今年から娘のいく公立の学校ではなんと「甘いものの持ち込みを制限」する決まりができました。
今まで特に誕生会などではシュガーアイシングたっぷりのカップケーキや、キャンディー類がふんだんに出されていたのですが、一気にヘルシー思考になりました!
この記事では、親として嬉しい点とアメリカの甘いものが本気で甘い件について語ります!(笑)
お菓子を食べない傾向になってきているアメリカの学校
こんにちはー在米アメリカ文化ライターのキョウコ@NandaroAmericaでーす。
娘の学校では今年(9月)から学校におやつでも、甘いものを持っていくことが全面禁止されました。この動きは全米でおこっていますが、現在都市部を中心に広まっているようです。
「キャンディー」が指す範囲が広い!
さてアメリカで「Candy」と言うと、飴(一粒のものからロリポップのようなもの)、チョコ(板チョコ、小さいチョコ、M&M’sのようなチョコ)、チョコバー(スニッカーズのような棒状のもの)、その他砂糖菓子(ラムネ的なもの、キャラメル、ハイチュウのようなソフトキャンディなどなど)すべてひっくるめて、とりあえず全部「Candy」です。
はい、みんな美味しいですね、そしてアメリカのはすべて砂糖が濃いですね!!
範囲が広いと言うか、大雑把と言うか、慣れるまで日本人がアメリカ人の言うキャンディを把握するのには結構な概念の見直しが必要だと感じています。
私は個人的にチョコレートを指差してキャンディと言われた時は、砂糖が入っているものだからキャンディと呼んでいるのか、お菓子系は全部キャンディと呼ぶのか、戸惑ったことがあります。(笑)
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砂糖禁止!油禁止!ケーキ禁止!ナッツ禁止!
さて、そんな範囲の広い「キャンディ」をうちの学校は全部禁止にしました。キャンディの範囲が広い分、インパクトが大きいですね。
びっくりしましたが、始業式に校長先生が説明会でおっしゃっていたのでオフィシャルな決断です。
ナッツ禁止
そして、前からですが、ナッツは禁止ですねー。これはかなりの学校で禁止されていると思います。
(が、徹底は難しいのではと感じています)ピーナッツはじめ全てのナッツが、ピーナッツアレルギーの人への配慮として持ち込み禁止になって久しいですが、気をつけたいのがサンドイッチ用のパンに刻んで練りこまれていたり、周りに飾りでまぶしてあったりするのは盲点です。お弁当をご用意される親御さん、気をつけましょうねー。
ピーナッツバタージェリーサンドイッチからピーナッツバターが消える日。
お菓子より果物
例えば、娘は午後15分間おやつの時間がありますが、スナックの時間に去年のカリキュラムで食べていたものは、クッキーやチョコ、マフィンなどが多かったと思います。
しかし今年からは「なるべく果物か、砂糖、油を使っていないもの」という結構な指示がありますので、ポテトチップ、揚げ菓子、ドーナツなども禁止です。
今まで持参するお弁当やおやつの中にちょこっとだけクッキーやグラノーラバーなどを持って行かせていた親御さんはかなり買い物内容に変化が出たと思います。
一番打撃(笑)を受けているのは子供達なんですけどね。
実際に何を持っていけばいいのやら
野菜スティック、果物、塩味プレッツエル、ポップコーン、クラッカー、ライスクラッカーなどの選択肢くらいしかないですね。
しかも冷蔵庫がないのでイチゴやラズベリーなど水っぽいものは避けなければいけません。リンゴも切ったものが室温でバッグの中で6、7時間大丈夫なのかといったら怖くて入れられなくなりました。
意外と難しいですねー。
結構何を持たせればいいのか悩んだ挙句、うちは砂糖なしのアップルソース、紙パック牛乳、Cheerios(シリアル)の砂糖なしのノンフレーバーのものを小さなタッパーに入れて持たせています。朝ごはんみたいなメニュー。
誕生日パーティーにも変化が!
去年のプレスクールでは、お誕生日の子供の親御さんがお菓子やおもちゃ(他の子供達に振る舞う)をかなりの量教室に運び込み、先生はおやつの時間に支給していましたが、誕生日につきものの「ケーキ」も禁止されました!
