こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカでは、登録された性犯罪者の情報が公的に公開されており、誰でも検索することができます。
日本からアメリカへ来たばかりの方にとっては、かなり衝撃的な制度かもしれません。
性犯罪歴のある人物の氏名、顔写真、住所、身体的特徴、犯罪内容、登録情報などが、公的なウェブサイトで確認できる場合があります。
女性の一人暮らし、子どもがいる家庭、家の購入を考えている方、子どもの学校・通学路・バス停周辺の安全を確認したい方、また日本からアメリカへ留学するお子さんを持つ親御さんにとって、知っておいて損はない情報です。
この記事では、アメリカで地域の性犯罪者登録情報を調べることができる公式検索サイト、Dru Sjodin National Sex Offender Public Website、通称NSOPWの使い方と、検索する際の注意点を紹介します。
NSOPWは、米国司法省が関わる公的な検索サイトで、全米50州、ワシントンD.C.、米国領、参加している部族管轄区域などの性犯罪者登録情報を検索できる仕組みです。
ただし、これは万能の安全保証ツールではありません。表示される情報は、州や管轄によって公開範囲が異なります。検索で出てこないから絶対に安全、という意味ではありません。それでも、アメリカで暮らすうえで、自分の住む地域や子どもの生活圏を知るための大切な情報源のひとつです。
アメリカでは性犯罪者情報が公的に公開されている
アメリカでは、日本とは違い、登録された性犯罪者の情報が公的なデータベースで公開されている場合があります。
公開される情報には、名前、顔写真、住所、身体的特徴、犯罪歴、車両情報などが含まれることがあります。NSOPWを運営する米国司法省系のSMART Officeの説明でも、登録情報には氏名、別名、写真、居住地・勤務先・通学先、性犯罪の有罪内容、特徴やタトゥー、車両情報などが含まれる場合があると説明されています。
アメリカに住んでいると、この自己防衛の感覚に驚くことがあります。
日本では、地域にどんな前科のある人が住んでいるかを一般市民が簡単に調べる仕組みは、アメリカほど広く整っていません。
でもアメリカでは、自分の住む地域、子どもの学校周辺、デイケア、大学、通学路、バス停、習い事の場所、引っ越し先、家を買おうとしている地域などを、自分で調べておくという考え方があります。
つまり、安全は完全に誰かが守ってくれるものではなく、自分でも情報を取りに行くもの。
ここがアメリカ生活でかなり大きな違いだと感じます。
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National Sex Offender Searchの使い方解説
まず,こちらがそのウェブサイトです。登録しておきましょう!
DRU SJODIN NATIONAL SEX OFFENDER PUBLIC WEBSITE (連邦)
National Sex Offender Public Websiteは、正式にはDru Sjodin National Sex Offender Public Websiteと呼ばれます。
略してNSOPWです。
このサイトは、各州や地域の性犯罪者登録情報を横断的に検索できる公的な検索サイトです。FBIも、Dru Sjodin National Sex Offender Public Websiteは米国司法省が管理し、登録された性犯罪者の身元や所在地に関する最新情報を検索できるサイトとして紹介しています。
名前にあるDru Sjodinさんは、2003年にノースダコタ州で被害に遭い亡くなった女性です。この事件をきっかけに、性犯罪者情報を全国的に検索できる仕組みの重要性が強く認識されるようになりました。
このサイトでは、名前で検索することもできますし、ZIPコードや地域で検索することもできます。NSOPWの公式検索ページでは、氏名、郡、市町村、ZIPコードなどによる検索が案内されています。

特定の人物を調べたい場合は名前検索。
家の近所や学校周辺に登録者がいるかを調べたい場合は、住所やZIPコード、地域検索を使うのが便利です。
左側の欄は、犯罪者の名前を既に知っている場合入力してサーチすることができます。特定の性犯罪者の名前を調べるわけではなく、不特定多数の性犯罪者が周りにいるかどうか知りたい場合は右側の欄を使います。
検索すると、州警察のデータベースに移ります。
右側の欄は、上から住所,エリアの名前、州、そこから半径何マイルを検索するか、です。
ニューヨーク州はこの連邦のシステムに加入していないようですが,州の独立したシステムを運用していて、そこでサーチできるようです。
どんな時に検索するとよいか
このサイトは、日常的に不安をあおるためのものではありません。
でも、アメリカで生活するうえで、知っておくと役立つ場面は多いです。
