アメリカから日本へ里帰り2019ー猛暑と生活縮小傾向に気付いた旅

アメリカから日本へ里帰りシリーズ2019年度版です。

2019年は8月6日から9月3日までの約1ヶ月間滞在しました。今回6年ぶりの夏の滞在だったのですが、暑さはもちろん、オリンピックを控えたメディアや社会の「国際化をやけに意識してる」現象がなんか間違った方向だったりなどツッコミどころ満載でしたので、いろいろまとめました。

最近日本に戻られた方も、戻らないけど日本の状況を知りたいという方の参考にしていただけたら嬉しいです。

日本のことをいろいろ考え、母を想った里帰り2019

こんにちは!なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。

今回の里帰りキーワードは

  • お盆
  • 台風
  • 一年後いよいよオリンピック
  • ますます高齢化
  • 行政が節約
  • 民間人の生活の質が下がっている(値上げ、食べ物縮小化、増税)

という感じですね。私の体験したことと感想をどんどんご紹介して行きますよー

前回の里帰りの記事などはこちら!

米国から子連れ里帰り2018ー日本の変化が顕著で浦島太郎現象の巻ー

妊婦一人でアメリカから日本に里帰り&日本の産婦人科検診体験談

妊婦一人で日本へ里帰り!持ち物リスト&持って帰って来たいもの紹介

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0、3、4歳児と飛行機!持ち物リスト&日米国際線長距離フライトのコツ紹介 体験談付き

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暑い

日本の夏は実に2013年の妊娠期間中だったので、6年ぶりでした。

8月はどこも暑いのは当たり前なんだけど、暑さがおかしい

去年もだけどやっぱり異常気象、温暖化だよこれ。トランプさんよ。聞いているか?日本の夏を7、8月と2ヶ月思う存分外で過ごして来てほしい。

私の実家は関東なんだけど、8月第2−4週は普通に朝から32度とかの日がデフォルトのようでした。20年前私が大学生の頃、猛暑日と言っても、なんというか、想定内というか、もうちょっと常識の範囲だったよね。(笑)朝晩一息つける間がない。容赦なくずっと暑い。

荒ぶる自然というか、怒り狂う神々みたいな感じでしたね。

朝は気温20度後半からスタートとかではなくて、6時ですでに30度あるような。

クーラーがないお宅ではもちろん熱中症になってしまいますよ。貧窮している家庭で熱中症で亡くなるというニュースも明らかに昔よりも多く見かけました。(体感)

暑さが以前より厳しくなっていると体感した例として

  • クーラーつけっぱなし。クーラーを止めるタイミングがわからない、というよりも、ない。
  • 暑い時間帯(12−16時ごろ)外を歩く人が本当に少ない。住宅地ではほとんど見かけない。公園なども子供がいない。
  • 気温と湿度のコンビのせいで熱中症リスクが増す。天気予報でも厳重警戒などレベルの表記が上には上がいる感じがすごい。
  • 曇っていたり、雨が降りそうなちょっと前といった瞬間を見計らって近隣の子供たちが外に遊びに出かけてくる。(実家の隣が公園なので賑わってるかいないかよくわかる)
  • 熱中症対策グッズの進化がすごかった

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昔なかった熱中症対策グッズとして

  • 熱中症予防飴(塩分とミネラルが入ってる)がいろんな種類出てる
  • 熱中症対策向け飲み物もいろんな種類ある
  • 携帯用アイスパックなどがとても買いやすい(売り場が大々的)
  • 携帯扇風機を多くの人が持っている(一つ1000円前後。安い!)
  • 扇風機内蔵ジャケットとかお笑いじゃなく普通に紹介されてる。

皆さんも今度オリンピックなどで日本に行く際は、本当に以前より暑さがバカにできない状態になってますので、現地調達か、事前調達をしてから挑んでくださいね。


台風

8月12日の週に九州の方に台風が来たんですが、大型のため関東でも天候が結構荒れました。丁度お盆の週だったので、お盆前から帰省の予定をどうするのがいいのかを延々とワイドショーでやっていましたね。

日本のワイドショーとか報道ってすごい平和だと思う。一つの話題を本当延々とどこの局も放送するのね。

ちなみに同時期に大変悪質なあおり運転で犯人が逮捕されたんだけど、朝から晩までその犯人のことばかり放送していました。どうなのよ。

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高齢化

去年の里帰りにももちろん感じたんだけど、高齢化は止まらないですね。住宅街には放置されてる空き家も多かった。

私の母は高齢者なので、この数年間私は自分がアメリカ国籍を取って、母を日本からアメリカに呼び寄せようとずっと考えているんだけど、もし母が一人で死んでしまった場合なども想定していろいろネットを読みあさったりしています。

