米製日本語! Hibachi、Kombucha、Mrs. Watanabeって知ってる?

日本語に様々な外来語があります。その中には、オリジナルの意味を持たずに日本特有の意味合いを含ませて展開するものも多々あります。

ここアメリカでももちろん同じことが起きており、日本ではそんな意味で使われていない「米製日本語」というのも多く存在します。この記事ではアメリカで普通に通用するようになって来た「日本語」由来の言葉をどっさりお伝えします!

和製英語があるなら、もちろん「米製日本語」もあるお話です

和製英語の最たるもんとして「ノートパソコン」、「サラリーマン」、「アフターサービス」、「テレビゲーム」、「ジェットコースター」、「メリケン粉(笑)」などなど、英語圏では通じない、一見「英語」な単語がいっぱいあります。

はい、これらは海外ではぜんっぜん通じない、和製英語です。(汗)

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そういう感じで、日本語もアメリカに来て変な感じで広がっているのがいくつかあるので、そんな単語を今日はいっぱいお伝えします。

ちなみに、私は和製英語、別に悪いとは思いません。植物、動物が違う土地に入って違う進化を遂げてくのと同じで、文化や言葉もそうです。

ただ、問題なのは、英語を真面目に学習してる方が和製英語を「アメリカでも通じると思い込んで使ってしまった結果、悲しい思いをする(笑)」ことですね。

なので、この記事を読んでちょっと前知識をつけようね!(笑)

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文化関連の記事は他にもこんなものがあります!

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和製英語の最たるもんリスト(笑)

ちなみにさっきあげた和製英語、英語で本当はなんというのかというと

  • サラリーマン=”office worker” あるいは”employee”。
  • アルバイト=”part time job” (アルバイトはドイツ語で仕事という意味です)
  • アフターサービス=”warranty”や “maintenance”や “repair”が故障したら直してくれるサービスのこと。
  • テレビゲーム=”video game”。 昔は単に”Nintendo” と言っても通じました。それだけ代名詞的だったということね。
  • ジェットコースター=”roller coaster”
  • メリケン粉(小麦粉)=”flour”

ですねー。

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ちなみによくできてると思うのは、

「サラリーマン」Salary  + Man =給料をもらう人

私的な解釈では「会社に雇われているので、収入に上限があります。そんな人生さ。」みたいな匂いがしてたまりませんね。何なのこの哀愁。(笑)

満員電車の様子さえ脳裏によぎります。

美しい日本語。(文化庁)

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米製日本語ってどんなのがあるの!?リスト!

はい、じゃあ、米製日本語、じゃんじゃんご紹介します!まずは食べ物の部。

食べ物に関する日本語は本当にびっくりするほどアメリカでも流通しています。それだけ日本の食文化がアメリカでも受け入れられ、そして定着しつつある証拠です。これはとても嬉しいですね!

Ramen

ラーメンのこと。

でも主にインスタントラーメンのことを指します。お店で食べられる普通のラーメンは、日本人が多い地域か都市部に多くあります。

「ラーメン屋」はアメリカ全土で見るとまだ一般的ではないですねー。

ニュージャージーのラーメン屋さんのお話はこちら

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Tempura

天ぷら。

アメリカではエビ天が多いですね。レストランなら野菜、白身魚など食べることができます。

ひどい時は巻き寿司一本を天ぷらとしてあげるときもあります。(笑)

さらにかき揚げはトレジョではBird’s Nestという商品名で展開されています。

Trader Joe’sの商品企画部門の日本人の皆様、あなたたちは在米日本人の暮らしを支える光です。ありがとう。(届け!)

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Sake

酒。日本酒のこと。でも、「さけ」と発音せずに「サキ」と発音してますね。

ちなみに、私の夫のおじいちゃんの犬の名前が「さきちゃん」でした。でもおじいちゃんはバリバリのアメリカ人です。お酒が好きだったんだろうか。

Udon

うどん。この10年、一般的なスーパーでも乾麺、ソフト麺、冷凍生麺、手に入りやすくなって来ました!

NYCのアーティスト仲間はうどんのもちもち食感に魅了され、マンハッタンのアパートで食べる、などファンキーな人が多いですよ!