例えば、家を買う時。
アメリカで家を購入する時は、学校区、治安、交通、洪水リスク、税金、近所の雰囲気など、いろいろ調べますよね。
その一環として、周辺の性犯罪者登録情報を確認しておくのは、かなり現実的な自衛策です。
また、賃貸で引っ越す時にも役立ちます。
特に、女性の一人暮らしや、子どもがいる家庭では、周辺環境を知っておくことは大事です。
さらに、子どもの学校、デイケア、大学、バス停、通学路、習い事の場所、よく行く公園、ベビーシッター宅周辺なども、必要に応じて確認できます。
日本からお子さんをアメリカへ留学させる親御さんも、学校周辺や住む予定の地域を調べることで、少しでも現地の環境を把握しやすくなると思います。
もちろん、検索して何かが出たから即危険、出なかったから完全に安全、という単純な話ではありません。
でも、情報を知らないよりは、知っておいたほうが対策を考えられます。
犯罪者の特徴や住所がわかる
上の検索の画像で入れてみた、高級なエリアのプリンストンにはいなかったので、他の任意の地域で検索しました。うちが将来家を買えたらいいなあと思っている近郊のエリアです。住宅地ですが、特に治安が悪そうには見えませんし、問題も聞きません。
画像にモザイクをかけて,説明します。

上から,
Name:名前、
Physical Descriptionは:年齢、性別、人種、髪の毛の色、刺青や傷の有無、身長、体重、目の色。
Address は住所。このリンクからマップで見ることができます。
Offencesは 危険度、性犯罪の類別、犯罪を犯した日付、有罪の内容、出所日、詳細など。
右側には顔写真です。
住所が表示される場合は、地図で確認できることもあります。
これを見ると、家の近所、学校の周り、通学路、バス停、公園の近くなどに登録者がいるかを確認できます。ただし、繰り返しますが、検索結果に出る情報は州や管轄によって違います。
また、情報が更新されるタイミングにも差があります。公式情報ではありますが、常に100%リアルタイムで完璧とは限らない、という意識も必要です。
性犯罪者を区分する3つのレベルと内容を解説
名前の下の欄にある ”Level”(再犯の恐れレベル)が気になったので調べてみました。
ニュージャージーの場合についてですが、こちらのサイトを引用しています。
How N.J. determines which sex offenders are dangerous, explained
Tier 1 offenders are those found to pose a low risk of re-offense and are not included in the state’s online sex offender registry.
Tier 2 offenders are those who pose a moderate risk of re-offense.
Tier 3 offenders are those who pose a high risk that they will commit new crimes.
ニュージャージーの場合は、性犯罪者の再犯危険レベルを3段階で区分しています。
1(最も低い):再犯の可能性が低いので,州で公開しているデータベースに入れていない。地元警察のデータベースでは公開している。
2(中):再犯の恐れは中。(中っていうのはどのくらいなのかっていう答えになってないですね。)
3(高):再犯の恐れが高い。
ニュージャージーのMegan’s LawとTier分類
ニュージャージー州では、Megan’s Lawに基づいて性犯罪者の登録や通知が行われています。
性犯罪者は、再犯リスクなどに応じてTier 1、Tier 2、Tier 3のように分類されます。
ニュージャージー州のガイドラインでは、Tier 1は再犯リスクが低い、Tier 2は中程度、Tier 3は高いリスクとされています。
ただし、この分類は単に一般市民がなんとなく決めているものではなく、登録者の犯罪歴、行動、地域へのリスクなど、さまざまな要素を考慮して判断されます。
ニュージャージーでは、Tier 1の場合は通知が主に警察などの法執行機関に限られることが多く、Tier 2では学校やキャンプなど、登録者と接触する可能性がある施設に通知されることがあります。Tier 3では、より広い地域社会への通知が行われるとされています。
また、ニュージャージーのインターネット登録に掲載されるのは、すべての登録者ではなく、Tier 3および一部のTier 2とされています。
つまり、インターネット検索に出てこないから、その地域に登録者が一切いない、という意味ではありません。
コミュニティへどうやって告知されるのか
記事を読み進めるとこの3段階の内容がもっと詳しく説明されていましたので,引用して説明しますね。
How is the community notified?
