私には今度キンダーに上がる4歳の娘がいますが、ニュージャージープリンストンエリアからニューヨークに親子ふたり旅をしてきました!
二人で一日朝から夕まで満喫して$50以内の子連れ向けマンハッタン、セントラルパークで無料で遊ぶコースをご紹介します。
ニュージャージーやニューヨークの近郊としにお住いのご家族の参考になれば幸いです!
ニューヨークになんと子連れで$48で行ってこれました!
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
ニューヨークへ行きたいかー!
2018年、ニュージャージーに越して3年目の夏が到来いたしました。
ニューヨークへは2、3ヶ月に1度の頻度で家族で遊びに行く感じなのですが、国際都市ニューヨークの魅力と比例して、出費の方も行くだけでかなりとなる(うちにとっては)ので、車で1時間の距離でも躊躇してしまい、結局こんな頻度となっております。
ですが、せっかくの夏休み、お天気に恵まれた日に娘を連れて一日楽しく朝からふらっとニューヨークへ行ってくるのもオツだなと思ったので思い立った日に決行してきました。
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今回は一番安いし楽なバスで行きます
今までいろいろな方法でNYに遊びに行ったことはありますが、我がファミリーの場合、うちの近くから乗れるバスを利用するのが一番安い!という結論になっておりますので、今回もバスで行きますよ。
何より、私にマンハッタンまで運転して行く技術と度胸がまだないですな。
バス乗り場に車を置いて、オフィスで私の往復チケットだけを購入。往復$22.5なり。4歳の娘は無料です。30分に1本のペースで出ているのでそんなには待たずに乗れるんだけど、子連れなら時間ちょっと前について、なるべく長く待たずに乗ってしまう作戦がいいかもしれないです。
はい、現在までにかかったコストは$私のバス代$22.5です。
ポートオーソリティー駅は複雑だけれど慣れれば便利
さて、ちょっとした渋滞があるので1時間でとはいきませんでしたが、11時半前にニューヨークに着きました。
もっと時間を短縮したい人は高くても電車などを使ったほうがいいんだと思います。特にニューアーク付近を越えてからの高速が混んでいました。バスの中でのんびりできたので、とりあえず我々はこれでよし。
バスはマンハッタンのポートオーソリティー駅に着きます。大きな駅なので、惣菜店やコンビニ、軽食屋が結構あります。ポートオーソリティー駅とはこの辺です。
我々はあまり動いてエネルギーを消耗したくないので、ポートオーソリティー内のピザ屋で大きなピザを2枚買って、そのまま地下鉄に乗ってセントラルパークウェストに位置する「ナチュラルヒストリーミュージアム(自然史博物館)駅」を目指しました。ピザ屋 Villa Fresh Italian Kitchenのホームページはこちら。
はい、ここまでの出費はバス代$22.5、ピザ代(二人分)$11、地下鉄代$2.75。合計$36.25。驚異のローコストです。
どんどん歩ける!セントラルパーク!
