PBSは日本でいうNHKのようなチャンネルですが、子供向けの教育番組がたくさん放映されています。
日本でもおなじみの「おさるのジョージ」や「クリフォード」など、PBSにはNHK教育でも放送された児童図書を基にしたアニメーションから大人も目からウロコの道徳番組がいっぱい!
PBSキッズの番組22作品のそれぞれの特徴、対象年齢、オススメ度などをがっつり紹介します!
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子供に見せるものがないときはとりあえずPBSを見せておけば間違いない
アメリカのテレビ番組は、まずチャンネル数が多いこと、そして番組数も多いですね。
ケーブルなどでは昔のものから最近のものまで、カオス状態で見ることができます。
最近はアメリカのYouTubeでは各番組の制作元がライブ配信をしたりと、テレビでないと見られない、という制約は薄れてきましたしね。
しかしながら、すべての子供向け番組が現在の教育・モラルに即しているかというと、古い番組ほど少々現在のしつけの感覚や学校でのルールとずれている感が否めないときがあります。
何を見せるか選んでいる暇もエネルギーもないときは、とりあえずオンラインでも地上波でも、無難なPBSを見せておけば安心です。
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PBSのアニメのここがすごい!
PBSの子供番組がすごいのは、乳幼児から12、3歳くらいまでを対象とした作品が色々な切り口から用意されていることです。
道徳・生活的なもの、ことば、算数、健康、科学など、バランスよく網羅しているし、キャラクターでお金を儲ける会社とは路線が違って、内容に重点が置かれていますね。
激しい笑いとか展開はないけれど、健全で無難、という言葉がふさわしいんではないでしょうか。
安全第一!
PBSのアニメには主に
- PBSオリジナルの作品
- もともと児童図書でおなじみの作品
があります。
セサミストリートやマペットなどで日本でもおなじみのジム・ヘンソンの制作会社や、アメリカのカートゥーン界では有名なアーティストなどを起用した番組も多く、チャンネルが全体的に大変良い作品が多くなっているのも特徴です。
PBSの独自シリーズ
セサミ・ストリート
日本でも昔は英語の教育番組として英語音声を日本語字幕で放送していた時期があったんですが、最近はそうではなくなってしまって久しいですね。
アルファベット、数、道徳などが「セサミストリート」というニューヨークのとあるコミュニティの登場人物たちを通して学べる番組です。私が見ていた30うん年前の形態とは様変わりしていてとても近代的になっていますが、有名ゲストが登場したり、歌やアートも楽しめる長寿番組です。
おなじみのキャラクターから最近の社会問題まで
エルモやクッキーモンスター、ビッグバードなどおなじみのキャラクターが登場。
ジム・ヘンソンのパペットには、貧困、自閉症などを抱えた設定のキャラクターも含まれていて、子供、大人に現実を考える機会を与えてくれるエピソードも多くあります。
さらに親として注目したいのは、現在のアメリカでの人の道徳教育ですね。セサミストリート始めPBSの番組では、子供に自分の意見を言わせる、親は子供に理路整然と現実を説明する、困難や理解がしづらいことも大人のサポートのもと子供は乗り越える、などの「アメリカのしつけ」が垣間見れるときがあります。
子供は面白そうに見ていても、親にとってはかなりシリアスな学びの教材になるときが多いです!
対象年齢は乳児から小学生くらいまで。
ジャンル:言葉、道徳
オススメ度 ☆☆☆☆☆
アーサー
アーサーは架空の街に住む、平均的なアメリカの男の子。健康である事の喜びや、病気になってしまった時はどう受け入れるか、周りはどうサポートできるかなどを扱っています。
健康に関するデリケートな問題を堂々と教えてくれる
この作品のすごいところは発達障害、自閉症や糖尿病、喘息、そしてガンなどの心や体の病気、不具合などとどう向き合うかを物語に取り入れているところ。
日本だとデリケートな題材を扱うと、本来の「子供へ乗り越え方を教えたい」という部分は無視され、「テレビで子供に見せるのは如何なものか」などと言われそうです。
こういう作品を作って放送できるところにアメリカの強さが垣間見れますね。見るか見ないかは勝手だからね。
図書館に行けば、子供向け図書としてたくさんシリーズが出ているので、そちらもどうぞ!
この番組はザ・シンプソンズに並んでアメリカで二番目に長く続いているテレビアニメーションです。今年で22年目!すごいですね!全シーズンを通して有名人が登場するのでも有名です。
ちなみにサザエさんは2019年でテレビ放送50周年で世界最長!ギネス認定だそうです。んがくっく。
小学低学年から高学年までなら楽しく視聴できそうです。就学前のお子さんには難しいかもしれません。
ジャンル;道徳、健康
オススメ度 ☆☆☆☆
サイバーチェイス
仲良し3人組の少年少女がサイバースペースで悪者と戦うSFアドベンチャー。
電脳世界で子供たちが活躍
悪役の声の出演はバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクでおなじみのクリストファー・ロイドです。話し方がドラマティックですよ!
ちなみに以前も書きましたが、筆者の初恋の映画キャラクターはドクですな。善人のマッドサイエンティストというとぼけた感じがたまらなかったね。(全く要らない情報)
お話の展開がちょっと難しいので小学低学年から高学年向けの印象があります。
絵がカートゥーンネットワークの大御所さんのキャラクターデザインなので、既視感がある方もいらっしゃるかもしれません。カウ・アンド・チキンなどの作家さん。
ジャンル:友情、SF
オススメ度 ☆☆☆
ダイナソー・トレイン
ダイナソー・トレインは恐竜たちが主役のCGアニメーション。様々な古代の時代を行き来できる機関車(タイムマシン)に乗って、主人公の恐竜たちが冒険をします。
恐竜博士になれる&家族や友達との問題も
いろいろな種類の恐竜が登場し、豆知識がいっぱい出てきます。また、友達との付き合い方などもストーリーを通して学べます。
主人公はティラノサウルスの男の子なんだけど、たまたま卵がプテラノドンの巣の中で生まれたことで、血は繋がっていないけれど、自然とプテラノドンの家族へ。
様々な家族の形がある世の中で、子供達にそっと寄り添ってくれる設定がいいですね。製作はジム・ヘンソン・カンパニー。
エピソードの終わりに必ず本物の学者さんが登場し、恐竜の豆知識を公開してくれます。ちびっこ恐竜博士はロマンを感じることでしょう。(笑)
2、3歳から小学低学年まで楽しめそうです。
ジャンル:家族、友達、恐竜マニアック知識
オススメ度 ☆☆☆☆☆
うちの子は2、3歳の間かなりハマって毎日見ていました。