In addition to placing most Tier 2 and all Tier 3 offenders in the online registry for all to see, community notification standards dictate steps taken at the local level.
Only local police receive notification when a Tier 1 offender is released.
For Tier 2 offenders, local schools, summer camps and other organizations deemed “likely to encounter” a registrant, are also notified, according to the state Megan’s Law guidelines.
When it comes to Tier 3 offenders, the general public is notified and police officers go door-to-door in the area where the registrant will live to provide notification details.
レベル2、3は連邦、州のシステムで登録・公開されるので誰もが検索できる。
レベル1の釈放時は、地元警察のみに知らされる。
レベル2の釈放時は、地元の学校、サマーキャンプ,そしてその他の団体に「接触の可能性あり」として告知される。
レベル3の犯罪者が釈放される際は、警察官がその地域全体を一軒一軒直接訪問を行い、レベル3の犯罪者が釈放されたことを知らせに来る。
レベル3がやって来る際のお知らせ、半端じゃないっすね。
アメリカではそれだけ重罪として扱われてるってことだから教えてくれること自体に感謝ですが、怖いっすねえ。
私がアメリカに来てから、色々目が覚めた部分はありますが、この自分で身を守ることへの自己責任ね。今は子供もいるから、さらに真面目に考えるようになりました。
つまり、リスクが高いと判断された登録者については、地域住民に知らされる場合があります。
日本から来た感覚だと、ここまで公的に情報を出すのかと驚くと思います。でもアメリカでは、それだけ性犯罪を重大なリスクとして扱い、地域が情報を持つことを重視しているのだと思います。
もちろん、この情報は嫌がらせや私的制裁のために使うものではありません。あくまで、自分と家族の安全を考えるための情報です。
以前住んでいた地域での対応
以前オハイオ州に住んでいた際、私の住んでいた地域に性犯罪者が引っ越して来るという手紙が政府からきました。4年間で2回もあった。(違う人物)
私がオハイオで経験した通知
私が以前オハイオ州に住んでいた時、住んでいた地域に性犯罪者が引っ越してくるという通知が届いたことがあります。
4年間で2回ありました。
まだアメリカに住み始めて間もない時期だったので、かなり驚きました。手紙というより、大きめのハガキのような通知でした。
紙はグリーン、両面印刷で、顔写真、名前、住所、身体的特徴、犯罪内容などが書かれていました。記憶では、車の情報も載っていたように思います。
ここまで知らせるのか、すごいなと思う一方で、ここまで知らせる必要があるほど重大なことなのだなと、かなり怖くもなりました。その地域は、高級住宅地というよりは中の下くらいのエリアでした。前科のある人が引っ越してくる可能性もある。
それはアメリカでは現実としてあるのだと感じました。
もちろん、高級エリアなら絶対にいないというわけでもありません。お金のある人でも犯罪を犯すことはありますし、出所後に元の地域へ戻ることも考えられます。結局のところ、地域の安全はイメージだけではわかりません。
だからこそ、公式情報を確認することが大事なのだと思います。
ニュージャージーでの性犯罪者が引っ越して来る時の対処は…
オハイオではこうやって中程度の危険度の人が引っ越して来る場合,こうやってお手紙がきたのです。
が、今住んでいるNJでは,お手紙がきませんでした…
というのも,2018年の年末に我々が今まで住んでいたコンドミニアムを大家さんから買った直後、Sex Offender Tier 2が 同コンドミニアムのコミュニティ内引っ越してきたのです。涙。(家を買う前に検索した際はいなかったので、引っ越してきたのか、出所してきたのかわかりませんけど)
なので、NJではお手紙でお知らせするサービスはなく,自分で調べてまず知っておく必要があると感じています。
一旦まとめると、自分の周りに性犯罪者がいるかいないかを調べて対策を練ろうとする際は、
家を買う際、引っ越す際、子供が学校、デイケア、大学などで自宅以外で過ごす場合は、その周辺も政府のサイトで調べる。
生活範囲内にもしいた場合は、自衛対策をとる。(護身術、スプレー、アラーム、子供への教育など)
過敏になる必要はあるのか?
