったので、こういうもんなんだな、という感じでした…。みなさんどうなんでしょうか…。

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日本語通訳をつけていただく

病院に入る受付の後、検査をし、検査が終わってから個室に入る受付をするところで日本語通訳をつけていただきました。

破水が3時、病院着が5時、検査が終わって個室に入るとお日様キラッキラの朝8時ごろでした。

通訳にかかる費用は保険会社が持つのと、通訳の希望を拒否することは病院も保険会社もできないという決まりがあるとのことで、万が一のことを考えてつけました。

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バースプランが読まれない

この病院が開催する両親学級では何度も何度も「お産はあなたがカスタマイズするのよ」「お産はあなたのストレスを減らすためのお願いをバースプランにいっぱい書いていいのよ」と言われていたので、私もバースプランを書いて、当日ナースさんに渡しました。

しかし、全く、本当に、全く読まれなかったですね。

何この人たち、完全無視なの?という感じ。今思うと人種差別だったのか、私と意思疎通できないと勝手に思われていたのか、なんだかよくわかりません。

バースプランには、子供が大きいようだから会陰切開をして欲しい、あるいは見立てで緊急の場合は帝王切開にしてくれ、など書きました。

まあ、読まれないんだったら、持っていく必要なかったですよね。一体なんなのか。

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無痛分娩希望したが全然無痛じゃない

ツイッターでアメリカで出産を経験された方の記録を読んでいると、

  • 「無痛分娩を最初から希望しているのに、陣痛の起きている間ほとんど麻酔をしてもらえず全然無痛じゃなかった」とか
  • 「麻酔科の先生が針を刺すのが下手で効いていなかった」とか
  • 更に酷いと「緊急帝王切開なのに全然麻酔が効いているかの確認もおろそか」

など、恐ろしい体験談を目にする頻度が多いです。

私の場合もそんなかんじで、最初から無痛を希望しているのに、まずその情報が共有されていない現場のミス、(口頭でもいっているんだし、まずバースプランを読んでくれよ)あと感じたのが、責務の捉え方が日本のお医者さんと違うなあ、と。

日本のお医者さんって、もう本当にボランティアと自己犠牲と彼らの善意で成り立っている感じがしますが、こっちのお医者さんの多くは、現場が全然オーガナイズされていないのと、妊婦さんが何人いようと、「眠いから寝てました」みたいな人がいる気がします。

というわけで、次にも書きますが、私の麻酔科医はナースさんが呼んでも呼んでも全然来ませんでした。

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麻酔科の先生が来ない

陣痛モニタをつけ、破水したのに陣痛が遅いということで陣痛誘発剤を入れたので、陣痛が来ます。

陣痛がくる、どんどん痛くなる、そしてこの妊婦は体力温存のためにも無痛分娩を入院手続き時から希望していると高らかに言いまくっているのに、麻酔科の医師は朝8時頃の私の個室入りから、午後2時半くらいまで現れませんでした。

陣痛で普通に痛かったのは5時間くらいありました。その間、私は叫びながら「麻酔科医はどこなんだ、早くして欲しい」となんども言いましたが、こなかったですね。こんなもんなんですかね。

無痛分娩だけど普通に陣痛は経験する

この辺(午後12時から2時半ごろまで)で私は今回のお産の痛みのピークを感じていて、映画やテレビでよくある泣き叫ぶ出産シーンと同じくらいのレベルで過ごしました。

なので、無痛分娩を希望していても、全然痛みを経験しないわけではなく、痛みを経験しないのは、本当に産む前からの数時間だけ、です。陣痛の痛みは人それぞれだと思いますが、私の場合気絶するくらい痛かったです。それでも医師は何か言いに来ませんけど。