都会のオアシス、セントラルパークはその名の通りマンハッタンのど真ん中にあり、緑豊富なオアシスです。
この街を設計した時にこの公園を設置しようと考えた人は、いろんな意味で偉いと思うんだけど、とてもアメリカらしい公園なんですよね。
日本の「公園」と違うのは、庭園的な部分よりも生活の中で自然からのメリットを受けられる場所として存在している意味合いが強いことだと思う。
綺麗に整備されて、花が植わっていて、というものはそんなになくて、とにかく、走ったり歩いたり、子供を遊ばせたり、野球をする場所を置いてあったり。
都会のオアシスの機能がはっきりしているセントラル・パーク
人口密度がものすごい高いマンハッタンというところでこれだけの広さの公園がなければあかんから作ったよ!っていう感じがします。
よく茂げる木々あり、芝生あり、池あり、散歩道あり、ジョギング、サイクリングに最適なコースがたくさんある。そしてローカルコミュニティへの配慮として、ちゃんと子供用のキッズプレイグラウンドも多数あります。
ちょっとだけなんか浜離宮とかあの辺の印象と重なって、春は桜がやっぱり咲くのかなとか想像してしまいますが、おそらく桜は日本ほどは咲かないです。
大都会の真ん中にどこからでもアクセスしやすいように、騒音や排気ガスからの隔離エリアがあるというのは精神衛生上とても大事な存在だと感じます。
横500メートル、縦2、5キロの長方形の中に、様々な用途とお楽しみが詰まっている大公園です。
セントラルパークが楽しくて夢中で探検しだす娘
我々がセントラルパークに入ったのは自然史博物館の中央、だいたい79th streetのあたりの小道なんだけれど、入ってちょっと歩くとBank Rock Bayという池があって、池と木々をバックに高層ビルが見える、まさにニューヨーク!という風景が広がります。娘はそれが嬉しかったようで、率先して歩いていました。
The Rambleは探検気分になれる場所
軽く汗ばむ感じで歩きたいという元気な方にオススメなのは The Ramble というエリア。上記の写真のような風景を見ることができますよ。Rambleってなんだか険しい響きですが、体を鍛えるにはいいコースです。
このエリアは木立の中を細めの散歩道が張り巡らされていますが、かなり起伏があったりするので足腰にいいです。ジョギングしたら結構きついですね。そして迷路っぽいので意外と抜けるのに時間もかかります。
林の中を池沿いに歩くと素敵な風景が色々な角度から楽しめますし、Bow Bridgeという有名な橋も渡ることができます。
ちなみにこの池は手漕ぎボートにも乗ることができます。ボートは1時間レンタルでおよそ$35です。そのうち$20はデポジット(保険として)だったと思うので、問題なければ、戻った時に返ってきますので実質$15ですな。
キャッシュのみです。クレジットカードは不可。使えませんので現金を持っていきましょう。
なかなか素敵ー!木陰は歩きやすいし、とても良かったです。
Bethesda Fountain に到着
さて、我々はBow Bridgeを渡って、ボート池の南側にやってきました。一帯が舗装され、開けたプラザはベセスダテラスと呼ばれています。Bow Bridgeからベセスダテラスは突然観光客が多くなります。
セントラル・パークの様々な名所の中でも有名なベセスダ・ファウンテン。噴水の水の中にはたくさんのペニー(1セント硬貨)やその他小銭が投げ込まれています。
水草も色々と植えられているのでなかなか面白いです。特に写真をとったり、休憩したりの観光客が多く、アイスキャンディーやスナックなどのワゴンが多数出ています。
テラスの階段を上がり、見晴らしが良くなったところから、我々は北西の方向、不思議の国のアリスの彫刻をめざします。
木陰でモデルボートを眺めたりして休む
さて、娘と私は既にかなりの時間歩き続けていますが、子供に大人気の不思議の国のアリスの像までさらに歩きます。途中でConservatory Waterというボートの模型を浮かべて遊ぶ池があり、ベンチでのんびりできるので、水を飲んだり、お菓子を少し食べたりして休憩です。
Model Boat Sailingは模型のボートを借りて水に浮かべて眺めるだけなんですが、風向きや風の強さでそれぞれ動くので面白いですね。のんびりできます。
こんなボートを浮かべてゆったりと時間を過ごすという遊び、昔の映画の「上流社会」っていうのを思い出しました。優雅で美しい光景があるなあ、と感動。
この映画だー!昔よくミュージカル好きな母と見て楽しかったんだけど、サッチモやビング・クロスビー、フランク・シナトラ、グレース・ケリーといったアメリカの映画史に残る名作なんですわ。まだ見たことがない方は是非。アメリカン風情、アメリカン品性が感じられる歴史的遺物です。
不思議の国のアリス像に到着
私が中学か高校の時の英語の教科書に写真が載っていた記憶があるんですが、セントラルパークの数ある彫刻の中でも大型で、有名なものの一つですね。
週末の混んでいる日は子供達がわんさか集まって登ったりしています。写真を撮るのも観光客が多くて一苦労なんですが、今回は夏休みでも平日だったのでほぼ貸切でした。ラッキー!
