大変だけど学ぶことが多いアメリカでの妊娠出産
日本から国際結婚などを通してアメリカに住み、妊娠、出産をする方は皆さん似た境遇だと思います。
このように私の場合は知り合いに日本人でお産を経験した方もいなかったので、インターネット上の体験談を読むことができなかったら、里帰りも子供の出生届の手続きあれこれも早くから理解しておくことができなかったかと思います。
特に私のように国際結婚カップルの場合、自分の母国の手続き関連の知識などは一生付きまといますので、逃げられません。
夫に任せっきりでももし夫が万が一死んだら頼れませんし、自分の子供のためでもありますので、自ら理解して知っておく必要はあります。
最初は嫌ですが調べ始めるとだんだんわかってきて億劫だったのが楽になりますので、早めに、早めに。頑張ろう、海外で暮らす日本の妊婦さん、お母さん!
4月になったら眠気は治まってきて今度は妙な食べつわりに…
食欲の方は4月に入ると少しずつ食べたい気持ちが増してきました。
しかし、何か食べれればいいや、という感じではなく「今はだしの風味が効いた透き通ったお汁の関西風うどんが猛烈に食べたい」、とかなり食べたいものが限定されているのです。
うどんづわり勃発
なんだこの現象。他に食べたいと思うようになったものは、お寿司、お味噌汁、すまし汁、鰹節を乗せたご飯、筍の煮物、ウドの煮物など、「だしの旨味とさっぱり系」に限定されていました。
お寿司は体調が回復したとしても鮮度が良くなければ食べられませんし、行ける範囲内でそんなものを扱っているお店はありません。
当時住んでいたオハイオの街には、ウドや筍はもちろん、カツオだしを売っているスーパーはほとんどありません。体がものすごくうどんを要求しているんですが、実際作ろうとするとこれがまた次の苦難でした。
食べ育った和食が食べたくてしょうがなかった
家で日中研究している高齢の義理の父に高速道路で1時間半先の食材店に乗せて行ってとも言えません。しかも義理の母は午後仕事から帰って来てから夕飯の準備があります。
その時に私は今日はうどんが食べたい、と彼女の夕飯の準備の妨げもしたくありませんでした。
1ヶ月間散々食べ物を用意しておいてくれたのに私は一切食べなかったので、今度また私の食べたいもののために、バカみたいなわがままは通したくなかったのです。
旦那は土曜も夕方まで働いているので、日曜に鰹節とうどんのために遠くへ連れて行ってくれとも、一人前$50は軽くかかる天然記念物的な本格和風の遠い寿司屋に連れて行ってくれとも言えませんでした。
わたしは妊婦なんだから、という理由もつけ加えたくないし、もう寝たきり状態であることでわがままを通しているし。
それに一回レストランで寿司を食べたからと言って、この異常な欲求は治るものではないだろう、と自分で先が見えていました。
オハイオ州のお魚事情や日本食材の入手のお話についてはこちらですー