米国大学留学生活を通して得たスキルその5 個人主義の基本

欧米諸国は、日本から見て「個人主義」が根底にあると言われます。うーん、わかるようでよくわからない。個人主義って何?

実際留学生活中にアメリカ人学生と日本で育って日本で教育を受けてきた私との間に深い違いがあると感じたエピソードなどを交えて、個人主義がわかるようになってきた体験談をまとめています。

米国大学留学生活を通して得たスキルその5 個人主義の基本

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

留学生が多いアメリカの大学ですが、米国全土の大部分の地域が、様々な人種、様々な国からの移民、そしてその子孫で構成されています。

ハイブリッドな家庭も多いので人種と文化が混ざり合って、十人十色、家庭ごとに文化が大きく異なる場合があります。

そんな全体的に画一的ではない環境、さらに国としても若いアメリカですので、「何がどうでなくてはいけない」とか先にできていたルールに則って人々が生活するよりは、個々がしっかりと自己の目標や幸せの追求のために生きるという社会でもあります。

これは日本とは随分違うけれど、「自分自身」の判断、意見、経験など、それぞれが違うと言う前提での社会です。

さらに「自己責任」と「個人の自由」の絶妙なバランス、他人の意見などをむやみに侵害しないドライさがあります。こう言うのを感じると、アメリカって日本と随分違う点があり、異国で育った人間としては面白いと感じました。

米国滞在中に至るところで垣間見れる個人主義が根底にあることについて、いろいろご紹介します。



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国際色豊か・ダイバーシティ環境下で生活すると

アメリカではいろいろな人種と民族が共に暮らしていますが、特に大学内では留学生の割合が多いため、更に国際色豊かな環境であることが多いです。

皆さんの通う大学はどうでしょうか。

そんな環境下で、出身国の違う学生同士、いろいろな場面でお国の違いがよく表れます。日本ではなかなか体験できない環境ですので、様々な人の観察をしてみると、世界を、アメリカを、日本を、少し客観的に見れるような気がします。

アメリカの大学は留学生の割合が多い

大学に通っているアメリカ人は、大抵の人は自分の知らない文化圏から来た人たちにとっての接し方を心得ています。とりあえずタブーは犯したくない、という意識はある人が多いです。

しかしながら、一部の人たちには根強い差別も残っているのが現状です。もしあなたが外国人である、日本人であるという理由でひどい扱いを受けたら、速やかに教授などに相談するべきです。

実際に地域によっては外国人への接し方に慣れていない教授、意図的に差別して来る教授もいました。体験談はこちら

アメリカ中西部のアジア人差別体験談まとめ

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今は特に、どんなことも差別につながらないよう、配慮を学ぶことが学校や企業でも多いですから、大学でもそういう講義・セミナーがあれば是非参加して、近代的な対応ができるように自分のマナーをアップデートしたいですね。



いろいろな人がいるからこそ個人主義的な対応が必要になってくる

私は日本で育ち、日本で教育を受けてきました。日本は「自然発生的に誕生した国、歴史が長い国、単一民族・そしてグローバル化はされていない環境」と言えます。

逆にアメリカはその真逆で、「人工的に建国された国、歴史は日本と比べたら短い、様々な国の出身者を迎え入れるという理念が根底にある環境、常に人種差別やポリコレなどを気にしている環境」です。

大学の教授、そしてアメリカ人の学生は特に人種差別やポリコレに配慮した振る舞いを心がけているように見えました。

多種多様すぎてスタンダードや「当たり前」が設定できない状況がある

アメリカのように多種多様の背景の人々がいる環境だと、日本のように「これは全員が知っているであろう前提で」とか「これは全員ができなくてはいけない」とか「これは一般常識として」というようなスタンダードを持つことが基本、不可能です。

スタートラインが同じではない、今までの過去も同じではない、という人々が一堂にいる状態だと、結局は「皆それぞれ」「一人一人違って当たり前」という考え方にしてしまう方がいろいろとやりやすいのです。

何か一つを当たり前としてしまうと、それができない人、それが当たり前でない人を排除・否定してしまう可能性があるので、まずそう言った「当たり前」を決めつける事をしないところに落ち着いているのだと思います。