メトロポリタン美術館は諦め、プレイグラウンド巡りに徹する
セントラルパークは広いので、あちこち娘と探索しているうちに、あっという間に午後1時ごろになってしまいました。メトロポリタン美術館はせっかく行くならたっぷり時間をかけて見学したいもの、さらに娘もだんだん疲れてきているので断念しました。
しかし娘はプレイグラウンドならいくらでも時間を潰せるようなので、セントラルパークのプレイグラウンドをいくつか巡ることにしました。
ジェームス・マイケル・レビン・プレイグラウンド
まず行ったのは5番街とイースト77ストリートの近くに位置する、ジェームス・マイケル・レビン・プレイグラウンド。
ここは以前もきたことがありましたが、夏場はお水で遊べる簡単な噴水コーナーがあるので、小さなお子さんは皆さん水に濡れてもいい格好をして遊びにきています。
子供の数が多かったので写真がありませんが、ここにくる場合は是非タオルとできれば水着を持ってくるのがオススメです。大人は木陰で座って見守り、子供は水遊びでゆうに30分は潰せます。滑り台やブランコなどもありますよ。
ということで、うちの娘は30分以上遊んでおりました。
エンシャント・プレイグラウンド
次に行ったのは北へ徒歩5分、メトロポリタン美術館を越して5番街とイースト84ストリートの位置にあるエンシャント・プレイグラウンド。
ここはコンクリートの小さなアスレチックがあり、子供たちは壁をよじ登ったり、滑り台、ブランコなどで遊ぶことができます。
大人は静かに座って5番街の交通の激しい音とニューヨークのハイソなエリアの皆さんの暮らしぶりを妄想することができます。
どうやったらここに住むほどの安定した富を築けるのかといった永久の謎を考えるのにはもってこいの場所でございます。
子供がたくさんいたので、こちらも残念ながら画像はありません。
セントラルパークを東西に横切る86ストリート
さて、86ストリートを今度は西に向かい、セントラルパークを横切ります。この通りはバスが通っているので、疲れた方はバスに乗ってしまってもいいと思います。
20年前私は一人アメリカで個人研修で旅をしていた時、この辺で作家の壇ふみさんを目撃したことがあります。人口密度が多い街だから有名な日本人に遭遇することもあるんですねえ。
この86ストリートなどではセントラルパーク、ニューヨーク観光名物の馬車や人力車が多く走っています。見た目華やかですねー。
この辺は広大な芝生が広がり、皆さん寝そべったり、遊んだりと日本のニュースでもおなじみの風景が広がっていました。
日本のお昼のニュースで「ニューヨーク猛暑!」などというと、この辺が映るんでしょうね。平日なので人はそんなにいませんでした。いつも感じるのは、東京よりも格段と空気が綺麗です。ニューヨークは大きいと感じますが、実は東京の方が人口的にも面積的にも多いんですよね。
アブラハム・アンド・ジョセフ・スペクター・プレイグラウンド
プレイグラウンドは寄付をした人々の名前がついているんでしょうけれど、寄付をするという文化がとても大きいアメリカ。公園のベンチや彫刻や、そしてプレイグラウンドといった規模の大きな「寄付」がたくさんあることがすごいですね。
こちらのプレイグラウンドはセントラルパーク西側、86ストリートとセントラルパークウエストの交わる位置にあります。ちょうど木陰で過ごしやすかったです。
遊具が大きくて、下が全部砂。今回巡った3つのプレイグラウンドはそれぞれ特徴が違うので、娘はかなり満足していました。
木が多いと、ついて行く大人も結構涼しいので7月半ばの夏真っ盛りでも過ごしやすかったです。
セントラルパークを出て帰路につく
さて、娘の体力も時間的にも限界になりましたので、帰る時間です。帰路に耐えられる娘の体力を逆算しなければならないので、子連れは結構この辺気を使いますね。
スタバで飲み物を飲んでバスに乗る
さて、プレイグラウンド巡りも終わりにして、そろそろ帰ろうと、4時半までに元きたバスターミナルまで戻ろうとセントラルパークを後にしました。