陣痛の波がとても短くなっている時に麻酔科医が到着したのですが、私が陣痛で痛くて動いてしまうのを繰り返し、「針を刺すタイミングがない」とかも言われました。

初めてお産を診るですか、この人?と思いました。陣痛促進剤入れてるんだから、なんでもっと早めにこなかったのか、と疑問。

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会陰切開をしてくれとバースプランに書いたのに無視

実際お産が始まり、(陣痛促進剤や薬の量でお産の時間は8時からと言われ、その通りになったので、コントロールできるんだな、と知りましたね)いきめと言われるがままにいきみましたが、下半身の感覚が麻酔のためないので、産んでいるという感覚はありませんでした。

で、また胎児の大きさのことですけども、大きさや向きのことは、お産本番直前でも伝えられることはなく、頭が見えて来てから、ビューティフルで大きな頭だとかなんとか医師が言っていました。

で、Push, Push! と言われ、生まれたのですが、裂傷のため大出血が起こりました。

お産で大出血&裂傷 医師は「なぜこうなったのかわからない」

子供に全く罪はないのですが、子供が大きかったので、裂傷、大出血が起き、途端に震え(薬の副作用かもしれない)と、体温の低下を感じました。

で、ナースさんたちは赤子を洗ったり、目薬をしたりの世話、医師は「なんでこうなったかわからない」と言いながら、手術が始まりました。夫は、ずっと傍にいたのだけど、まあ、へその緒切りますかとか言われて切るくらいで、何もできないです。

で夫は「何故こんなに出血しているのですか。普通の量ですか?1リットル以上あるように見えますけど」と質問しましたが、医師は「わからない」の一点張りでした。緊急時には話してはいけないという保身のルールが病院側にあるのかも?と思いました。

赤子は無事で、測ってみたらびっくり。8ポンドちょうどでした。

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妊娠後期に1回でいいからエコーさえしていればこうならない

で、娘は無事に生まれましたが、私は大量出血と裂傷を負いました。

で、なんども言いますが、妊娠後期に1回でいいからエコーをして胎児の向きや大きさを精細に推定できる処置をしていれば、これは防げたわけで、日本では起こらないレベルのミスです。

医師は最後の検診(出産の3日前)の時に「6ポンドくらい」という見立てを私に言いましたが、実際は8ポンド。

そして会陰切開をするという判断もできなかった医師。

なんという低レベル。これはもっと大変だった場合、普通に出血多量で死ぬぞ。と感じました。

この後から、病院側は自分たちでのミスではないという頑なな対応を始めます。

医師の回診は1回

土曜の午前5時ごろ病院入りした我々ですが、保険では「普通分娩の場合きっかり2日間」とあるので、ここから怒涛のルーティンがやって来ます。

産道と子宮の方まで裂けたので、それを縫う手術が行われましたが、それに関しては全く説明がなく、こちらに対してはあくまでも普通分娩であった、という説明しかありません。

で、私は1リットル以上(夫目視)の出血があり、その場で重さを測って、数字も確認したけれど、普通分娩扱いで医師は通したいため、輸血などはありません。

子供と一緒に病室に帰され、私は超貧血状態のまま、横たわっていました。本来なら寝る時間(日曜AM0時ごろ)ですが、色々とナースさんから説明を受け、赤子を眺めたり、赤子が泣いたり、私も興奮状態であっという間に日の出時刻となりました。

日曜朝から、

  • 薬の飲み方、
  • 隠部の衛星の保ち方、

などが口頭であり、(ヘロヘロなので、紙に印刷してもたせてくれないかなと)

  • 「写真撮りませんか?買いませんか?」が来たり、
  • おむつの変え方をナースさんが教えてくださったり、
  • お風呂の入れ方練習、
  • ソーシャルセキュリティーの代行書類(出生届)

