米国大学留学生活を通して得たスキルその6 日本を再認識

アメリカに留学すると異国での日々の経験を通して色々身についたり強化されるスキルが色々あります。この記事はそのシリーズ第6弾です。

自分にとっての異国で、外国人として滞在し、大学出たような国からの留学生に囲まれてこそ見えてくる母国日本の姿。国際的な立場から見たら日本ってどんな印象?日本での物の見方・感覚って世界のスタンダード的には実際どうなの?と思われる方の参考になれば。

米国大学留学生活を通して得たスキルその6 日本を再認識

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

ものを見るときの自分のポジションってとても大事で、日本にいるときは日本から海外を外国として捉えますし、逆に、自分がアメリカに留学・駐在・移住などで長期滞在すると最初は外部者としての目線から、そして生活が長くなるとともに、居候ながらも住民としての米国の見方をするようになります。

アメリカに留学中、他国の留学生、アメリカ人学生に囲まれて生活することで、日本という国がそれまでよりも客観的に見れるようになるのも、良いスキル構築です。



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アメリカの大学には世界中からの学生が集っている

米国の大学は近年特に差別やバイアスを持たずに配慮された講義が行われていると感じます。

それはアメリカがもともと世界からの移民を受け入れるスタンスがあることと、世界からの学生が授業に参加している環境が大きく影響していることもあります。

が、特に2001年の同時多発テロ以降、アメリカ自身が世界の中心ではないんだと気付いた頃から加速している気がします。

ダイバーシティ環境だからこその差別やハラスメントへの意識

人種差別や色々な面での不平等が実際に至るところであるのがアメリカの実情ですが、それを変えていかなければいけないこととして認識している人も多いのも事実。

企業やアカデミアで教える立場の人には、職場で差別的行為を取らないよう、トレーニングが行われているところも多いです。何が差別、ハラスメントになるか、禁止事項などをおさらいし、トレーニングの参加を怠ったり、顧客や学生に対して差別的言動があった場合は解雇されるなどが契約に盛り込まれている場合も多いので、きちんとした組織ではモラルが守られています。

日本と比較した場合、こういったハラスメントや差別への意識は、現在の米国はとても高く、日本の多くの会社はまだまだ改善する必要がある状況だと強く感じます。




自分が外国人留学生となってわかる海外での日本

アメリカでの日本の見られかた、留学生の抱いている日本のイメージは必ずしも日本人でであるあなたの日本のイメージとは似通っていると限りません。

気迫と鋭さのある世界各国からの留学生

私の体験で面白かったのは、韓国、中国からの留学生の気迫でした。アメリカに留学に来れているのだからとても聡明な人が多いのだけど、私の周りの日本人学生よりも将来をしっかり見据えていて、やるべきこと、やりたいことがはっきりしている印象でした。

後、言い方が悪いけれど、発展途上国からの人も気迫はすごかったです。多分、アメリカに来るということは経済的にも、精神的にもかなりのインパクトなはずです。絶対失敗はできないという責任感も往々にあると思います。そして、もともと国費の方とかが多いので、人物としてとても優秀。

危機感を強く持っている学生たち

母国に帰って、留学で培った知識を仕事や研究で役立てるのでも、米国で仕事をしていくのでも、彼らはとても留学中に何を学びたいのか、危機感と向上心があってしっかりしている。留学に際しての危機感が高いのだと感じました。

こういう雰囲気から、年齢が若くても、しっかりしている、成熟している印象を持つことが多かったです。(私の方が年齢が高くてむしろ恥ずかしい場面も多かったです)

危機感の部分は、自分を含め、多くの日本人に足りないですね。というか、彼らの危機感や鋭さがが際立っているのかも。



他国からは日本はどうみられているかに気づく

日本から出ないと、他国から日本がどう見られているかは、なかなか客観的に捉えられません。

日本にいても、海外からの人を大勢集めて、自分一人を日本人の環境にしたら、いろいろ貴重な意見は聞くことはできますが、とりあえず自分が物理的に日本にいる状態では自分の立場は「外国人」ではないので、留学の際における「自分は母国を離れて何かと制約がある中で物を見る」状況からくる冷静な客観視とはかなり質が違うと思います。

米国留学中に他国からの留学生と自分が「外国人である」という同じ状況にあることで日本に対するホンネが出てくる場合もあるし、良い印象・悪い印象、親日か反日かもよくわかります。

親日・反日の意見が出たら私はいつも「なぜそういう意見を持っているか」に興味があったので、いろいろ聞くことにしていました。

そうすると、日本では習わないことがいろいろと知れました。こういう経験が重なると、自国を出ていろいろな国からの日本の見られ方をしれてよかったと思うと同時に、日本にずっといたのではバランスのいい知識を得ることは難しかったんだなと思い知りました。




日本での物の見方が世界のものの見方ではない

日本で一生暮らす場合でも、仕事などで他国との繋がりは切っても切れないわけなので、国際感覚と、日本以外の国の多数の「当たり前」があることを知っておくのはいずれ役に立つはず。

日本は島国で鎖国の歴史もあったことから、独特の文化が長い間育まれてきましたが、それも当然保全、尊重しつつ、他国とやり取りする際のマナーや常識を嗜んで、両立すべきと思うんですよね。

日本の単一民族的、他国の人との接点があまりない生活基盤という環境では「他国では〜」という部分はとても難しいのですが、やはりこれから日本が有利に行動するためにも歩み寄りは必要。

韓国・中国・インドなどの方がアメリカでしっかり居場所を作って成功している背景には、移民に出る文化が強くあることと、異国でもサバイブできるバイタリティと柔軟さがあるからだと感じています。




色々な状況の国からの留学生

先述しましたが、留学生の中には苦学生・政治的に大変な背景のある国からの学生さんもいます。そういう方と仲良くなってお話を聞くのは一生の宝だったな、と今思います。

留学の目的や、留学後の目標は人それぞれですが、平和な日本で育った自分としては、紛争が当たり前の地域からアメリカに一人で留学に来る方の心境は到底察するに至れず、世界の情勢に興味を持ってもっと勉強するべきだと気付きました。

また、どこの国が良い、悪いではなく、それまでの私の価値観が自分の感情と偏った情報に支配されていたことにも気付きました。

自分のそれまでの考え方、視点、物の捉え方が日本という独自の環境が深く影響しているので、自分の見地自体を常にワンクッション入れて、自分にバイアスがあるのではないかと疑うようになったのは、アメリカ滞在が10年近くなった今でも、とても良いことだと思っています。

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まとめ

米国留学すると、アメリカの大学の多くが、留学生の割合がとても高いため、色々な国の情報を得て、いろいろ気づかされる絶好の環境でした。

それまで日本の単一民族的な感覚で生きてきた自分にとっては目を覚まされるような体験がいくつもあり、それだけでもアメリカ留学をしてよかったと思える価値がありました。

お読みいただきありがとうございました!

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