今回中でもひどいなと思ったのが、親が死んで相続した家屋を潰して更地にしたり、リフォームして売却しようとするとさらに税金がかかるというもの。

家を売ろうとしたらリフォームしなきゃ売れるわけないし、さらにボロボロだったり孤独死物件だったら更地にして売りに出すなどが現実的なんだろうと私は思っていましたが、その選択がしづらくなってる。

誰のためなの?誰得?何この決まり。

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少子化

あくまでも私の経験の範囲内なのですが、アメリカの大都市と比較した場合(NYね)、東京って外で歩いてる子供が少ない。

子供の行く施設にはそりゃあいるけど、駅や街頭に少ない。その代わりやっぱり老人の割合が増してる感じがした。

2018年の日本の出生率は1.42で過去最低。子育て支援はとても手厚いと感じるけど、なんでだろうね。

娘を電車でディズニーランドに連れて行った際も、道中子供とほとんど出くわさなかった。東京駅から電車に乗ったら小学低学年以下の子供が目立ってくるな、という感じ。

なんだろう、昼間ガラガラの電車の中にもベビーカーに乗った赤ちゃんとか思ったより少なかった。地元のヨーカドーやスーパーにも子連れで買い物に来てる人が少なかった。暑さのせいもあるだろうけどね。

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行政の節約が目立つ

地方自治体も出費を抑えるためにいろいろ大変な印象を受けた。市民に医療費など抑えるように手紙が送られてきたり、薬はジェネリックにしてほしいなど要請が来てるようでした。

高齢化などで医療費の出費は大変なんだろうけど、以前よりも抑えろ抑えろって言われるとこの自治体は自転車操業に突入してるんじゃあるまいかって不安になる。

まあ、日本の政府の税金の使い方はもともとおかしいですけども。こんなに国民に還元されにくい国ってあるのかよ、と。消えた年金どうするんだよ、と。

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来年は東京オリンピック。だけど…

オリンピックでやたら盛り上がってますが、お店にグッズなどがちらほら出てたり、TVのコマーシャルでやたらと「オリンピック公式!」などと叫んでいたりするのは見かけるも、私の周りではそんなに大きなビジネスチャンスだと騒いでる人はいません。

まあ、そんなもんだろうけど。

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自己肯定感を上げて行く作戦らしい

TVでは日本や日本文化を肯定する番組、報道が多かった。日本の技術は最高!って盛り上がったり、外国の人に日本のいいところを聞いたりなど。

また、外国人観光客が来た際の対応の仕方などを題材に番組に盛り込んで放送してる番組があったんだけど、これが

「どうやって外国人とのコミュニケーションをやり過ごすか」

にとどまっていて

「日本はどうやったら真の意味で国際化できるのか」

と言った話じゃないんですよね。

例えば

江戸前寿司のお店に外国人が大勢来たけど英語が全くできず、お客さんの気分を盛り下げないよう、とりあえず「写真オッケー」と連呼してフレンドリーな板さんの面白い写真を撮らせて乗り切った、とか。


国際感覚を高めて準備するのではなく、その場をどう乗り切るかで終わり?

オリンピック前に日本全体の国際化を進ませたいなら、そっちの方向じゃないだろ、と思いました。

そうじゃなくて、外国人が大勢来る機会に日本も英語や海外の考え方、海外から来る人への分け隔てや差別、失礼のない対応の仕方、ものの考え方を身につけて行こうよ、目を覚まして行こうよ、っていう方向の番組がなかったですね。

暑いから外出できないし、台風もあったのでテレビ見まくっていたんだけど。(汗)

ということで、オリンピックというビッグチャンスも国際バランスの勉強の題材にできないで終わるのかな、目も心も鎖国で終わってしまうのかな、と一抹の不安を感じます。

まあ、海外に出ようとする人が少ない分、「学べ!」って強制的に学ばなくてもいいのかもしれないね。海外に出る以前にオリンピックの場合、来てもらってるからね。韓国や中国なんかとは違って大半に海外に出て行く気がないんだよね。