などが夕方まであり、休む時間が一切ありません。また、自分の調子も悪いのでなんども自力で起きたり立ったり歩いたりして、めちゃくちゃ具合が悪かったです。

後、産後すぐにものすごくむくみました。あれは誰も何も言わないのだけど、一体なんなんでしょう。

ナースさんに、「足がすごくむくんでいるけど、これは大丈夫なんですか」って言っても「はい、医師に確認します」の後、医師からの応答がない。

後、何より具合が悪くて、頭が回らなかったので、すごく焦っていました。

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予定通り普通分娩として2泊で退院

夫は、私の顔色がとても青い、と何度もナースに言いましたが、なんの説明も、対処法なども言われませんでした。

で、月曜の朝、産後初めて医師が来て退院許可だけ言い渡して去って行きました。夫が、顔色が悪い、具合が悪いと言っている、輸血はしないんですか?と聞いたらしいのだけど、特に何もなかったです。

その後すぐ、退院の準備をしてくださいと言われましたw

まだ全然具合悪いのですけれど…

結局、この時点で感染症の対策とか可能性とかを考慮しなかった医師は、一体何をしていたんだって思えます。

私は歩けず、顔面蒼白、車椅子で病院外へ出される

私は立てましたが、まだ歩けず、車椅子に乗せられ、ナースさんが押してくれました。月曜の夕方に退院です。

私は、この時点では、みんな具合悪いけど退院するんやな、アメリカってハードだなと思いながら退院しました。というか、一人では入院から退院まで絶対できないのだけど、これ家族や友人がいなかったらどうなるんでしょう。

娘はカーシートに入れ、カーシート設置などはナースさんが確認していました。カーシートは妊娠中に購入、車に設置しておきましょう!

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娘の検診が翌日からある

家に帰り、体を休められるのかと言ったら、そうではありませんでした。まず、二階の寝室への階段が登れない。登ってしまったとして、今度緊急時(火事など)あった場合に降りれるのかと言ったら、無理そうなので1階のソファーで休むことになりました。想像以上に動けなかったです。

次の日、娘を小児科に連れていく必要がありましたが、夫が全部やってくれました。私は寝てたな。で、娘は黄疸がちょっと強めだったので、それから毎日小児科に連れて行き、採血を5日間ほどしました。これ、本当に辛いんですけど。日本だったら病院内で住むからこんなに移動の負担がかからないで済むのに。

あと、娘は全然母乳に興味を持たなかったです。あれだけバースプランに「粉ミルクは乳頭混乱になるから与えないでほしい。初日から母乳の訓練を始めたい。」と書いたのだけど、出産後すぐ何度もミルクをあげられてしまいました。その結果、初日から乳頭混乱です。

バースプランを読んでほしい&私の言ったことを聞いていてほしい。

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2日後検診に行った先で倒れて再入院&感染症ですね←

退院して二日後、今度は私の検診がありました。で、待っている時にサーっと血の気が引いて、倒れました。

医者が言うには貧血&感染症。そしてERに運ばれて再入院です。

夫がいなかったら、ワンオペだったら、シンママだったら、この辺で私と娘は路頭に迷っていますよ、本当に。

この辺で、夫の怒りがかなり増して来ました。夫はERの医師たちに「なぜ退院の許可を出す際に感染症や秘訣に対する検査、対策がなかったのか、目視だけだったのか」を聞いていました。

ERの医師たちも聞くだけしかできないですから、飛んだとばっちりですけども。

3日くらい入院する

貧血、感染症(産じょく熱)ということなので、鉄剤を飲んだり、点滴などを受けました。そんなこんなで、体調がめっちゃ悪かったので、母乳がなかなか出ませんで、粉ミルクに頼り始めました。

小さな病室には、新生児と、夫と、私がいますが、ナースさん曰く、患者は私なので、新生児も夫もいるべきではない、とのこと。

夫も私も「は?」「すべては色々見過ごされて返されたからなんですけど。」と言う感じでした。

3泊くらいしてから退院しましたが、この辺で生活リズムなどがめちゃくちゃです。母乳も出ません。産婦人科の主治医と、お産に携わった医師は、当たり前なのかもしれないですけど現れませんでした。