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Gyoza

餃子。和食を売りにしてるレストランでは餃子で通じます。が、全体を見渡すと餃子のことをPot Stickerとか、Chinese Dumpling とかいうのが多いですねー。

まあ、日本びいきの方なら「ギョーザ」で通じる感じがします。

Hマートにいくと冷凍餃子のパッケージにカタカナでギョーザって書いてある日本とは関係ない国の商品がいっぱいあって面白かったです。(笑)

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Sushi

すし。寿司なんだけど、寿司の持つ範囲が広くて、江戸前から、カリフォルニアロールまで、全部寿司です。

全然関係ないけど、味噌汁のことはMiso Soupですよね。汁って言いづらい?

こちらもご参考に↓

アマゾンで買える!日本の食材特集

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Nigiri

握り寿司。寿司屋に行くと注文表に「にぎり」って表示されてますねー。

しかしメニューには写真がないことも多いので、アメリカ人のどのくらいに握り寿司のあの形のものであるかが通じてるかは謎です。

注文の際に、握りが何なのか知らずに安全圏に走って、結局ロールを頼んでしまう方も多いのかなと感じています。

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Maki (roll)

巻き寿司。細分化できてるレストランでは細巻き、太巻きの区別の表記がある場合もあります。

当然、そんな細分化いらねえ、という態度のところもあります。

Wasabi

わさび。わさびも今どきはどこでも売っていますね。うれしいなあ。

わさびも結構な人気がある味付けで、おつまみの乾燥豆とかにわさび味があったりします。

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Matcha

抹茶。意識高い系の人は健康のために飲んでいるし、スーパーでも緑茶ティーバッグを目にします。

コストコでは粉末抹茶もちゃんと売られています。

Kombucha

これ!これは日本のこんぶ茶のことではなく、紅茶キノコのこと!全く日本人の想像しているものと違う例ですね!

コンブチャという名前で呼ばれている、意識高い系デトックスのお高い部類の飲み物。

微炭酸、酸っぱい、様々なフレーバー(ベリー、レモン、緑茶など)がある、日本人からしたら「こんぶが一切入ってないのにこんぶ茶とは何事?」な一品です。

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なぜこんぶ茶と呼ぶようになったのか、彼らは昆布を昆布と知ってて名付けたのか、全く謎ね。

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Teriyaki

照り焼き。あの甘しょっぱい、砂糖+みりん+醤油の味付けです。

しかしながら、焼き鳥やみたらし団子にかけて提供されることはありません。焼き鳥、団子ってほとんど見かけない。ミツワに行かないと多分ないでしょう。

照り焼きのあのタレはアメリカ人にとってもウケていますねー。

アジアンレストランでは肉料理には照り焼きソースを何でもかんでもかけてる感があるので、日本ではあんまり馴染みのない「照り焼きビーフ」なんかも普通にあったりします。

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Teppanyaki

鉄板焼き。

鉄板焼きは中国や韓国系の方が経営されているレストランに行くと結構な頻度であるんだけど、アジアンなものをグリルで調理する際は何でもかんでも鉄板焼きって彼らは呼んでる気がします。

別に、お好み焼き、焼きそば、イカ焼きなど日本のお好み焼き屋さんで展開されてるようなメニューが出てくるわけではありません。


Hibachi Grill

なんかとにかく焼いた調理法。これも完全にアメリカオリジナル。

日本で火鉢って暖をとるためのものであって、時々お餅くらいなら焼いたりもできる、という感じだと思います。が、Hibachi Grillはアメリカでは鉄板焼きのような料理のことを言います。

肉とか野菜も焼くってことは、どんな単語を使えばよかったのか、という点では「炒め物」くらいしか思いつかないんだけど、言いづらいよね。でも何で火鉢がそこで出てくるの。

日本昔ばなしで魚を焼いたり、お湯を沸かしたりしてる囲炉裏(いろり)のことを彼らは想像してたのか?あれ囲炉裏だよ。

多分、中華料理はシナ鍋(wok)があることに対しての結果なのかな。まあ、めちゃくちゃだわね。(笑)

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文化編

次は文化関連の言葉の紹介です。

日本文化でかなり輸入されているのは、皆さん御察しの通り、アニメや漫画、ゲームなどのポップカルチャー。この20年で日本のポップカルチャーはアメリカの文化にかなりの影響を与え、受け入れられて来ました。