オリンピックで1年間盛り上がったとして次の年からどうなるのか疑問。

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国際化はやっぱり不安ですね

さて、オリンピック以前に日本は近年労働力を移民に頼っている傾向が強くなっております。

仕事はあるけど働き手が足りないという現象だそうだけど、あの時給じゃ働きたくても貧困まっしぐらみたいなのだったらむしろ手を出さない人も多いだろうなという微妙な線。

私はアメリカでは移民の立場なので、日本に働きに来ている移民の人が辛いことも黙って耐えてでも働く心境は少しは分かる気でいます。が、日本人による移民への差別や待遇の悪さが際立つ報道も多かった。

たまたま行った回転寿司屋さんとか、コンビニ店員さんとか海外からの人が多くいたけど、いじめられたりしてないか心配になりました。

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物価の上がり方&生活縮小化&格差

物価が上がることはいいんです。

問題なのは給料や時給が見合った割合で上がっていないこと。そして食べ物も小さくなってたり量が減らされたり。ハム、ソーセージ、ヨーグルト、かなり小さくなってましたねえ。去年も書いたけど値段を上げないために量を減らす商品が露骨。企業努力もすごいけど、消費者の食べる量が減るわけです。

このせいか、今回日本についてから、日本人の体型がまたさらに痩せて薄くなってる気がしました。

例えば飲食店、ラーメンチェーンだとシンプルなラーメンがいまだに400円から600円の間で食べることができます。いいんだけど、いいんだけど、なんというか、給料が上がらなければその額でさえ手頃と感じないでしょう?

例えば関東の首都圏内で年収が500万だったら家族4人で週一でラーメンを食べに行って普通にいろいろ注文して合計5000円の出費があったら、インパクトとしてどうかねえ。首都圏でも年収平均がなかなかね。

アメリカでも私は節約生活、決して派手な生活はしていないけれど、日本の収入と出費のバランスがアメリカよりも厳しいものになっているなと思いました。アメリカの格差社会もすごいけど、日本はもっと格差が出てる気がする。

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一旦感想まとめ

アメリカでも4人に一人の子供が植えているとか貧困層であるとかいうけれど、日本は現在6人に一人が貧困層だそうです。かなりだよね。

子ども手当とか医療費無料とか、幼稚園、保育園無償化とかあるのにも関わらずこの状態。アメリカと比較する以前に、国力の低下を感じずに入られません。

国力の低下の原因には日本の政府の金融政策の下手さ、経済対策の下手さ、そして一般人(富裕層ではないという意味です)への負担を強いるやり方がひどいのが上げられると思います。そしてもう一つあえてあるとしたら震災復興とか災害の復興。(主に原発ね)あれだけ支援が海外からあるのになぜこんなに国民に悪影響があるのか、そして国力がみるみるうちに下がっているのか。それは多分政治家が下手(意図的に下手)だからだと思うよ。

アメリカは子育て支援が皆無で毎日がハラハラ、きついけど、日本の政府への不信感、次は何をやらかすんだろうという不安感、将来の不透明さ、希望の持てなさはかなりのものですよ。アメリカもひどいと思ったけど、頑張ればなんとかなりそうなのはアメリカの方かなあ。

日本人は従順で、物を言わないし、茹でガエルになってしまって、この20年、10年のスパンでの変化を一歩離れて客観視して、おかしい!ってならないのかもね。

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画像紹介

今年も王将に行って来ました。(笑)

OHSHO(AC DC)

麻婆豆腐麺

モツの味噌炒め 去年もいただきました。安定したおいしさ。去年と比べて量はどうなんだろう。お値段は一緒の気がしました。

去年の画像。アップすぎるのと食べ始めた後の写真だからよくわからないな。でもお値段据え置きで本当に偉いと思う。

ご覧ください、王将のメニューを。

外税です。笑

お酒のメニューの右下に杏仁豆腐がコソッと載ってるんだけど、頼んだらめっちゃ美味しかったです。

王将に行ったら皆さん杏仁豆腐頼んでみてね。

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タンメン

ちらし寿司400円(地元スーパー)

回転寿司にて娘も食べられる無難なものから攻めて行く作戦。

ガム売り場が整理整頓されていてすごいと思いました。笑

文房具の充実さ。こんなにあると何を選べばいいのかわからないですねえ。

 

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まとめ

今回の滞在は1ヶ月未満といつもより短かったのですがそれなりに濃く、また暑かった&台風だったので家の中でのんびりと過ごし、娘の成長を母に十分見せることができました。

そしていつもの通り、母を置いて来るのがとても辛かったです。またアメリカに戻れば毎日孤独死しないように祈り通す日々が始まる。異国へ住み着いた人は皆経験する悩みですよね。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

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