これは賛否が出るのかなと思いきや、うちの近所のおばちゃんたちは「先見の明ある校長!すばらしい!」と褒め称えていましたね。地域によるところが大きいとは思いますが、ニュージャージーの中部の平均的な街では今こんな感じの世論です。(笑)
去年のプレスクールの誕生日会では
親が
- 紙皿
- 紙コップ
- ストロー
- ナプキン
- ジュース
- シュガーアイシングやおもちゃの乗ったカップケーキ
- Goody Bag(おもちゃが入ったお楽しみ袋。$5ー$10相当のおもちゃ詰め合わせが入っている。鉛筆、消しゴムなどの場合も)
などを潤沢に持ち込み、子供は月に2、3回は持って帰ってきます。お友達のお誕生日当日に個々にお祝いしていたからですねー。
今年のキンダーでの誕生日のお祝いは
今の公立学校は、もう義務教育なのでお誕生日は個々で祝わず、月に一回「10月のお誕生日会!」と全員まとめてやっています。そして、Goody Bagは全面禁止。これはいいアイデアだと思う。
貧富の差が露骨に出てしまうし、子供もその様子を見て「あの子貧乏」「あの子金持ち」と無駄な偏見を持たずに済みます。そして、なにより親の負担が尋常ではないですからね。
先日の月一回のお誕生会(うちの娘の誕生月)に持っていったものは、先生と相談の上、ポップコーンの小袋人数分(22個)とよく洗ったぶどう22人前(4キロ)でしたね。それでも律儀なことにぶどうは少し返ってきたのでびっくりしました。
おもちゃなし、甘いお菓子なし、果物とポップコーン!
これはむしろ食べ物の健全性以上に「大したものがなくてもいいから友達の誕生日を祝おう」の精神(笑)としていいですね。禅僧のような園児たち。
アメリカのケーキはとにかく甘い
さて、なぜ学校で甘いものが禁止されたのか、それは、アメリカの甘いものが本気で甘いからです。
アメリカでの甘いものについて触れたいと思います。日本で育った私が一番馴染めないのがアメリカのケーキです。日本のしっとりふんわりの生クリームのショートケーキや、淡い味のスフレ系や、シュークリームなどがアメリカでは皆無です。
代わりに何があるのかと言うと、ずっしり、がっしり、どっしりとした超でかいスポンジケーキにジョッリジョリの粉砂糖とバターホイップクリームのアイシング。それから胃が焼ける感じのするパイ類です。濃い&重いですね。
アメリカのケーキは一切れが高さも(厚さ)幅もあって、これは太るし、糖尿病が多いわけだよね。
そして超カラフル!
あと、鮮やかなドーナツ、カラフルで絵柄も面白いカップケーキなどは年がら年中「いったいこの地域でこんなに消費されるのだろうか?」と疑問に思うほどスーパーに置いてありますよね。
ケーキ専門店があんまりないからスーパーに一極集中で置いてあるのかもしれないけど、スーパーのケーキ屋は昔よく写真を撮りまくりました。そして買わない。
私は年齢のせいもあるのか、年々ケーキは食べたくなくなってきましたね…。
家庭によって栄養バランスがかなり違うアメリカ
アメリカには当然色々な考え方の家族がいますが、貧富の差を(ある意味軽蔑的に)測る最たるものとして「ジャンクフードなどをよく食べるかどうか」があります。
ジャンクフードはもちろんファストフード、そして脂肪分、糖分の多いチップスやキャンディ類ですが、貧しい人ほどそれらを多く食べてしまう傾向があるのが事実です。
家庭科教育を受けていない人が多い
アメリカに来て、アメリカ人と結婚したり、アメリカ人の日常を多く見て来て私がちょっと呆れていることとして、栄養、料理、家事炊事のイロハをアメリカ人は(意図的にかもしれない)あまりにも教育されていないことがあります。
日本では体にいいものを食べよう、作ろう、経済的にも無理ない、節約した材料とはどんなものかの教育と、一汁三菜の基本的な家庭実習は小学校でバッチリ基礎を学び、その後中学、高校、と必修で一応ありますよね。
アメリカは州にもよりますが、あまりにも家庭科が疎かなのです。
旦那、そして旦那の両親を見ていても、家庭科の知識が本当に疎い。と言うか、ない。ドメスティックサイエンスって知っていますか?と聞きたい。
義務教育が腰を上げた印象を受けた
教育レベルが低い地域や家庭出身の人は「美味しいもの」「安いもの」「簡単に手に入りやすいもの」を好んでしまい、そして肥満や不健康への悪のスパイラルが始まります。
しばらく前までは私はこの、あまりにも家庭科を教わっていないことが政治的策略(笑)なんじゃないかと思っていました。
が、最近はこの「おいしいものを自力で作れない」「体にいいものがわかっていないからこそジャンクフード過多になる」の不健康スパイラルを断ち切るが如く「学校で甘いもの全面禁止」となったのではと期待しています。
家庭科で調理実習や栄養面の教育も必修でやってほしい!
以前アメリカの食や家庭科について書いた記事はこちら!
今日の英語 nuts-free=ナッツを使用していない sugar-free=砂糖を使用していない cavity=虫歯 nutrition=栄養 food education=食についての教育、意識 balanced food=バランスの良い食事
まとめ
いかがでしたか?と言うことで、学校側が誕生日に甘いものを禁止したのは健康&栄養的にとてもいい決断だと私も思っています。
なるべく子供にはジャンクフードや甘いものを食べさせる機会を減らし、野菜、果物、良質なタンパク質、そして運動を与えたいと私自身も考え直すきっかけになりました。そして自分自身のお腹周りの随分な貯金もどんどん燃焼していきたいと一念発起です。