過敏になる必要がある、ないかではなく、アメリカの場合はこうやって性犯罪者がいます、というリスクが公開されているので、自衛をするか、しないかの自己責任が万が一の際に後悔するか、しないかの差に直結していると感じます。
自衛をしていなかったとしても、万が一の際に他人からそこを責められる理由はないのですが、やはり、アメリカでの暮らしは日本の暮らしと常識が違うところが多くあります。
なので、こう言ったツールを賢く使って対策を取っておくことは必要。
例えば、アメリカでは子供を一人でお買い物に行かせないし、ある程度の年齢になるまで家で一人にさせない、歩かせずにスクールバスに乗せるし、バス停からも大人の同伴で家まで帰って来ることが鉄則。
これをしていなかったとして仮に犯罪に巻き込まれたとしたら、アメリカでは「だって、そんなんじゃさあ…」「大人は一体何をしてたのよ!?」となりかねませんからね。
この検索ツールの限界も知っておく
NSOPWはとても便利なツールですが、限界もあります。まず、州や管轄によって公開される情報が違います。すべての登録者がインターネット上に公開されるわけではありません。
ニュージャージーでも、インターネット登録に掲載されるのはTier 3と一部のTier 2であり、Tier 1など低リスクと判断された登録者は一般公開の検索に出ない場合があります。
また、情報の更新タイミングにも差があります。住所が変わった直後など、情報がまだ反映されていない可能性もあります。
さらに、性犯罪は登録者だけが起こすものではありません。登録制度に載っていない人、まだ逮捕・有罪になっていない人、家庭内や知人関係の中で起きる被害もあります。
ですから、検索ツールだけに頼るのではなく、日常の安全教育、親子の会話、地域の状況確認、学校や施設との連携が大切です。
日本人がアメリカで暮らす時に知っておきたいこと
日本からアメリカに来ると、治安や安全に対する考え方の違いに驚くことがあります。日本では、なんとなく安全だと思って暮らせる地域も多いです。
もちろん日本にも犯罪はありますが、アメリカでは地域差がとても大きく、自己防衛の意識もかなり強いです。家を買う時は学区や不動産価格だけでなく、治安や周辺環境も見る。
子どもの学校や通学路も確認する。大学に行く場合は、キャンパス内だけでなく、周辺地域も調べる。夜の移動手段を考える。緊急時に誰に連絡するかを決めておく。こういうことは、アメリカ生活ではかなり大事です。
そして、性犯罪者登録情報の検索も、そのひとつです。知らないより、知っておく。怖がるためではなく、備えるために使う。
この姿勢が大切だと思います。
まとめ アメリカでは安全情報も自分で取りに行く
アメリカでは、登録された性犯罪者の情報を公的なサイトで検索することができます。
Dru Sjodin National Sex Offender Public Website、通称NSOPWは、全米の公的性犯罪者登録情報を検索できる重要なツールです。
家を買う時、引っ越す時、子どもの学校やデイケアを選ぶ時、大学周辺を調べる時、通学路やバス停の周辺を確認したい時などに役立ちます。
ただし、このサイトで検索して何も出なかったから絶対に安全、という意味ではありません。
公開範囲は州や管轄によって違いますし、インターネットに出ていない登録者もいます。
それでも、アメリカで暮らすうえでは、自分の生活圏を知るための大切な情報源です。
私自身、オハイオで通知を受け取った経験や、ニュージャージーで自分で調べて知った経験を通じて、アメリカでは安全情報を自分で取りに行くことが本当に大事だと感じました。
怖がりすぎる必要はありません。
でも、知らなくていい情報でもありません。
アメリカで暮らすなら、こうした公的ツールを賢く使い、家族の安全を守るための判断材料にしていくことが大切だと思います。