喉が渇いたので86ストリートをコロンバスストリートまで西へまっすぐ行き、スタバで飲み物休憩(娘レモネード、私コーヒーで$6)をして、ポートオーソリティー駅がある42ストリートまで11番バスに乗って行くことにしました。便利。
ここまでの出費は$42.25。セントラルパークでの出費は全くなかったという奇跡。公園内のワゴンでおやつ、水を買うときは結構かかるので注意が必要です。
バスの渋滞は避けられない
11番バスはだいたい15分おきにきますが、4時をすぎると結構渋滞(いつでも渋滞しているけれど)86ストリートから42ストリートまでのまっすぐの道のりが40分近くかかりました。娘、疲れて寝てしまった。
バス代$2.75なので、ここで出費はちょうど$45なり。いらないものは絶対買わないぜ。
バス自体は混んでいないですが、元気な大人だったら徒歩で行ってしまった方が結局早いので、体力が余っているけれど早く帰りたい方は歩いてしまうのもオススメ(?)です。
子供がいたら絶対無理ですね。お子さんがいてなるべく早く着きたい場合は、バスより地下鉄を使った方がいいですね。
ポートオーソリティー駅についておやつを買う
駅の売店でポテトチップスと出来立てポップコーン(合計$3)を購入し、トイレを済ませ、娘とバスに座ってゆったりと帰路につきました。ポップコーン、ニューヨークとしてはとっても安かったと思います。
この時点で$48ドルですね。家からマイボトルで飲み水を多めに持って行くとかなり節約になりますな。売店で水を3本買っていたら$10は出費していたと思う。
ここですでに4時45分頃なのですが、通勤客がかなりいてバスは満員でした。滑り込みで乗れたので待ち時間がなくラッキーでしたが、バスは基本的に30分置きにきますので最悪30分待つのは覚悟です。なかなか厳しいニュージャージーとマンハッタンの通勤客。
リンカーントンネルからニューアークまでずっと渋滞
リンカーントンネルを通るとき、私は東京の首都高の霞ヶ関トンネルあたりを思い出してしょうがないのですが、とにかく主要道路の合流のせいで混むのです。
ここを抜けたら空くかなーと思うけれど、なかなか渋滞が解消しないスポット。これは毎日NJーNY間を通勤している方はえらいと思いますね。
バスの乗客、皆さん通勤時間を無駄にしないようタブレットで映画を見たり、ずっとゲームをやっていたり、何かしら対策をとっているのが印象深かったです。娘はポップコーンを食べて爆睡していました。
こういう通勤時間向けの資格のための勉強アプリとかがあったらかなり需要あると思うんだけど、アメリカって日本みたいにユーキャンの資格講座みたいなのがあんまり主流ではないから、浸透しないんだろうなぁ。私が通勤してたら軽く勉強するんだけどな。
帰路は2時間かかった
さて、4時45分ごろにポートオーソリティーをでましたが、事故や慢性的な渋滞が原因して自宅近くのバス停で降りるとすでに6時半。えぇ。1時間45分もかかったってことですね。これは辛いなぁ。
日本の首都圏の通勤も辛いけど結構互角な体力と時間の消耗ですよね。我々はさらにバス停からマイカーで家まで約10分ほどまた行きますので、片道約2時間。
これはしょっちゅうはできない遊び方ですね。でも、違う見所を友人が教えてくれたのでまた来月行ってみようと思います。
やっぱり近いとはいえ交通がネックで気持ち的には遠いなあ。まあ、遠さがまたニューヨークのイメージを神々しいものにしてるのもあるけれど。
おまけ
ニューヨークの小旅行動画です。是非お楽しみくださいー!
まとめ
ニューヨークは近いのにやっぱり遠かった子連れ旅ではありましたが、出費が結局$48で済んだのは私のケチスキルが功を奏したというか、子供が交通費などかかるようになったらもうできないので、大満足です。
セントラルパークは何度行っても楽しめるし、プレイグラウンドもなかなかユニークなものがあるんだな、と良い発見でした。
長い夏休み、お子さんとまったりして刺激が欲しいニュージャージーの皆様、こんな日帰り旅を企画してみてはいかがでしょうか?