Otaku

オタク。

アメリカではオタッキーな感じ(死語)のことをNerdとかGeekとかいうけど、それもちょっと日本のオタクの定義とはズレています。

日本のオタクって、何かにかなり突出して詳しい情報とこだわりを持っている人のこと(褒めています)をいうけど、一部ではそれを危険視、嫌っていう言い方でもありますね。

なのでそういう侮辱をする時の言葉でもあると思うんだけど、アメリカでオタクっていうと、むしろファンの中での誇らしい位置付けもある感じがしています。

そんな英単語はFangirl、Fanboyなどがあります。が、結構カラッとしているイメージもありますねえ。

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Anime

アニメ。

アニメーションがもちろん語源だけど、英語圏でも「アニメ」といえば、日本のアニメだという程ですね。

ちなみに私(筆者)はジャパニメーションという言葉を真面目に広められたメディアの先生が恩師の一人で、勉強をしていました。

はい、私はオタクです。(誇り)

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Manga

漫画。漫画本。

日本の漫画のこと。あるいは、日本の漫画やキャラクターのデザイン、雰囲気に影響を受けている作家さんの作品。

ちなみに、ジャンプみたいに週刊、あるいは月刊であんなクオリティでバンバン出版する体制が、アメリカの方には神の領域として捉えられています。神というか、日本の謎とされています。

そこまでの労働をさせない、というのもアメリカにはあると思います。組合が強い。

アメリカのコミック(私もアーティストとしてやっています)は、結構いい加減な締め切り&自己責任と言う名の出版頻度なので、いろんな作家さんの作品が原稿シリーズで詰まっている一冊をどかっと出版することは、アメリカはあんまり(ほとんど)してないです。

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Oekaki

おえかき。

15年前くらいから、世界的にはアニメキャラやイラストをざっくりと下書き程度の感覚で描きあげることをお絵かき、と呼んでいますね。

絵を描く方には浸透しています。ちなみに、職人同士、絵師同士ならば設定(settei)とか、キャラデザ(Character Design)とかも日本語でいけます。

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Chibi

チビ。

二頭身などの小さい可愛いデフォルメのこと。

例えばもともとのキャラクターデザインは普通の人間の比率で描かれているのに、商品や、感情の表現をする際に二頭身のデザインになったりするのは「ちび」と言われてますね。

アメリカのアニメーションでも「ガーン!」とか、青ざめたり手をバタバタさせたり、目がハートになったり、日本っぽい表現をされるようになったのはすごいよね。

大昔は30年代のディズニーやMGMのテックス・エイヴリーなんかのカートゥーンなんかを日本人が真似たりしたんですけどね。(トキワ荘の先生方とかです)アーティストの憧れの表現の対象が世界中にあることは素晴らしいと思います。

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Kawaii

かわいい。

カワイイ、という美のジャンルがありますね。日本初の文化、ビジネスにつなげようとしての単語の使い方、素晴らしいです。

日本初の「カワイイ」は、淡い色使いや細部にわたる夢やデコレーションの詰まったデザイン(私はあれは日本の方じゃないと作れないと思ってる)、世界の女子の憧れですよね。

昔、日本人の女の子は何でもかんでも可愛い、可愛い、と言っていてよくないという記事を読んだことがあるんだけど、私はそうは思わなくて、彼女たちは可愛いと感じてるから可愛いと言ってるんだし、他に「きゅんとする」とか「このデザインのここがいい」とかいちいち言わずに共有できるとっても便利な感嘆詞であると思ってました。

お年寄りが孫を見てカワイイカワイイ言うじゃろう。女の子がそこら中で可愛い可愛い言って何が悪いんじゃボケって思ってました。(口が悪い)

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Moe

萌え〜。これは世界中で15年くらい前に流行りましたね!

可愛いもの、いいものを見てほっこりする、ほんのり赤面する様子です。

萌えという字は可愛いし(笑)、若い海外の方がそれまで自国の言葉でなかった言葉を取り入れて感嘆詞として使うのは言葉の進化、文化の発展(笑)だと私は思ってるので、使いたい人はじゃんじゃん使えばいいと思っております!

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Hentai

変態。変態です!