そして、それぞれの尊重をするというところに行き着く感じなんですよね。これが理解できるまでに、私は数年を要してしまいました…。

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アメリカにお邪魔している外国人として心得ておきたいこと

本題から少しそれますが、アメリカ側からしたら「外国人」である我々日本人側も心得ていなければいけないことがあります。

日本のような独特の環境で生まれ育つと、日本の「当たり前」がアメリカではそうでないとはわかっていながらも、頭で考えてしまったり、逆に感情的にも拒絶心が生まれてしまったりで「郷に入りては郷に従え」を実行するのが難しい場合があります。

どんな事を気をつければいいか、私の体験の中からご紹介します。

外国人という理由での頑なな態度は良くない

気をつけたいのが、まず「外国から来たから知らない」という態度を闇雲に取らない。

わざわざ日本から勉強しに「来る」というチョイスをしたのはあなたの責任、とみなさん思っているはず。

「外国人だから理解できない」という言い分は「新たに学べるチャンスを自ら逃している」ことでもあります。

あなたが外国から来て、いろいろなことを知らないであろうことは皆分かっています。ですので、一歩進んだ態度で周りの皆さんに接することがいいと思います。

例えば「わからないことばかりなので教えてほしい」という姿勢はとても好感が持てます。「知りたい」という意思が現れていますよね。

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国や文化の違いをむやみに主張しない

また、「あなたはアメリカ人だから、私は日本人だから」という「違い」をおおっぴらに設定しないことも重要です。

アメリカ人だからこう考える、日本人だからこう考える、というよりは、「あなたはこう考える」、「私はこう考える」の方がいい。単位が文化や民族や肌の色や言語でラベリングされているよりも、個人であったほうがいいのです。

アメリカという国を自ら選んで来ているわけですから、せっかく留学に行っても現地でのやり方を学ぶ姿勢が薄く、常に見解が「日本ではこうするものだから私はこうする」の主張ばかりでは周りの人も離れていってしまいます。

これは実に勿体無いです。個性とわがままは違いますね。


あなたの考えはあなた個人のものと言う前提を受け入れる

「あなたはあなた。」

「あなたの考え・チョイスはあなたの権利であって、自由の元に成り立っている。」

「あなたの考え方は他人が強制して変えることはできない。」

「他人の考えも同じく、あなたが強制して変えることはできない」

日本にいると、こういう見方は、なかなかしないで暮らして来たかもしれません。

アメリカでは自分の言動は自分のもの。むやみに同調して変えたり、他人の顔色を伺い、合わせなければいけない、という場面が少ないです。

ここにもハイコンテクストカルチャー(日本や、そのほか歴史の長い国に多い)とローコンテクストカルチャー(米国など)の違いが現れます。

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日本とは違う「人権」の捉え方とアプローチも垣間見える

今まで述べてきた通り、一人一人が違うことが当たり前、とアメリカ人の大半は思っています。

普通、米国では固定概念や同調のプレッシャーは「強制」のレベルでは押し付けてきません。

日本と比べて他人に対して強く「こうすべきだ」と踏み込んでくることはタブーで、不快感を示す人が多いです。それをなんらかの差別やハラスメント受け止める人もいるかもしれません。

この辺の力加減は、アメリカもこの25年でとても大きく変わったようです。今現在も「人種差別」「性差別」などは大きなキーワードで、常に人々の意識がアップデートされ続けています。

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グローバル社会に対応した鷹揚な構えを学ぶには

違いの原因、理由は「やむを得ない理由か、その人のチョイス、責任である」と多くの人は捉えて、深くは干渉しないように心がけています。個々の違い、考え方の違いの根底を責めることは、ま普通の人はしません。(差別になるから)

アメリカでは他人に対しては一線を絶対に超えない「そこまで関わるべきではない」の見えないけれど壁のようなバリアがあるような気がします。日本は逆に個々のプライベートな部分も結構入ってくる場合もある気がします。

アメリカの外に出ても、異国の人の物の見方や考え方の違いを前提としながら、波風を立てないよう気遣う際、この個々の「絶対踏み入らない」距離感が「尊重」の感覚につながるのではと感じます。

以下、アメリカに留学されている方向けのお勧めアイテムコレクションです。眺めていると楽しくなるグッズがたくさんよー。

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まとめ

いかがでしたか?

日本で育った日本人がいざアメリカに来ると面食らう面が多く、最初のうちは苦労するのですが、留学でアメリカで国際色豊かな環境下でのやり方を身につけてしまえば、日本に帰ってからも、またアメリカで仕事をする場合でも、かけがえのない財産となります。

グローバル社会でのマナーを日本に持ち帰った留学生が、どんどん日本全体に良い影響を与えていってほしいと思うばかりです。

お読みいただきありがとうございました!

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