こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。在米アメリカ文化ライターのキョウコです。
先日お伝えした「アメリカの祝祭日」の記事が大変な好評をいただきました。ありがとうございます！今回は、全米のState Holidayのうち、ニュージャージー州の制定する休日をご紹介しますので、興味のある方はぜひ読んでね。
ニュージャージー州のState Holiday（州の定める祝祭日）とはなんだろな
アメリカ全土がお休みの国民の休日はFederal Holidayと呼ばれ、さらに各州に独自に制定されている祝祭日はState Holidayと呼ばれています。
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ニュージャージー州ではどんなState Holidayがあるのかご紹介します！
ニュージャージー州の祝祭日リスト
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New Year’s Dayー１月１日
はい、Federal でも認められている通りの元日です。お休みではありますが、クリスマス休暇の最終日ということもあり、次の日１月２日は出勤、ということで、思い切りぐったりモードが漂う感じですね。
Martin Luther King Day ー１月第3月曜
これもFederalで認められている休日で、マーティン・ルーサー・キング牧師の誕生日です。
Presidents Day ー２月第3月曜
Federal で制定されている「ジョージ・ワシントンの日」と同じ日にちですが、ニュージャージー州では「大統領の日」という名前で制定されています。
国レベルでは「ジョージ・ワシントンの日」なのに、ほかのいくつかの州では「大統領の日」と改名されています。この辺が面白いですねー。
Good Friday (年によって異なる日ー２０１９年の場合は４月１９日)
これまでFederalで決められているお休みは全部NJでもおやすみでしたが、NJではさらに一個追加です。
Good FridayはFederal では制定されていない祝日で、NJ州が祝日として定めています。さて、グッドフライデーとはなんぞや、なんですが、
聖金曜日は、キリスト教用語で、復活祭前の金曜日のこと。「受難日」、「受苦日」などとも呼ばれる。正教会では「聖大金曜日」と呼ばれる。イエス・キリストの受難と死を記念する日。 福音書の記述をもとにイエスの受難を思い起こす特別な典礼や祈りが行われることが多い。 ウィキペディア
だそうです。
おもいっきり宗教と関連があるから連邦の方では除いてあるのかな。（だったらクリスマスは宗教ではないのかということになりますけれど）
Memorial Dayー５月第4月曜
メモリアルデーもFederalで認められている、「戦没者」の日です。戦没者に敬意と感謝を表す日ですが、私のご近所では古い墓地でイベントが開催されたりします。
この日が近づくと、地元のボランティアの団体などが墓地の墓石の周りに小さなアメリカ国旗を捧げたり、国旗を目にすることが非常に増えますね。
今の所、NJは国の決めるお休みプラス１でお休みです。果たして一年のうちでNJの祝日は幾つになるのでしょうか。（笑）
Independence Day ー７月４日
７月４日はアメリカ独立記念日です。何曜日であろうとお休みです。当然NJもお休みです。
独立記念日はアメリカ最大の祝日の一つですが、ニュージャージーではカウンティごとに大きな花火大会＆お祭りがあって、隣同士のカウンティは微妙に日時をずらして開催するので、うまくいくと２、３日連続で違う場所の花火を見ることができます。
そしてえらいごった返す帰りの駐車場。大渋滞に巻き込まれ、帰宅が深夜になるという二次災害的な場合も多々あります。（汗）
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Labor Dayー９月第一月曜
レイバーデーは子供がいるご家庭の場合、学校は夏休み終盤に差し掛かり、結構精神的に慌ただしいと思います。
独立記念日の大セールの後、夏物の処分を兼ねたかの印象を持つレイバーデーセールが開催され、コマーシャルなどで盛んに「レイバーデーセェール！」と叫ぶのが聞こえたりします。
アメリカは第セールになる時期がたくさんあるけど、本当にセール大好きだよね。
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Columbus Dayー１０月第二月曜
前回の記事でも述べたのですが、最近アメリカではクリストファー・コロンブスの史実に基づく「残虐非道さ」が問題となり、「休日と制定されているにも関わらず実際は学校も職場も通常通りある」という、幽霊ホリデー扱いとなっております。