性的におかしなこと・状況になってることを指しますが、これは日本のアダルトな漫画や動画のおかげで20年くらい前から暗に使われてました。

アダルトなアニメの動画のジャンルやイラストのジャンルのことですね。

ネットに乗っかって言葉もたくさん広まっていきますね。こういう言葉の普及の例ってとっても面白いと思うので、私は好きですね。

今までなかった部分を補うために外来語を使うというのはいいですねー。


Cosplay

コスプレです。コスチューム・プレイ(仮装してなりきって遊ぶ)ですね。

日本のコスプレイヤーさんのものづくり#お裁縫の技術、そして美貌、写真の技術はすごいものがあります。

ですが、コミコンなどでアメリカ人のレイヤーさんが仮装すると、「ああ、あのキャラって人間だったらこんな顔だよね」と言うリアリティの追求が悔しいほどまたレベル高いですよね。

日本の衣装作りが上手な方が、海外のモデルみたいな体型・顔のレイヤーさんに作ってあげて着せたらなんかすごい爆発的なビジネスができると私は信じています。

ものづくり大国、日本。

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Karate

空手。カラーリって発音しますね。

ちなみにトヨタはトヨウラですよね。マツダはマーヅダ。言いやすいんでしょうね。

うちの旦那が気を利かせて「からて」「とよた」「まつだ」と言おうとすると、痛々しいほどぎこちないです。言いづらいんですね(2度言いました)。

アメリカ中に空手の道場はあるけど、適当な空手内容が広まっていて私は危惧しています。

精神論とかまで教えられる先生方を養成しないとあかんでしょう。

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Judo

柔道。

これもオリンピック競技となった挙句に適当な改変があったりして、柔の心が失われてる感じもしますが、本式をもっと広めるべきだと感じています。

柔道チョップとかやめてほしいですねー。(笑)

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Bushido

武士道。

これは黒澤明とかの映画や、その他日本文化に憧れた人たちが布教しまくっているけど、宮本武蔵の五輪書とかまで知っている方がどれだけいらっしゃるかどうか、と言うブラックボックスがありますね。

まあ、何か深いところにわからないけど、尊くて頑強なものがあるんだろう、と言う程で武士道!武士道!言われてるんでしょうけれど、その前にあなた方の騎士道はどうしたのよとちょっと突っ込みたいです。

アメリカの近代社会を見ていると、そんな精神はヨーロッパに完全においてきてしまった感がありますね。

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Sensei

先生。

「教師」と言う意味合いではなく、主にマーシャルアーツ系の先生に当てて言われている気がします。

これもアメリカのアニメーション(忍者タートルズ)や空手道場の文化が大きいと思っています。

まあ、スプリンター先生は訳してもスプリンター先生だよね。(わかる人にはわかる)


 

Dojo

道場。

マーシャルアーツを習われている方は、道場と言われればすぐわかると思います。逆に習っていないと知らないかと。

Ninja

忍者。

忍者も日本でいろいろな誤解というか、元々の隠密とは離れた感じのイメージがありますが、日本でスーパーヒーローやスパイ的なキャラクターを作りたいなら、忍者は欠かせない。

さらに、海外でミステリアスで何やらトラディショナルでエキゾチックなら忍者は外せない。そんな感じですね。

アメリカのキッズの間では、忍者は空手もテコンドーも武士道も全部極めているような存在です。なんやねん!(笑)

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Samurai

侍。

昔アメリカでも黒澤明の映画や子連れ狼なんかが大ヒットしたけれど、70年代くらいまではひどい誤解や妄想が多かった印象を受けています。

まあ、それは日本からの正しい情報量が少なかったからしょうがないんだけどね。しかし、渡辺謙のラスト・サムライのおかげで、サムライってこうなんだ、武士道っていうのがあるんだ、と学んだ方は多かったと思います。

80年代くらいまでは、アメリカ映画の中には普通に、今では人種差別的な表現とみなされるものが頻発してましたね。

日本人は、出っ歯、眼鏡、集団で写真を撮る、短足、どこでも靴を脱いで揃える、みんな髪の毛が黒い、日本人特有の訛りがある、などなど。

今では許されない部分を取り上げて茶化してるんだけど、それで笑ってたアメリカ人が大半であったわけで、白人も白人自身に対して無頓着で、WASPとかいう単語もあったし、なんか、ダイバーシティとか全然今とは違う感覚でしたね。今のアメリカはむしろ偉いと思うんだ。