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退院してからしばらくして再入院の請求書が届く

家に帰って数週間してから、お産の請求書と、再入院の請求書が届きました。

再入院の方はこちらは再入院が起きるとは当初予期しておらず、また、額も超高額だったので、保険会社に相談しました。

毎日毎日、日中は赤子が泣きながらも保険会社に電話をし、別の担当者に回されるたびに、一から同じ話を繰り返したりなど、大変骨が折れました。

私の英語で通じないときは夫が週末に電話したりして説明したところ、保険会社のアドボカシーが病院側と交渉を3ヶ月くらい頑張ってくれて、私の再入院の原因はお産をした病院側にある、と主張してくれました。

このアドボカシーのおかげで、再入院費用は払わないで済むことになりました。よかったよーよかったよー。

さらに、アドボカシー曰く、サインしているから訴えることはできない、とのこと。

さらにさらに、アメリカ歴が長い人の話によると、サインなんか無視して訴えたらミリオンだよ、と。

訴えたくても、毎日時間もエネルギーもなかったから、訴える元気さえなかった、ですねえ。

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3ヶ月後、私のクレジットヒストリーが汚される

保険会社のアドボカシーの介入が入っていた間、アドボカシーの人には、お産の費用以外は払わないで。と言われていました。そして、その間は請求の催促も止まっていました。

で、入院から3ヶ月経って、今度はデットコレクターからからチャラになったはずの再入院費用の請求がきました。ひいいいい!

こちらは、また電話の日々に戻りました。「これは病院側が請求したが、こちらが払う必要は無くなった」と説明すると、デットコレクターは「病院側からの連絡がないとこっちはなんともできない」みたいなことを言われ、今度は病院に電話をかけまくりました。

しかし、なかなか繋がらない。こちらの番号が拒否されているのかなと思うほど繋がらない。

そんな日々が続き、電話に出てもらえたとしても、担当者がいない、掛け直す、などあらゆるたらいまわしの奥義を使われ、結局病院側に取り下げを要求しても、聞いてもらえず、私のヒストリーに傷が残ってしまいました。しかもクレジットカードを作る前だったので、その後クレジットカードが作れなくなりました。

本当に、このオハイオの病院はひどかった。

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保険のカバーリストから消えたお産担当医師と主治医

出産から半年の間は何回か母体のフォローアップ検診がありますが、半年後以降は、特に何ヶ月後にきてね、と言われなかったので忙しさにかまけて、「検診」を忘れていました。

娘の誕生日の頃にああ、検診受けなきゃと電話をかけたら、私の主治医はもうそこのオフィスにいない、と言われました。で、結局娘が生まれてから1年後に当たる検診はゴタゴタして(里帰りもしたし)受けませんでした。

で、保険会社のホームページの、カバーする産婦人科医のリストを眺めていたら、私のお産を担当医師もリストから消えている…。ネットで探したけど、どこかの病院やクリニックで受け付けている形跡がない…。

こう言うことがあるんだな。私(患者側)にいろいろ伝えられず処理されることってあるんだな、と思いました。と言うわけで、しばらく婦人科の検診は、内科主治医のもとで年に2回(無料の範囲)受けていました。

その後、さらにおかしかったのが、病院側が「あなたのような複雑なお産はこれから研究が必要です。研究に(無料で)協力を」とメールと電話をしてきました。

ちょっとまってw正常妊娠で普通分娩としたのは医師ですよね?そして、大出血があっても鉄剤も輸血も与えないで、感染症の検査もしないで目視だけで返したのはそっちですよね?

赤子抱えながら無料で協力なんて無理なので無視しました。

この病院は頭おかしいんじゃないかと言う印象を受けたので、このあと、主治医から何から、全て変えました。

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まとめ

アメリカの出産は保険会社の医療行為の制約があるおかげで、カオスに陥る可能性があると実感しました。

これからアメリカで出産を控えている皆さんが、安全で母子ともに無事にお産がすみますように、心から祈ります!

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