アメリカの妊娠・出産本といったらこれ!What To Expect When You Are Expecting紹介

妊娠・出産の本は色々と出ていますが、忙しい中何冊も読めないし、一体どれがいいの?

この記事ではアメリカで定番とされているWhat Expect When You Are Expectingの紹介と、感想をお伝えします。

アメリカの妊娠・出産本 What To Expect When You Are Expecting 紹介

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

妊娠出産はどこの国でも大変ですが、お産をする国の出産事情や医療や文化などは知っておきたいものですね。

この記事ではアメリカのお産事情や文化を知るにはもってこいのベストセラー What To Expect When You Are Expecting (意訳:妊娠したら起こること)を実際に読んだ感想です。



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What To Expect When You Are Expecting とは

この本はアメリカのマタニティ本としては一番売れているのだそうで、1984年に初版が発行されました。数年に一度内容が更新され(医療など変わりますからね)今でも一番の人気だそうです。

かなり厚さのあるペーパーバッグで、スーパーの雑誌売り場、おめでたコーナー(カードとかが売られている近くのお祝いの品があるところ)に行くとだいたい売られている感じ。

価格は定価$15.95ですが、アマゾンでは少しお安く売られています。お買い求めの際は是非にこのリンクをー

図書館でも借りれるし、スーパーでも、たまに手芸屋さん的な店でも何故か売っています。マイケルズとかジョアンとか。何故にw

ちなみにこの本のタイトルだけが有名すぎて、何か小説なのかと思い込んでいた映画スタジオがとりあえずこの本の映画化権を購入し、開けてみたら妊婦さんのためのお勉強の本だと知ったけれど、結局内容とそんなに関係ない(医療ではない)物語を作って映画にしたという有名な(?)逸話があるそうです。

この映画だそうですよ。みたことないけど、妊婦さんが頑張ってる感じの物語なんですかね。

What To Expect When You Are Expecting を読んだ

英語なのでわかりづらいのかというと、全然そうでもなく、とても読みやすい本でした。

私は医療関係者でもないし、初めての出産なので英語の医療用語など理解できるのかと思いながら不安なまま1冊読みましたが、スマホで適当に知らない単語を調べながら読めば、全然いける。

たぶん、アメリカにはいろんな人が住んでいるから、私みたいな英語ネイティブじゃない人でも最後まで読めるように、必要な情報に行き着くように、の配慮なのかもしれない。なんか読み終わったあと、ありがたかったw筆者の方、ありがとう。

スマホ(辞書としてネットを使える環境)がなかったらいちいち辞書(本)を引けばいいのだけど、まあ、そこまでしなくても、生物や医療系の用語には、なんかしらの解説や図解が多くついているので、一体なんのことを言っているのかわからない、とまではならないはず。

なので、とりあえずめくってみてから買ってみることをお勧めします。

大体、言われていることは日本の高校生の知識があれば推測でわかりますw 受精卵、着床、妊娠、分娩、陣痛、破水、子宮口、出産、初乳、大体この辺の単語は一回辞書で調べて確認してしまえば(多分忘れない)大丈夫。文章自体がはっきりとしたわかりやすい英語なので、解読に困ることはそんなにないと思われます。




What To Expect When You Are Expecting 読んでみて得たこと!

妊娠してから、アメリカでの出産を控え、日本と随分違うんだろうなと思いながら、必要に迫られ(これ大事)読みましたが、得るものは色々ありました。

必要に迫られ、というのがポイントで、自分が妊娠していなかったら、なんだこりゃ、と頭に入らないと思いますが、興味を持って読めたので、サクサクいけました。

1 妊娠期間の過ごし方・注意事項などが明確に書かれていた

アメリカでは妊娠期間を3つに分けるとか、アメリカではつわりのときこう対処するとか、日頃の生活で気をつけるべきことなどがわかりやすくまとめられていました。

後、医師への接し方もこういう疑問・不安はどんどん聞きましょう、こういうものは保険で降りる場合がありますなど、マイナーな情報もありました。(搾乳機)

搾乳機が保険でもらえる(かもしれない)話はこちらで扱っています。

米国で妊娠孤独な妊婦の話9 出産前に必須のカーシート&クリブ&バウンサーなど紹介

妊娠の週の数え方が日米違うというのもありました。日米違うから、もし妊娠中に日本へ一時帰国したりする場合は、日本の医師に伝えるとき注意でしたね。

アメリカではつわりのしのぎ方は朝クラッカーを食べ、炭酸水を飲むというのが一般的だと書いてあって、医師にも聞いたら全く同じことを言われました。

日本では時々悪阻がひどくて入院になる人もいますが、アメリカではそういうときどうするのか不明でした。あんまりないのかな。入院って、あんまりしないものね、アメリカ。

後つわりの話で特に衝撃だったのは土を食べたい衝動に駆られるつわりがあるとか、エッと思うこともあって、(稀なんでしょうけど)日本では聞いたことがなかったことも知れました(涙)。辛いもの、油っぽいもの、チョコなど食べたくなるCraving(欲するつわり)も知れて面白かったです。

読みながら、私はうどんのつゆづわりなんだなーと。京都風のうどんだけが食べられそうな妙なつわりでした。




2 妊娠中の検診スケジュールやしておくこと・時期が明確に書いてあった

妊娠から出産までの検査のスケジュールは大体日本と同じですが、アメリカは妊娠中でもギリギリまで働く方が多いですから、あんまり「これをするな」「体重の増減がいくらまで」など、厳しいことは言わないようでした。

こちらは本にも書いてなかったと思うし、医師にも指摘されたことがなかったです。個々の体調などで違うと思いますが、アメリカに来てから随分リラックスして生活していたので、日本の妊婦さん向けの本だけを読んでキリッと暮らすのはちょっと精神的にも重すぎてできなかったかと思います。

なので、アメリカで産むとわかっている場合は、日本語の日本の妊娠の情報本はほぼいらないと思いました。

私は日本の本、アメリカの本、両方読んだのだけど、当たり前だけど検診を受けるのも産むのもアメリカなので、アメリカの現場に準拠した情報を最優先で入れるべきで、日本語の本は、(読みやすいけれど)日本で検診やお産をする人のみ視野に入れておけばいいかなと思いました。

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3 女性・男性のあり方も学べた

女性が妊娠すると、当然子の父親である男性のすべきことを堂々と、アメリカの方がオープンに教えてくれると思います。

男性向けのTipsは本にもたくさん書いてあるのだけど(特に後期)妊婦さんの本を男性も一緒に読むのかと言ったら、なかなかそうならないと思います。

で、本の中に「男性も意識を持たせるには両親学級がおすすめ!」という内容が書いてありました。これは良かった。

両親学級の体験談はこちらでたくさん紹介しています。

米国で孤独な妊婦7 両親学級に通った感想と体験談

アメリカで孤独な妊婦 14 両親学級の先生の話




4 新生児ー1歳になるまでの育児情報もある

赤ちゃんのお世話やワクチン、検診のスケジュールなどの情報も後半に記載されていました。この一冊に色々とまとまっているので、何冊も別の本を買わなくていいという安心感がありました。お手軽&妊娠中に読んでおくとその後が楽、と言った教科書的な存在です。

赤ちゃんが生まれると忙しいし、精神的にもかなり迫られ、冷静に本を読んで新しい知識を入れるというのが難しくなりますから、妊娠中にささっと読める、1冊合体型はいいアイデアだと思いました。

まとめ

What To Expect When You Are Expectingの紹介と読んだ感想、実際こっちで妊娠・出産してみての感想でした。一冊あるとかなり安心の本ですので是非オススメします。

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