世界全体が人権や自由を本気で学んで、分析して、痛みを体得して、本当の平等、平和に向かうといいよね。


Shogun

将軍。

うちの近所にこの名前のついた寿司屋があります。当然経営側は日本人ではないですね。

こういう強そうな、さらにシステムの頂点に立っているような単語はアメリカでは好まれるような気がしています。

これも黒澤明なんかの影響が大きいと思います。

Geisha

芸者。

70年代でのアメリカくらいの知識しかないアメリカ人は、ハラキリ、天ぷら、富士山、芸者くらいしか話題がないんだと思うんだけど(笑)、芸者という単語は知識層は「Memoir of Geisha」などの文学作品などが醸し出す憂いのある歴史的事実も含んでの「芸者」を連想すると思います。

しかしながら、知識がアップデートされていない、あるいは偏見に富んだ生き方をしている方はGeishaときいたらProstituteとかそういうのを連想するにとどまっている印象を受けています。

まあ、それ実際は芸者じゃないんだけどね。

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Harakiri

ハラキリ。切腹。

こういう単語は悲しくて、自決という文化がかつてあって、それがどういう意味を持っていたかというところをきちんと理解されているかといったらされていない方が大半だと思う。

けど、腹を自分で切って死ぬ、という一連のショッキングさにものすごいインパクト、注目が言ってしまって、言葉を先に覚えられてしまった例ではないかしらね。

ちなみに、もし職場で日本人はハラキリの文化があるから何ちゃらとか、現在の日本人の文化にこじつけてなんか言おうとしてきたら、その人は(自分でも気づかないだろうけど)レイシストであろうと私は察します。きちんとしてる人って、安易にこういう話題は出しませんからね。(相当仲良くなったら話すけど、それは別。)

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Banzai

万歳

よく、映画なんかで子供やおっちゃんが万歳と言いながらプールに飛び込んだりなんかするけど、これは英語でもGeronimoとか、結構文化的には今時のタブーを孕んでるから、まともな人は実際に口に出さない。

でも聞いたことはあるから、聞けばわかる、という感じです。

第二次世界大戦なんかで敵対していた時に色々広まった嫌な言葉って、当然他にもあると思うけど、言葉の生い立ちの深くを知らずに使えるのは悲しいことなのか、むしろ平和なことなのか。


Tsunami

日本は地震大国で、自身が起きれば津波の発生をいつも気にしなければならないんですが、Tsunamiという気象用語は、日本にいらっしゃる米国人(主に軍ね)の方達が緊急時に円滑に理解できるように取り入れたんではと勝手に睨んでします。

津波、今や世界どこで起ころうとTsunamiって言われますね。

記憶に新しいのはやっぱり東関東大震災なんだけど、その頃からアメリカ人、そして海外の友人は「Tsunami、大丈夫!?」と聞いてきてくれたので、かなり前から普及している気がします。

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Typhoon

台風。

語源は日本語の「台風」です。主に太平洋上で発生した夏のストームを指します(説明いらないですね)。ほぼ英語化されたスペリングではありますが、「台風」が語源です!

Honcho

班長。

Honchoって5年に1回くらい見たり聞いたりするレアワードなんだけど、聞いたことある方いますか?リーダーという意味で使われています。

でも、ずいぶんボキャブラリーのあるアメリカの方限定で知っているという感じ。ちなみにうちの旦那は知りませんでしたね。(汗)

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Mrs. Watanabe

ミセス・ワタナベ

渡辺夫人ってなんぞ?なんですが、これは新聞の株式などの欄で、2008年ごろから見かけるようになりました。意味は、日中お家で外為取引をされている日本人女性、というものです。

FXのブームで個人投資家の数と活動が増え、市場の動向に影響が出る、という現象を突き止めて、そのターゲット(個人でネット取引をしている人たち)のことをこう呼ぶようになりました。

何でワタナベ。

渡辺謙。


まとめ

いやー色々ありましたね。アメリカに住んでいると日本語だけでもこんなに触れる機会が(一応)あります。

他の国の出身だったらまた気づくものも増えるんでしょうねー。

 

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