一応まだNJでも休日として定められているみたいだけど、娘の学校も旦那の職場も休むことなく、みなさん普通に、疑問を持たず、また、学校でも「今日はコロンブスの日である」といことさえ言わずに、何もなく過ぎたようです。
これは面白い現象だと思う。制定されていながらも休みではない。ガン無視！
コロンブスさん、残念！（笑）
Election Day−１１月第一月曜の次の火曜
これは、お休みになる日とならない日があります。選挙がある年に現れる、幽霊ホリデー２ですね。２０１８年は学校も職場もお休みになりません。なぜなら大統領選挙がないから。でも選挙（中間選挙）はあります。ニュージャージーではおそらく、４年に一度の大統領選挙の時しかお休みにはならないのかもね。
とりあえず娘の学校のカレンダーには載っていないので、今年はなしということですね。（笑）大統領選挙があるとし、なので、オリンピックと閏年のようなもんです。
Veterans Day−１１月１１日
この日は日付が決まっていて「１１月１１日」はベテランズデー（復員軍人の日、退役軍人の日）、とされています。２０１８年の１１月１１日はちょうど日曜日ですが、根性で祝うために月曜を振替休日にするのかというと、なりませんねえ。
残念！
しかしながら、１１月は後半にサンクスギビングという日本でいうお盆の帰省ラッシュが待ち構えていますので、そちらの大型連休があるがために、１１月上旬にあまりやたらめったらと休んでいられないという理由があります。
Thanksgiving−１１月第４木曜
サンクスギビングは実家に帰省して家族でご馳走を囲み、とにかく感謝しまくって心豊かに集う日ですが、毎年第四木曜と決まっているおかげで予定も立てやすく、学校などは１１月の第４水、木、金、と絶対にお休みになります。
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そして、土日もお休みですから５連休です。日本でいうゴールデンウィーク規模ですよね。当然ながら、帰省のためのフライトの値段は高くなり、各地の観光地のホテルなどもハイシーズン扱いとなります。
そして、ハイシーズン扱いはほとんど勢いが衰えず、クリスマス、年末と突入していきます。このホリデー作戦を考えついた政府の人は本気でアメリカの消費文化＆経済の活性化を考えたんだろうと感心してしまいます。
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Christmas Day １２月２５日
クリスマスは学校、会社がお休みだけではなく、お店も銀行もお休みで、営業しているのは交通機関と病院くらいかもしれません。ですので、アメリカではクリスマスに代表されるような大規模祝日の前に色々な用事を済ませておいて、休暇を迎えます。
仮に、日本からクリスマスでアメリカの住宅地に滞在する方がいるとすれば、町の静けさにびっくりされるかもしれません。商業地は軒並み電気が消えていたり、お店も早く閉まるか、営業しないかなので、そもそも多くのアメリカ人は１２月２５日に街に繰り出そうとは発想がありません。（ニューヨークなど観光地の繁華街は別です。）
特に食料品買いだめの規模は日本の住宅事情ではなかなかいかない量をためらいもなく買っているように見受けられます。
というのも、冷蔵庫、冷凍庫はとても大きく、さらに食べ盛りの子供達などがいる家では地下室などにもう一台冷凍庫があったり、大きなパントリーがあったりするので、保存食や冷凍食品を始め、食物に関する危機管理はアメリカはかなりすごいです。（笑）
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意外と少ないニュージャージーでの「お休み」の日！
ニュージャージー州で州で定められた祝祭日は１２日もあるにも関わらず、そのうちコロンバスデー、NJでは制定はされているものの、実質休みにはならない扱い（笑）、さらにエレクションデー、ベテランズデーは今年はエクストラのお休みにはならないというちょっと損した感がありますね。
そして気づいたのが、県民の日みたいに、ニュージャージーの日っていうのがないのね。
あっ、ニュージャージーは、まあ独立１３州だからそもそもそんなものを期待するのが馬鹿でしたね。はい。
しかしながら、サンクスギビングとクリスマスの冬休みは５日間、そして１０日間となるので、日本の冬休み＆１１月初旬の連休などを足した分とまあ、トントンという感じですかね。
子供の場合、夏休みがとても長いので実質一年のうち学校に行っている日数が日本よりは少ないのが私は親としてとても気になるんですけどね！（涙）
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はニュージャージー州の「州の定めるお休み」についてお伝えしました。ちょっとでもニュージャージーの一般庶民の生活の雰囲気が届きましたら（誰得なの）嬉しいです。
