米国で孤独な妊婦 14 両親学級の先生の話

米国で初妊娠・出産・子育てを体験することになり大変だった話をまとめております当シリーズですが、今回は「やっぱり忘れられない両親学級の先生のインパクトのあったお言葉」を振り返ります。

アメリカで孤独な妊婦 14 両親学級の先生の話

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

以前こちら米国で孤独な妊婦7 両親学級に通った感想と体験談 で書いたアメリカの両親学級について、今となって思い返すと、第三者である先生に夫たちに講義の中で言ってもらってよかったお言葉を振り返ります。

夫がアメリカ人の場合、またその個人の性格や育ち方などで、子育ての参加の仕方などがずいぶん違うかと思いますが、最初が肝心。

特にこの本 アメリカの妊娠・出産本といったらこれ!What To Expect When You Are Expecting紹介  で触れられていたように、子供が生まれる前の両親学級で夫の態度と精神的準備を確認・強化しておくことは第一子の場合特に大事でした。

両親学級に行こうと思ってる方、また、なにそれおいしいの?という方も、是非是非講座をとってみることをお勧めするとともに先生の迫力&権威のある女性を守る言葉をまとめましたので、皆さんも是非旦那さんの耳元で毎日念仏のように唱えてあげてくださいね。



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アメリカでの男女のあり方

日本の育児書を読んでいると「あなたの子でもあるのになぜ女性ばかりがこんなに負担・責任を持たなければならないの?」など女性が堪えるのが当たり前みたいな古い因習が垣間見れることが多々ありました。

しかし、こっちの産婦人科医院では検診のたびに同行した父親には、「女性はホルモンや体の変化で嫌という程母親になる心構えをしいられるが、男性はどうだ?もっと手伝え、手伝いすぎってことはねえ。男性は産みの痛みを全く味わわないんだから、とにかく自覚を持て!」と言われました。

これは私からしたら嬉しかったね。

アメリカって、女性はまだお給料が低め、高学歴になる程苦労してる、など、完全位男女の差がないわけではないのだけど、日本よりはいいのだな、と感じました。

まあ、普段の発言の自由さや、男女の分け隔てのない雰囲気がどこでもあることなんか、日常的に経験しているので、日本とアメリカの「男女のあり方」の違いはすごくある、ってことはわかるのだけど。

周りがそうだと、女性の側も自然と「これは自分でしなくてもいいんだ」「この扱いは不公平だ」などバランスが見えて来ます。考えるようになるよね。これは良かった。

実際、そのくらい言われてちょうどいいくらいだと思う(個人差あり)ので、私はアメリカの「周りの人が父親のお尻をやたら叩く」現象はとても歓迎しました。



アメリカの両親学級の先生が私の目を覚ました

うちの場合夫が仕事柄検診に付き合えたのは1回だったのですが、後期に入ってから2ヶ月間週一で夜両親学級に通いました。

先生は男性がたに

「こんな大きなお腹で床に落ちた物が拾えると思いますか!?」

「…。」

「拾えませんよねえーー!お母さん、拾わなくていいんです!転んで赤ちゃんに何かあったら、後悔してもしきれません!ということで、掃除も男性がやってください!」

私の心の中ではパチパチパチとスタンディングオベーションでした。先生は当たり前のことを言っているのだけど、日本の女性は(まあ、アメリカでもだよね、だから先生が注意事項として言っている。)、家でなにも考えず、こうやって動いてしまう人多いだろうな、と思いを馳せました。

こうやって先生が一言言ってくれたから気づいたけどさ、多分私がいた日本の環境では、これを誰かが言って、旦那さんも「ゴミを拾う動作に秘められた危険性より今は赤ちゃんと妻が大事だ、自分が掃除をしよう!」ってなってくれてる家庭、どんだけいるのかなあ、と。

日本は厳しいからねえ。良い意味でも、悪い意味でも。

この時、私はアメリカのおおらかさって良いな、と思ったね。

なんとも言えない、母国への郷愁と哀愁。

日本で日本人の夫との子育ては、多分、アメリカでアメリカ人夫と子育てと、ずいぶん違うんだろうなと。



アメリカの両親学校の講師のごもっともだけどありがたいお言葉集

↓これを毎日毎日夫の耳元で唱えてくれる人がいたら良いよねえ、と。

「電球を変えるなどの行為!危険ですねえー!絶対やってはダメだし、やらせないでください!電球切れてても死にません!」

「お風呂掃除!お腹が大きくてできると思いますか?できません!しないでください!何かあったらどうするんですか!?」

「寝る前!お母さんは体の変化で疲れ切っています!こんなに重いものを一日中運んでいるんですよ!一日中です!さらに毎日重くなる!!マッサージしましょう!」

「椅子に座ったら、こんな大きなお腹で立ち上がれると思いますか!?助けるのが当たり前です!」

など、先生は毎週毎週男性陣に言ってくれました。

まとめ

当たり前のことではあるはずなんだけど、男性も、経験がなければ、気づかない。

今妊娠中で、こういう第三者の言葉が旦那さんに必要だと感じる方は、是非両親学級に通うことをお勧めします。見つけ方やもっと細かい体験談はこちら。

米国で孤独な妊婦7 両親学級に通った感想と体験談

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